島案内

▲ 牛島八幡宮
 室町時代中期、大島郡小松町志駄岸八幡宮の神霊を勧請し、天文18年(1549年)社を建立。昔、たびたび島に妖怪が出て島民にいたずらをするので、人々が申し合わせ、牛島の鎮守神としたとされています。

▲ 牛島診療所
 牛島唯一の医療機関であり、島民の重要な生活の拠点となっています。

▲ 牛島出張所・牛島コミュニティーセンター
 牛島出張所では、住民票や印鑑証明書などの受付を行っており、本土との連絡網の役割を果たしています。
 牛島コミュニティーセンター2階には、初代「牛島丸」、二代目「うしま」の備品類が展示されており、これまでの牛島海運の軌跡をたどることができます。  

展示品…船名展示板、操舵輪、羅針盤、救命浮輪、発炎筒、号鐘、
    電気船灯舷灯、気圧計、大漁旗、船の模型、写真など

▲ 牛島憩いの家デイサービスセンター
 通所の老人デイサービスセンター。自立した生活の援助、心身機能の向上などの介護サービスを提供しており、高齢化の進んだ島民の生活の支えとなっています。

▲平茂(ひらも)海岸
 旧牛島小中学校から奥へ、鳥のさえずりを聞きながら山道を歩くこと30分、全長約900mの海岸「平茂海岸」にたどり着きます。
 北東の対岸に長島をはじめとする瀬戸内海の島々を見渡すことができ絶景!
 きらきらした海とさわやかな風は山道を歩いてきた疲れを忘れさせてくれます。

▲ 藤田・西崎の波止
  (日本土木学会選奨土木遺産)(未来に残したい漁業漁村の歴史文化遺産百選)
 牛島の防波堤は、漁業で栄えた明治から昭和初期まで、土地所有者や利用者が私費を投じて石組みで築いたものがほとんど。今でも一部が当時のままの姿で保存されています。
 2004年に「日本土木学会選奨土木遺産」、2006年に「未来に残したい漁業漁村の歴史文化遺産百選」に選ばれました。
 ・西崎の波止…1887年完成  
 ・藤田の波止…1892年完成

▲ カラスバト(国指定天然記念物)
 ハト科の鳥で、成長は体長40cmにも達する国内に生息する最大のハトです。全身光沢のある黒色をしており、特に首から肩にかけては深緑色に輝く羽毛があります。よく茂った常緑広葉樹に生息し、単独か数羽から10数羽の小群で生活しています。
 地上または樹上で採餌し、主な餌はヤブツバキ、スダジイなどの硬い殻に包まれた木の実や、タブノキ、ヤブニッケイなどの果肉のある木の実です。  
 主な生息地は小笠原や沖縄で、瀬戸内海では牛島で初めて生息が確認されました。

 

▲ モクゲンジ(県指定自然記念物・県指定天然記念物)
 ムクロジ科の落葉小高木で、高さ3~10mになります。6月中旬から7月初旬にかけてたくさんの黄色い花を咲かせます。
 後に三角形状卵形のさく果になり、種子は数珠に利用されます。中国や朝鮮を中心に分布していますが、国内では大変珍しいものです。

▲ イブキビャクシン(ひかり名木百選)
 ヒノキ科の植物。病気や虫害がなく、根が掘れて倒れることもなく、寿命が非常に長いと言う特徴があります。
 また、木全体が旋回する性質を持っており、牛島のこの木は左巻きに大きく旋回し、しぼ(凹部)もよく発達しており、自然の芸術品と評されています。