御礼参拝―Maturan di Pura

最近は、バリへ行くたびに、プリアタンにあるグヌン・サリ寺院にバンタン(お供え物)を持ってお参りに行き、ティルト(聖水)をいただいて来ることにしている。このお寺は芸能の神様として有名で、バリの人たちもよくお参りに行くそうだ。例えば新しい曲を習い始める時に、早く上手になりますようにとバンタンを持ってお祈りに行き、ティルトをいただいてきて、そのティルトを頭に振りかけてから練習すると早く上手くなれるそうだ。そして舞台に立つことができたら、オダラン(お祭り)の時、お礼にトゥドゥン(傘)を奉納するそうだ。

私は今まで何度もここの神様にお願いごとばかりしていて、おかげさまでさまざまな舞台を経験することができたし、今までガムランを続けてこられたわけで、私もお礼参りをしなくっちゃと、ここ数年ずうっと気にかかっていた。けれどもトゥドゥンを奉納するのはやっぱりオダランの時がいいと言われ、なかなかその時期にバリへ行けないでいた。

そして、とうとう、グヌン・サリ寺院のオダランの時期(2004年5月18~20日)に合わせてバリへ行き、トゥドゥン1組を奉納して来ることができたので、ちょっとほっとしている。もちろん、またしっかりお願いごともしてきた「山口でも仲間が増え、これからもガムランが続けられますように!またバリに来て勉強できますように!」

今回グヌン・サリ寺院でいただいたティルトも、アクア(ミネラル・ウォーター)のペットボトルに入れて持ち帰り、現在うちの冷蔵庫で小分けにして冷凍保存されている。

傘奉納