島田川洪水対策


 

四浦順一郎の提案――三月議会をふりかえって

 島田川の洪水対策をすすめよう

ダム管理、土砂の堆積にメスを入れよう

 昨年八月三〇日の台風十六号は、一時間あたり最高四十八ミリ、総雨量二百三ミリで、島田川周辺に甚大な水害と危機をもたらしました。異常気象の中でこうした危険な状態がくりかえし起こる可能性が高いことから、抜本的な対策が求められます。日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員は、三月議会一般質問で、中山川ダムの治水管理の見直しと、下流域に堆積した土砂の浚渫(しゅんせつ)の促進という二つの提案を行ない、市は、予算の確保や事業化について県に要望すると答弁しました。

台風十六号襲来時

各地で危険水位を上回る

  島田川は、台風十六号襲来時、下林観測地で危険水位の三・六mをはるかに上回る四・八mに達しました。千歳橋周辺では堤防の市道すれすれに、和田川や虹川も同様の水位となりました。小周防の千田郷は水没し、三井地域を中心にたくさんの避難者が出ました。

提案1 土砂の浚渫で、川の流れを正すことが求められています

島田川の上流域では川底がえぐられて深くなり、下流域では右の写真のように土砂が堆積しており、島田7丁目付近では、広大な洲に柳の木が林立しています。

提案2 洪水対策のために、中山川ダム操作規則を見直す必要があります

中山川ダムの貯水位は、台風16号襲来時には98(海抜)で満水になっていましたので、ダムが洪水対策の役割を充分に果していません。最近の気象情報はよく当るので、23日前から放流管のバブルを開けて貯水位を下げておけば、集中豪雨があっても、ダムの放流をゼロにすることができます。仮にダムの貯水位を許容下限の82.2mにしておけば、460万トンも貯水(千田郷の遊水池の20倍余)することができます。

 県営中山川ダム操作規則を見直し、治水・洪水対策の役割を果すということが、第2の提案です。

やります、二つの提案

四浦順一郎

二つの提案に対し、市は、管理責任の県に要望すると約束しました。市民のみなさんと力を合わせて二つの提案を必ずやりとげます。

 なお、くらしや福祉などに関する相談を何なりと四浦までお寄せください。

  п@七一―三〇九七

光民報 号外  20054


6月県議会、島田川水害対策で一歩前進

 河川浚渫に低予算化決まる

三度連続して島田川流域に被害

堆積土砂の有効活用で河川機能回復へ

七月一日、かねがねお願いしていた小中進県議会議員から島田川の水害対策について朗報が届きました。異常気象の中で、一昨年の台風十六号、昨年七月の大雨、台風十四号と連続して島田川が各地で氾濫し、民家や農作物に被害が出ています。今年も梅雨の豪雨で「あわや洪水」という事態がすでに起こっています。台風シーズンを目前にして対策を急ぐことが求められますが、対策の一つとして島田川に溜まった大量の土砂の浚渫(除去)は急務です。この課題で管理者である県は、昨年度から立野や小周防などで浚渫をすすめていますが、堆積総量からみると、まだまだこれからです。しかも川下・川口に堆積した土砂は手つかずのままになっています。

市民の願いが県議会と県を動かす

光市議会ではK議員が「浚渫に砂利業者を参加させ、格安予算の浚渫を」と提案しました。この全国的にはすでに実施されている提案を島田川でも軌道にのせるために、私は、県周南土木建築事務所や県河川課などと話し合い、そして六月の県議会の土木建築委員会でとりあげてもらった結果、砂利業者が浚渫入札に参加できる道が開かれるという朗報が届いた訳です。従来は、浚渫した土砂を残土処理していましたが、公募に砂利業者が参入できるようになったことから、建設資材への有効利用とともに、浚渫予算の大幅削減で、市民の願いが実った結果となりました。

島田川は病んでいる

  島田川流域に繰り返し水害が起こっているのは、異常気象の影響だけではありません。流域の乱開発によって、保水力が低下しており、大雨で川の水嵩が急速に上がっています。

被害と危険地域は広範囲に

  一昨年、昨年と浸水被害をうけた地域は、小周防、上岩田、浅原、上島田、三井、浅江などです。支流や排水路の水面が道路の高さまできた箇所は、浅江1丁目・花園、和田・宮ノ下、今桝などです。私は、島田川流域調査や報告活動を繰り返し、市民のみなさんと一緒に水害対策に取組んできました。

島田川水害対策は総合的に

  水害対策は他にも、支流や排水路に島田川からの逆流を防ぐために水門設備が必要な箇所があり、水門がある箇所でも支流の雨水を汲み出すための大型ポンプ設備が必要です。また、氾濫が繰り返し起こっている箇所の河川改修を急ぎ、遊水地の設置や、中山川ダム操作規則の見直しも求められます。

柳井市では昨年7月の豪雨で市街地の家屋8百戸が水に浸かり、排水路への2台目のポンプ設備がすすんでいます。光市でも大災害が起こってからあわててではいただけません。河川の生態系に配慮しながら、引続き対策が必要です。      (四浦順一郎)

光民報20068月号外

島田川の洪水対策は欠かせない 
三月議会で一般会計予算に四浦議員が反対討論から

 4年前、5年前の台風や梅雨の暴風雨によって市内各地に大きな被害をもたらしました。室積の栽培漁業センター水槽が吹き飛び、付近の民家を直撃したことは記憶に新しいところです。平成169月の台風16号は、島田川が増水し、流域の各地で危険水位を大きく上回り、床上浸水、床下浸水などの被害も出ました。1時間半に及ぶ施政方針で、こうした島田川洪水対策について一言もふれていないことは驚きです。「備えあれば憂いなし」姿勢の欠落です。

 なかでも、河口水門に大型ポンプを設置していないために、浅江5丁目、2丁目は水害にみまわれています。新年度の予算案ではこの浸水対策として業務委託料50万円が計上されていますが、これは九州の業者から大型ポンプを臨時に借り上げる予算だということでした。

こんにちは 四浦順一郎です  2009430