くらしと福祉


市民要求実現めざして全力
   02年六月議会をふりかえって・日本共産党光市議・ようら四浦順一郎

 四月の光市議選で日本共産党光市委員会は、光市政が介護保険の問題や公共料金の値上げラッシュにみられるように、市民に対して「冷たい市政」に変質していると分析しました。そして、くらしや福祉、子育て支援や雇用の確保などの公約をかかげて市議選をたたかい、二議席に前進させていただきました。六月議会の報告は、一般質問が終った直後から四回にわたって大要を本民報に載せ「しんぶん赤旗」日刊紙、日曜版に折り込んでまいりました。今号は、その初議会の特徴と四浦の感想について報告します。

大型公共事業の陰で泣く
市民のくらし福祉、教育

  光市では十億、二十億、五十億円という身の丈に合わない大型公共事業ラッシュになっています。その一方で市民の切実な要求については「予算がない」「財政健全化計画にもとづく歳出の削減で」などと言い背を向けています。

手間かかる事業は後回し
  光市の公共事業計画のなかでも瀬戸風線建設や三島橋架け替えは、他に代用すべき路線や橋はなく最優先しなければならない事業です。またムダ使いの象徴である光地域広域水道事業は、中止のプログラムをもつべきです。ところが困難があると意欲的になるどころか取り組みが消極的になり、問題点を直視しないという体質があります。そして事業完成をますます遠のかせていることが六月議会で浮き彫りになりました。事業推進の順位は、障害要因があるかないかではなく、市民の要求と目線ではかられるべきです。

くらし福祉優先市政へ一歩
  こうした状況下でも日本共産党は、市議選の公約実現の立場にたって六月議会や日常活動で市民要求の実現めざして努力しました。その結果、U字側溝の改良工事については虹ヶ丘や岩狩などで予算規模が大きくなり、瀬戸風線については今年度県予算が一億円とはじめて億の桁で用地買収を主体とする予算がつきました。引続き市民のみなさんと力を合わせてがんばります。

光民報 02年7月18日


介護保険料金の減免を   (02年9月議会一般質問)
  六月議会で私は、周南四市のうち光市を除く三市では、三月議会において利用料の軽減を実施していることを紹介し、光市でも独自の施策を求めました。これに対して大久保福祉保健部長の答弁は「総合的に検討する中で、市民の皆様のご理解が得られる方向性を探ってまいりたい」というものでした。その後の進捗状況をお示しください。
大久保福祉保健部長答弁
  住民税世帯非課税の方のうち「特に生計が困難な方」で、社会福祉法人が提供する介護サービスの利用者負担を二分の一に減免にします。これは十月からの実施で、本軽減の対象者は、推定で六〇名程度です。
光民報 02年10月3日


市民のくらしや通勤、交流を重視する市政に
        九月議会・日本共産党ようら四浦順一郎議員の一般質問
 四浦議員は、初議会の六月議会では市民のくらしと福祉第一の市政求めて一般質問を行ないました。そしてこれを言いっぱなしにするのではなく、九月議会でも六月議会の懸案六項目をとりあげ、より深めて議論しました。その六項目のうち五つがくらしや福祉の市民要求です。今回は虹ヶ丘から下松方面にぬける道路である瀬戸風線とぐるりんバス、U字側溝の一般質問について紹介します。

瀬戸風線の早期着工を
  瀬戸風線に関する今年度の県予算は用地買収を主とした一億円となっています。六月議会以降、事業主体の県徳山土木建築事務所との協議はどうすすんでいますか。また用地買収の到達率はいくらになっていますか。
建設部長答弁
  現在まで全事業用地面積に対し、約二十三パーセントの用地を取得しています。今年度の事業予算として一億円が計上されており、用地取得に向け鋭意努めています。
ぐるりんバスの増便を
  主要な生活路線であるぐるりんバスの増便と岩狩乗り入れのために次のことをお伺いします。
  ①昨年八月の総務省通達によりJR百パーセント出資の子会社である西日本バスネットサービス(株)に光市から補助金を出すことが可能になった訳ですが、昨年から今日まで会社とどのような協議をしてきましたか。また会社の意向はどのようなものですか。
  ②六月議会における久保経済 部長の答弁は「様々な角度から検討したい」ということでしたが、検討結果をお聞かせいただきたいと思います。
経済部長答弁
西日本バスネットサービス(株)から運行にかかる経費補助が必要であるとの要請を受け、市としては路線の拡大・延長や増便などについて会社に要請していますが、今までのところ進捗をみていません。

過去の答弁と矛盾
  四浦議員は、第二質問ならびにその後の常任委員会で次のように執行部答弁の矛盾を指摘しました。
  平成十一年九月議会の経済部長答弁は「自治省財務局長通達に抵触する恐れがあるため、現状では財政支援が困難」と述べ、また平成十二年三月議会の経済部長答弁も「JRの百パーセント出資会社になれば国の指導に抵触するため市としての支援を見出せない状況になった次第」などと繰り返し述べています。規制が解除された今日ではまず財政支援を行ない、路線の増便と延長の道を開くべきではありませんか

U字側溝の改良を求める
  U字側溝の改良について、昨年度までの改良実績と改良率、ならびに今年度の実施状況、そして来年度からの目標をお示しください。
建設部長答弁
  整備を必要とする主な場所は、虹ヶ丘、岩狩、丸山団地、新幸町、山田団地、紺屋浴など多くの箇所を予定しています。側溝の改良実績は十二年度千七百、十三年度八百五十メートルでした。本年度は、十八事業の整備事業として延長約千八百メートルを予定し、工事を発注しています。
傷みがひどいU字側溝
  四浦議員は第二質問で、日本共産党が行なった虹ヶ丘団地のU字側溝アンケートで「正常である」はわずか二十八%で傷みのひどさを示し、予算の大幅増を求めました。
光民報 02年10月17日


 生活に密着した政治を
    十二月光市議会・四浦順一郎議員の一般質問
 十二月光市議会の一般質問は、九日、十日に行なわれ、四浦議員の一般質問は九日の四番目でした。四浦議員は冒頭、末岡市長の政治姿勢を質しました。市長選挙後、市長は「生活に密着した政治をやっていく」とくり返し述べているが、その具体化を求めました。

問われる市長の政治姿勢
 今回の市長選挙で三選を果した末岡市長は、当選祝賀会のあいさつで「今回の選挙の争点は合併をめぐる枠組みであったかも知れないが、どこへ行っても下水道、介護保険、側溝などの話を聞いた」また報道陣のインタビューにこたえて「生活者の目線で考え、生活に密着した政治をやっていく」と述べています。さらに、十二月議会の所信表明で「今後の町づくりは、安全で安心して暮らすことができる生活空間に視点を置いた人間性重視の考え方がより重要」と強調されました。この姿勢は大歓迎なのですが、それは具体的にどういうことなのか、従来の反省点があればそれにもふれて、今後の決意と展望についてお話しください。とくに、来年度の予算編成に向けて「生活に密着した政治を」という決意をどう生かすか見解を明らかにしてください。

市長答弁  生活者優先に努める
 今後は、合併問題をはじめとして諸施策の推進にあたっては、これまで以上に「生活者優先」「市民の目線で」という政治信条を置いた市政運営に努めてまいります。来年度の予算編成にあたっては、市民ニーズに的確に対応し、全ての事業をゼロから見直すなど四つの視点に立って予算編成を行ないます。

トイレの臭いが部屋に
  四浦議員は、第二質問で、東領家市営住宅の住民要求についてとりあげました。トイレの臭気抜き煙突の構造が悪く、部屋の窓を開けると臭いが入ってくるもので(左記アンケート参照)、こんな要求に目配りする市政を求めました。

東領家市営住宅自治会アンケート結果
 住宅アンケートには15人の方からご協力をいただきました。その結果は下記の通りです。

一 押入れの湿気について
   湿気がひどい 9(軒)   湿気はひどくない 4
二 窓を開けるとトイレのにおいが部屋に入ってきますか
   においが入ってくる 13   においは入ってこない 2
三 お宅はトイレ用の換気扇をつけていますか
   換気扇をつけている 11   換気扇をつけていない 2
四 サッシでない窓の開閉はいかがですか
   開け閉めが困難 9   開け閉めは普通 4
五 風呂場の雨漏りなどはありませんか
   雨漏りがある 2  側面がいたんでいる 5  正常である 5


子育て支援拡充で、いきいき町づくりを
   03年三月光市議会・四浦順一郎議員の一般質問

小学生の虫歯予防で、光市はすばらしい実績

   少し古い話になり、すでにご承知の方もおられるでしょうが、平成十一年二月十四日に光市歯科医師会五〇周年記念講演が行なわれました。最近私はこの資料をみる機会があり感激しました。WHOが一九八一年の総会で発した「二〇〇〇年までに十二歳児の永久歯平均虫歯数を三歯以下にする」という目標を光市は早い時期に到達していたばかりでなく、資料では世界的比較でトップクラスに位置しています。これは、市内全小学校における一九七〇年代からフッ素洗口法の導入で、光市歯科医師会が先進的役割を果し、行政と小学校が協力して得られた成果です。とりわけ県下の市町村の役所・役場に歯科衛生士がたった三人しかいませんが、そのうちの一人が光市にいて大きな役割をはたしています。
  ご承知のように、八〇歳で自分の歯を二〇本持つという「八〇・二〇運動」が全国的に提唱されていますが、虫歯に対して幼児・学童時期から効果的な予防をすすめることが欠かせません。そこでお尋ねします。永久歯せん。そこでお尋ねします。永久歯に生えかわる就学前の幼児の段階で、効果的な歯の予防をより徹底するために歯科医師会とさらに協力すべきだと考えますが、いかがですか。

学童保育を土曜日も
  昨年四月から学校は週五日制になりました。ところが光市の学童保育(正確には「留守家庭児童教室」と言うのですが)の形態は以前と変わらず、土曜日は実施されていません(児童館は土曜日午後のみ)。そこで次の二つのことを質問します。一つは、留守家庭児童教室を受けている児童で、土曜日の保育を希望しない割合はどれほどかということです。二つには、土曜日の留守家庭児童保育を付加した場合、予算増はいくらですか。

介護保険制度の拡充を
  介護保険実施三年間で、全国で特別養護老人ホーム待機者が二十三万人に倍増するなど矛盾はますます深刻になっています。実施三年における見直しにあたって、高齢者が安心して暮らせるた齢者が安心して暮らせるために次の三点について求めます。①保険料値上げを抑える努力とともに、制度存続のためにも、低所得者の保険料の免除・軽減措置をとること。②短期入所(ショートスティ)やホームヘルプサービスなどの拡充で安心して在宅で暮らせる条件づくりをすすめるとともに、利用料の免除・軽減制度を拡充すること。③特養など施設入所待機者の推移とその改善をすすめること。以上の三点についてお考えを聞かせてください。

(再質問)一つは、この3年間で、独自の介護保険料減免制度をつくった自治体は四百三十一に広がっています。そして今回の見直しにあたって、少なくない自治体が保険料の引下げ・すえ置きを表明しています。こうした自治体の苦労、知恵をどうつかみ、吸収していますか、お尋ねします。
 二つ目は、光市における特別養護老人ホームの待機者は、制度のはじまった三年前は何人で、いまは何人になっていますか。そのうち光市民の内訳は何%ですか。
光民報 03年4月3日


お年寄りが生き生き輝く光市に
   03年六月光市議会・四浦順一郎議員の一般質問
 「私は、「少子高齢化」とひとくくりで表現することには抵抗があります。なぜなら少子化は民族の危機ですが、高齢者が増えるということは、長生きの人が増えるということですから、めでたいことだからです。とくに元気で長生きしてほしいものです。」と日本共産党の四浦(ようら)議員は、「お年寄りが生き生き輝く光市に」の項の一般質問できりだしました。

元気な高齢者が多い光市
  この三月に「第二期光市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画」が策定され、スローガンとして「高齢者の誰もが、ひかり輝き、安心して生き生きと暮らせる、元気都市」をめざして、とあります。高齢者保健福祉と介護保険事業計画の総合版で、担当者・事業従事者の熱意が伝わってくる冊子に仕上がっていると思います。
この冊子や福祉保健部で他の資料をみせてもらって、私は大事なことを知りました。光市の高齢者比率(人口に占める六十五才以上比率)は、全県平均を下回っているのですが、右表にみられるように元気な高齢者が多いのではということです。いろいろな要素があって断定しにくい面があるのですが、光市の場合、介護保険について、寝たきりなど重度の認定者比率が少ないことがわかります。

介護保険改善の展望は、公民館施設の改善は
(一) 光市の高齢者政策で他と比べて優れている点はどういうものですか。
(二) 次に、三月議会の第二質問で明確な答弁をいただいていない問題の質問です。介護保険の個人負担の軽減をはじめ今後の改善の展望について、すすんだ自治体の実態の掌握と、その経験と教訓をどう吸収しようとしているかお聞かせください。
(三) 光市の公民館活動は活発だと思います。平成十三年度における公民館利用者は、光市の九公民館合計で十八万一九〇〇人でした。お隣の下松市の一〇公民館合計で十七万二〇〇〇人であり、一人あたりの利用回数は相当高いと思います。そこで、身近な活動の場である公民館の利用し易さ改善、改修、建てかえの計画はいかがですか、お尋ねします。

福祉保健部長、教育次長答弁
  高齢者の閉じこもり防止や生きがい、健康づくりなどを目的に、地域ボランティアが中心となって、介護予防対策の推進」としての「ふれあいいきいきサロン事業」がある。痴呆予防対策としては、二段階による脳検診を導入している。
  本年度から、先進地の事例を検討した上で、介護保険料の減免制度を開始した。
  公民館の改善、改修については、緊急度の高いものから年次的、段階的に工事を実施してきた。今後ともハード及びソフト両面から整備に力を注ぎたい。

要介護度5などの比較
光市 全国
介護保険総認定率(%) 15.2 15.6 14.2
平均要介護度 2.03 2.16 2.22
要介護度5(%) 1.47 1.83 1.76
高齢者の比率(%) 19.8 22.9 18.0


子育て支援でいきいきした町づくりを
   03年九月光市議会・四浦順一郎議員の一般質問④
 日本共産党国会議員団乳幼児医療費無料化実現プロジェクトチームは、昨年四月乳幼児医療費無料化法案大綱を発表しました。その目的・趣旨は「国、地方自治体が乳幼児医療費の無料化を行なうことによって、乳幼児の健康保持・増進をはかり、その心身のすこやかな成長を保障し、子どもを安心して生み育てることができる環境の整備に資する」とあります。日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員の一般質問報告の第四弾は、子育て支援です。

小児科二十四時間診療を
  救急医療体制の確立は、人命を守り、早期治療で病気やケガを悪化させないためにも大切な課題です。とくに、乳幼児は急な発熱があり、一刻を争う場合もあり、夜間医療の体制は子育て支援の重要な柱となります。光市立病院から提供された資料によると、今年一月~六月までの半年間で、六歳未満の小児の時間外受診者は四百七十二人、そのうち当直医で対応したのは七九・六%で、小児科医等へ電話した、呼出したの合計は二〇・一%でした。小児科医が一人しかいないということから夜間大きな負担をかけていることが伺える数字です。どう改善しようと考えていますか。

市立病院事務局長答弁
現在の小児科医一名体制になったのは、昨年四月からで、その後常勤二名体制を山口大学などに要請していますが、実現していません。引続き努力し ていきます。光市医師会と小児科開業医の協力を得て、先月から毎月一回ですが、土曜の夕方から日曜日の夕方までの二十四時間当直で小児患者の診療をしていただいています。

幼児の歯科予防の充実を
   三月議会で私は、光市が小学生の虫歯予防で全国トップクラスの大きな成果をあげていることを紹介しました。これは二〇数年前からの歯科医師会、歯科衛生士をはじめとする行政、学校関係者の努力と連携プレーが実ったものです。その折にもお尋ねしたのですが、永久歯に生え変わる幼児期の虫歯予防について重ねてお尋ねします。幼稚園・保育園児をはじめ全幼児に対して歯みがきだけでなく、小学校のようにフッ素洗口(ミラノール)あるいはサホライド塗布を制度的に行なえないものかと思います。歯科医師会の協力が欠かせませんが、考えを聞かせてください。

福祉保険部長答弁
  サホライド塗布は、むし歯の部位や状況を保護者に説明し、認識してもらって行なうのが望ましいということで、歯科医院で対応していただくことにしました。四、五才からのミラノ―ル洗口の導入は乳歯、永久歯ともにむし歯予防に効果的ですが、薬剤の管理と誤飲時の対応・洗口液の保管・洗口が上手にできない子がいるなど検討課題があります。今年度から新たに、歯科医師会と歯科衛生士会の協力を得て、保育園・幼稚園の五歳児を対象に、第一大臼歯を中心とした口腔内の実態をチェックしています。
光民報 03年10月9日


ゴミについて、価値ある出前講座
   小学校で市環境事業課の六人が先生
自主的自発的な企画運営
  七月九日の午後、感激したことがありました。三井小学校の校庭で環境事業課の六人が先生になって四年生五十五人を対象にした、ゴミに関する出前講座について見学しました。四年生は、社会科でゴミ問題について勉強しているもので、今年四校目です。講座では、光市民一人・一日当り九百四十四gのゴミが出ること、トレイなどは燃やせるけれど燃やしてはいけない理由、分別収集の意義、紙の再利用について資源のうえでの大切さ、埋立てゴミの埋立には限りがあることなどが講義されました。実地訓練としてパッカー車へのゴミの積込み、模擬ゴミによる分別収集も体験していました。生徒たちは好奇心で目が輝いており、質問や意見も出て楽しい、わかりやすい授業だったに違いありません。あっと言う間に一時間経ちました。この価値ある出前講座は、上司に指示されてやるというものでなく、環境事業課のみなさんが自主的自発的に発案し、企画し、実践しているのです。ゴミ問題という難しい課題に対して、環境事業課全職員の理解のもとで通常業務とは別枠で、子供たちに語りかけ、市民と一緒に取組む姿勢に感激しました。この姿勢は、ゴミ収集パッカー車に「こども一一〇番の車」のステッカーを貼り付け、市内の防犯活動に貢献していることにも、つながっています。
光民報 03年11月20日


新年度予算案は市民負担増が目白押し
 日本共産党は市民苦しめる二十四議案の反対討論


 二十三日、光市三月議会最終日、平成十六年度一般会計予算など六十の議案が審議され、全議案が可決しました。今回の議案の中には財政健全化計画にもとづいて市民ホール使用料増、フィッシングパークの使用料増など市民負担増の条例改定が多く含まれていました。日本共産党の藤田一司・四浦順一郎両議員は、一般会計や保険税大幅値上げの国民健康保険税特別会計と同条例改定など二十四議案について反対討論しました。三十六議案については賛成しました。左記に、国保税特別会計と下水道特別会計についての反対討論を報告します。

光市国保税は大幅値上げ
 議案第二号、平成十六年度光市国民健康保険特別会計予算について、日本共産党を代表して反対討論を行ないます。
「光市国民健康保険税条例の一部を改定する条例案」によると、保険税の値上げは、被保険者一人当り一〇・八四%、調定額では約七千八百円の大幅引上げです。一人当り調定額が八万六千円余になるということは、山口県平均を大きく上回り、県下で高位の保険税になろうとしています。
下松市国保税は値下げ
 とりわけお隣の下松市とは対照的です。下松市では、市財政が厳しいなかでも市民負担を軽減させようと、新年度予算で国民健康保険税を一人当り四・七%引下げの提案が行なわれています。
もともと国保は、低所得者を対象にした医療保険であり、加入している市民の半数が職のない人・年金生活者であり、有職者もその多くが中小企業・零細業者で、長引く不況の影響を受けている人々です。国や地方自治体の温かい援助がなければなりたたない制度です。国保の総収入に占める国庫負担の割合は1980年の五七・五%から二十年後の2000年には三六・三%へと激減しています。国庫負担の復元を求める運動を地方行政と議会、市民が一体となって進めなければなりません。(中略)
以上国保税の大幅値上げ案に抗議し、この予算の反対討論を閉じます。

大借金の下水道会計
 (前略)地方債(借金)残高が単年度予算総額の五倍、百五十億円もあり、十六年度予算案では公債費返済(借金返済)が十五億六千万円(元金一〇億円、利子五億六千万円)となって、予算総額の半分以上を借金返済にあてるという気の遠くなる現実があります。こうした下水道会計の実態から、下水道普及の中長期計画はおろか、室積地域の幹線管渠整備拡張等の計画実現が危ぶまれます。
「下水道を早期にすすめて」という市民の願いに応えるべく、担当者は財政問題でも懸命の努力をしています。
下水道会計に光明を
 その一つに、周南流域下水道維持管理費の引下げ要請があります。周南流域下水道会計は、数年前から黒字に転化し、現行の単価百十二円は相当引下げられる可能性があります。十六年度予算案によりますと、光市の周南流域下水道維持管理費負担額は四億三千万円ですから、成功すれば億の桁で歳出削減の可能性があります。関係する二市三町の首長名で県に要請してはいますが、地元県議会議員の力を発揮してもらうなど腰のすわった取組みになっていません。
以上、下水道事業の財政問題で光明を見出すために、市トップがきちんと役割を果すことという建設的提案を述べるとともに、光市の下水道料金が山口県下十三市中、トップクラスであり、市民のくらしを圧迫している点を指摘しまして、この予算に反対の態度を表明します。

光民報 2004年3月25日

停電復旧や松の倒木処理など
台風十八号被害復旧工事急ピッチ


関係業者・職員が懸命の作業

  
風台風十八号の被害は、光市内ほぼ全域が停電になり、各地で松や街路樹の倒木や民家の倉庫の倒壊などによって、道路通行が困難となりました。瞬間風速四十五メートルという暴風によって多くの家の瓦が飛び、二次被害も出ました。光市総務課の報告によると、自主避難を含め十六箇所に二百七十七人が避難し、救急車による搬送は、七件でいずれも軽傷でした。停電については、中国電力関係者の昼夜を分かたぬ懸命な努力によって八日中にほぼ復旧しました。道路通行についてもほぼ八日中に復旧しました。日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員は、浅江・三井・島田・小周防地域の被害状況を調べて、議会事務局を通じて関係部課に報告し処理を求めました。

勤労体育センター自主的清掃
  浅江七丁目の勤労体育センターの窓ガラスが飛んできた瓦で破損。教育委員会は早速ダンボール紙で応急処置しました。八日早朝から、卓球ピンフレンズの会員が体育館内のガラスや瓦の破片を除去・清掃し、屋外も清掃しました。

光民報 2004・9・9

台風十六号、十八号被害のお見舞い申し上げます
 
日本共産党 光市議会議員 四浦順一郎

島田川の水が逆流した各地の支流
 
 雨の台風十六号は、市内各地に水害をもたらしました。浅江六丁目の川口水門は、台風通過後の満潮時には島田川からの逆流を防ぐために締め切られ、支流の水を三台の消防車で島田川に汲み出しましたが、間に合わず付近の民家の一部が浸水しました。和田町の川も増水し、物置が浸水した家もありました。小周防では増水した島田川の水が支流に逆流し、植松などの田んぼの稲を水没させました。深さ五メートルの虹川もあわや溢れるのではという増水でした。島田川が危険水位を越えたため、三井小学校などに多くの市民が避難しました。

停電や倉庫倒壊、瓦飛散、樹木倒木
  
風の台風十八号は、市内ほぼ全域が停電し、長時間停電となった家庭や店では冷蔵庫の生ものを腐らせるなど市民生活に大きな被害が出ました。最大瞬間風速四十五メートルの強風によって、電柱や倉庫の倒壊、屋根瓦の飛散、民家や事業所の建物の損壊、海岸の松や街路樹の倒木など、各地に大きな傷跡を残しました。市は、住宅や家財被害に関する資金貸付など支援制度を開設しています。

四浦議員が被害調査と議会提言
  日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員は、二つの台風の被害について浅江、三井、島田、小周防地域をこまめに調査し、九月議会の本会議や委員会で災害復旧や今後の対策について提言を行ないました。この二つの台風よりもっと強い雨や風になったらを想定し、知恵と力をつくすことが求められています。

光民報 2004・9・16


お年寄りにやさしいまちづくり ,高額医療費払戻し簡素化を
 
一般質問の冒頭で日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員は、いま作家新井満さん翻訳詩の「千の風になって」が静かなブームをよんでいます。NHKラジオの「心の時代」などでも紹介され、インターネットで検索すると八千八百六十八件を数えます。この詩は、友人の妻の急死にあたって、新井満氏が残された家族に送った翻訳詩です。詩の一節を紹介します(左上参照)。この詩の原詩は約百年前につくられたそうですが、作者ははっきりしていません。百年の時空をこえて人々の胸をうっています。

千の風になって
  翻訳 新井満
私のお墓の前で泣かないでください
そこには私はいません
眠ってなんかいません
千の風に、千の風になってあの大きな空を吹きわたっています
秋には光になって
畑にふりそそぐ
冬にはダイヤのように
きらめく雪になる
朝は鳥になって
あなたを目覚めさせる
夜は星になって、あなたを見守る

  さて、光市・大和町合併が決まり、来月四日には新市が発足します。わが党は早速市民アンケートを実施しました。「新しい『光市』がどんな市になってほしいですか」という問に対してダントツの答えが二つありまました。一つは「自然環境保全・保護のまち」、もう一つは「高齢者や子どもたちが大切にされる福祉や子育てがすすんだまち」でした。こうした市民の願いが大切にされ、地に足のついた百年の大計をもったまちづくりをすすめていかなければならないと思います。そして、そのためにも一つひとつの課題を着実に解決する市政であってほしいという思いで今回の一般質問を行ないます。
払戻し額を高める改善は
  政府による医療制度改悪で、一昨年十月から高齢者医療窓口負担が一割負担になりました。七十五歳以上の高齢者は、一ヶ月あたりの自己負担額が外来で一万二千円をこえた医療費はいったん全額支払い、あとで市に払い戻しの申請を行なって、超過金額が戻ってくることになっています。ところが、手続きが煩雑なために未請求が多く、大きな問題になっています(中略)。
  こうした経過の中で光市の場合、調査対象期間が平成十四年十月~十十五年三月までの半年間の診療分で、支給金額割合は十五年十月現在では44.0四四・〇%と半額にも至っていませんでしたが、同調査対象期間で調査時点十六年五月末では支給金額割合は八一・四%に向上しています。光市の場合も改善がすすんでいることを物語っていますが、同時に下松市の九二%、柳井市の九四%や防府市の九七%などに比べると立ち遅れています。そこで次の三点についてお尋ねします。
 ① 光市の場合、現時点での未支給件数とその総金額はいくらですか。
 ② 次に、支給金額割合を高めるためのこの間の改善措置と努力について述べてください。
 ③ 支給割合を百%に近づけるための今後の改善方針について示してください。

光民報 2004.9.16

日本共産党あさなえ支部・後援会が宣伝とシール投票

 「やっぱり後期高齢者医療制度はいけん」

市民がつぎつぎとシール投票

 二十二日、日本共産党あさなえ支部はレッツ光店(浅江三丁目)前とアルク光店(島田一丁目)前で、後期高齢者医療制度の廃止をめざして宣伝とシール投票の呼びかけを行ないました。二ケ所の合計で三十分という短時間の行動でしたが、五十二人がつぎつぎとシール投票に参加し、賛成一、反対五十一でした。

「世界に例のない後期高齢者医療制度を廃止させよう」と書いた横断幕が買い物に行く市民の目をひき、「現代版“うばすて山”はいますぐ廃止を」の「赤旗」号外を配布しました。四浦がマイクを握って、この制度の内容を話し、シール投票を呼びかけました。

えっ、私たちからも保険料取るの

 買い物にきた七〇代、八〇代のお年寄りが「年寄りをバカにしている」「とんでもない制度だ」「がんばって下さい」などと云いながらつぎつぎとシール投票で「反対」に赤いシールを貼っていました。また、四〇代、五〇代の主婦もシールをすすんで受けとり、「反対」に貼っていました。八十一歳の男性は、この制度の仕組みの説明を求め、「えっ、年金がなく収入がゼロの私たち夫婦からもそれぞれ十月から保険料を取り立てるの、いままで健康保険は同居している次男の扶養になっていたんだが、次男にますます申し訳なくて・・・、ひどい制度じゃね」と話していました。
光民報 2008529


つぎつぎ値上げは許さん

これ以上の公共料金の値上げは、ごめん

1 ゴミ処理の有料化をやめさせよう

「審議会」に有料化を諮問→有料化答申

 光市のゴミ有料化の動き急迫

昨年五月、光市長は、光市廃棄物減量等推進審議会(以下・「審議会」)へゴミ処理の有料化制度導入について諮問しました。「審議会」は、協議の結果、昨年九月「ゴミの排出抑制施策の一つとして、ゴミ処理の有料化を進める必要がある」との答申案をまとめました。そして今年三月議会で、環境部長は「パブリック(公的)コメントを実施され、市民の皆さんからお寄せいただいたご意見等を踏まえ、『審議会』は今年二月の答申をまとめられた」とあたかも市民合意があったかのごとく強弁しています。

 そこで、ゴミ処理の有料化制度導入の正否や市民生活への影響について検証してみたいと思います。

日本共産党の市民アンケートから

 ゴミ問題だけでなく、今までの行政のお金の使い方をすべて見直してほしい。全ての支出の見直しをせず、今まで通りやってきて、足りない足りないと言って、市民にいろんな口実で負担をかけるのは絶対にやめてほしい。

合併を機に市民負担増がつぎつぎ

最近は光市でも、就労世帯も年金世帯でも収入が減っている家庭が多いのに、介護保険や医療の改悪などで支出が増えています。その上、ガソリンなど油代の超大幅値上げと食料品の値上げが家計を直撃しています。

こんなときだからこそ、住民と直結した地方自治体(市)が住民のくらしの苦しさに思いを寄せた施策を講じてほしいものです。ゴミ処理の有料化とはもってのほかです。市長をはじめ行政が光市・大和町合併後、市民に上表のような負担をつぎつぎ強いてきた反省のうえに立つなら、これ以上の公共料金の負担押し付けはできないはずです。

合併後の市民負担増と制度廃止

項 目

内   容

敬老祝金

廃止

出産祝金

廃止

サンホーム保育料

2

市立病院手数料

診断書など各種手数料が千円~2千円値上げ

国民健康保険税

2回連続19%値上げ、今年度は3.5%値下げ

下水道料金

7.2%の値上げで県下トップ料金に

水道料金

23%値上げ












三島温泉や冠山二期などの大型事業でなく

 市民のくらしと福祉第一の市政に

 右表の合併後の市民負担増と制度廃止は、日本共産党以外のオール与党が議会で賛成して決まりました。ゴミ有料化問題でも、最近の議会で保守系議員がくり返し「今後、ゴミ処理の有料化をどのように進めようとされているのかお尋ねいたします」などと誘導質問しています。日本共産党は、三島温泉や冠山総合公園二期工事などのハコモノ、大型事業偏りは逆立ち政治と考えています。ゴミの有料化許さず、くらしと福祉・教育第一の市政をめざして、みなさんと力を合わせてがんばります。
光民報 2008619

日本共産党による市民アンケート結果
2,3年前に比べてくらしが苦しくなった=76%
変わらない=24
楽になった=0.4

意見欄

 定率減税の廃止により住民税の負担が重くなった。サービス残業の増加により収入がダウンし、子育ての負担を重く感じるように(浅江30代女性)

 残業もなくなり給与も減って、毎月の家計は赤字と、非常に苦しくなった(島田30代男性)

 
苦しい生活は今も変わらない。年金生活ですが、国民健康保険税、税金の支払いが負担となっている(虹
ヶ丘60代男性)

三島橋、早期架け替えを84
三島地域(上島田、三井、岩狩)の市民に聞きました  複数回答
早期架け替えを臨む 84% 
工期の延期はやむを得ない4%

仮踏切を造るべきだった20
いまからでも仮踏切をつくれ37
早期建設へ署名運動を29

こんにちは
 四浦順一郎です  2010311

国民健康保険特別会計予算の反対討論  2012323日 

 議案第2号、平成24年度光市国民健康保険特別会計予算について、日本共産党を代表して反対の討論を行ないます。

 まず、光市の国民健康保険加入者のおかれている実態、問題点をいくつか整理してみたいと思います。

 その一つは、国民健康保険税がくりかえし引き上げられ、払いたくても払えない市民が増えているということです。合併後でみても、平成17年度が10.61%の増、平成20年度が2.41%の減、平成22年度が7.76%の増となっており、平成22年度と合併のありました平成16年度の1人当たりの調定額を比較しますと、18.8%も引き上げられています。さらに県の資料によると、光市のモデルケースで給与収入年間300万円、所得では192万円の4人世帯で昨年の国保税は329千円です。所得の17%もの国保税を払い、13年前に比べると1.5倍も負担増になっており、支払能力をはるかに超えた負担に、悲鳴があがっています。さらに、全国的な視野でみても、加入者の平均所得の急激な低下があります。1991年の276万5,000円から2005年には168万7,000円に100万円以上低下をしています。健康保険加入者の年間所得370万円と比べると半分以下です。平均受給月額5万円以下という国民年金生活者をはじめ、過半数を超えた高齢者や「構造改革」による派遣やパートなど非正規労働者の増加が原因です。本来組合健保や政管健保に加入すべき人が、非正規労働者やフリーターなど低賃金の状態で国保に加入しています。これが15年間国保加入者の急速な平均所得の低下に拍車をかけています。

 二つ目に、他の健康保険と比べても過酷な負担を強いられており、不公平な扱いを受けているという実態を指摘したいと思います。4人世帯で給与収入が166万5,900円、こういう人の政管健保、今協会けんぽと言います保険料は8万7,396円ですが、国保税では16万200円で、約2倍も高いわけです。もっとも低い収入、所得の国保世帯が、もっとも高い保険税率を負担しているという矛盾、不合理が浮き彫りになっています。

 このような実態から、国保加入者は、収入・所得が急激に低下してきたにもかかわらず、逆に国保税は繰り返し引き上げられ、払いたくとも払えない加入者が急増してきています。

 三つ目に、いま光市では保険証の取り上げである資格証明書発行は168世帯になっていますが、こういった制裁措置では、収納率向上に結び付いていないということです。

 以上、国保被保険者のおかれた過酷な実態、問題点を直視しながら、次に抜本的改善について建設的提案を行ないたいと思います。

 第一は、下がり続けてきた国庫負担率を上げることです。光市国民健康保険特別会計にみる国・県負担率は、10年前の旧光市、旧大和町合計で35.6(平成13年度決算)でした。ところが現在の国・県負担率は20.6(平成23年度予算)に落ち込んでいます。この間、国保会計は約42億円から62億円に約1.5倍になっているのに、国・県負担率は4割も大幅に落ち込んでいます。国・県の負担率を元に戻すことが欠かせません。このことを国に

強く求めていかなければなりません。

 第二は、同時に、国保会計の保険給付費=医療費が上がってきて、基金が底をついていると、自動的に国保税を引き上げ、繰り返し被保険者の負担を重くするというこれまでの悪しき構造にメスを入れることが求められています。国保新聞の報道では、国保会計へ一般会計から法定外の繰入をして赤字補填を行なっている全国の市町村は平成21年度の速報値で53.1%に達しています。法定外繰入れは、被保険者一人当たり全国平均は9,967円です(平成21年度)。これは東京都がもっとも高く28,457円であり、低所得者が多い沖縄県が4番目で14,615円が目立ちます。年度平均世帯数で割った1世帯当たりの全国平均は17,555円です。ところが光市では、法定外繰入れで赤字補填するというこの施策を一度も実施したことがなく、国保会計の赤字、イコール、国保税引き上げという、国保加入者に冷たい措置を繰り返しています。これからは全国的な教訓に学んで、弱い立場にある国保加入者、世帯に、負担を軽くする施策が不可欠です。

 第三は、国保会計の保険給付費=医療費を抑制する施策に本気で取り組むことです。先発医療薬品の特許期間が過ぎてから厚生労働省の承認を受け発売される低価格の医薬品であるジェネリック医薬品は、平成21年度9月時点での全国平均使用状況は20.2%であり、国は、医薬品全体に占めるジェネリック医薬品の割合を平成24年度までに30%以上とすることを目標に掲げています。日本ジェネリック医薬品学会のホームページによれば、一部負担金割合が3割の人が、先発医薬品とジェネリック医薬品のそれぞれ代表的な薬を1年間使用したと仮定して患者負担額を比較すると、糖尿病の場合で2万1,900円が1万3,140円、マイナスの8,760円、高血圧症の場合で8,760円が2,190円、マイナス6,570円となると言われており、ジェネリック医薬品が活用されることにより、患者負担の軽減が図られるとともに、医療保険者の医療費の抑制にもつながるものと考えております。ところが、二つの光市立病院では、光総合病院で89品目で、全医薬品に占める割合は6.6%、大和総合病院では、163品目、12.8%となっており、ジェネリック医薬品採用が遅れています(平成219月現在)。したがって、二つの市立病院をはじめ、市内の医療機関でジェネリック医薬品の採用率が全国平均以上に、そして国の目標以上の採用をはかり、患者・市民負担軽減とともに、国保会計の歳出を抑制し、もって国保税の引下げを図ることを求めます。

 以上、平成24年度光市国民健康保険特別会計予算に

ついて、三つの問題点を指摘するとともに、三つの建設

的提言を述べまして、討論とします。

公共料金の連続値上げに市民から悲鳴

雇用難、給料が下がっていくのに

税金や公共料金が上がっていく

最近光市の公共料金値上げが連続しています。国保は、加入者の平均所得が最近の15年間で6割に落ち込んでいるというのに、国保税は逆に1.5倍になっています。後期高齢者医療平均保険料は、ついに夫婦で年間11万円を超えました。公共料金はどれをみても「市民へのやさしさ」は見当たりません。

つぎつぎと市民を苦しめる市長提案(議案)

 議案に100%賛成のオール与党議員

日本共産党は市民負担増議案に反対

 右表のように3月議会で日本共産党議員団は82%の議案に賛成しましたが、市民負担増予算・条例案や、大赤字の三島温泉建設費を含む一般会計予算に反対するという是々非々の立場をとりました。

これに対して共産党以外の議員は57の全議案に賛成でした。この3年間でも、すべての議案に賛成しています。

3月議会の57議案に対する会派・議員の賛成・反対

会派・議員

賛成

反対

日本共産党

82

18

共産党以外

100

0

自治会の皆さんと要求実現

 山口県で一番高い合併浄化槽清掃料金の値下げが実現しました。これは四浦議員が繰り返し議会一般質問などで取り上げるとともに、呼びかけに応え農村部多数の自治会が回覧方式で署名に取組んで実現したものです。

 山口県でトップの下水道料金についても、議会で市の失政を質すとともに、署名運動に取組んだ結果、3年に1度の「見直し時」に、基本料金は据え置きになりました。

ハコモノにストップかけて

 冠山総合公園について四浦は、費用対効果バツグンの建設的提案を行ないました。昨年6月議会で執行部は、7億円余の次期工事の事実上中止を宣言しました

 長年光市議会と企業団議会で議論し続けてきた大ムダ遣いである光地域広域水道企業団が3月末で解散。四浦が口火を切った光市から熊毛への給水計画で、水道料金値下げに結びつけたいと考えています。

党あさなえ支部長  小野 大祐

日本共産党あさなえ支部事務所は、旧ハローワーク斜め前の浅江5丁目13-5-C-103です。平日午前中、四浦議員を中心によろずご相談を受けています。グチも歓迎です。気軽にお越しください。事務所が留守の時は左記に電話ください。すぐ駆けつけます。

小野 080-6311-9325

四浦 090-5708-7808

こんにちは 四浦順一郎です  20124月 号外




三井に特別養護老人ホームひかり苑(定員80)を建設

来春オープン予定で、待機者緩和の願いが実ります

日本共産党議員団が増設を求めていました

要介護度の重いお年寄りが入所する特別養護老人ホーム(特養)は、光市ではベッド数が少なく、申請しても入所を長年待たされる状態が続いていました。日本共産党光市議団は、光市内の特養定員が216人に対して、申し込み待機者が347人と多く、入りたくとも入れない実態を示す(昨年12月議会、土橋議員の一般質問)など、増設・新設を求め続けてきました。とくに、人口が光市の7割である長門市の特養定員が310人と、光市の1.4倍になっていることなども強調してきました。

  市民要求の高まりと、こうした議論を通じて、今年度の県予算などで三井に特養ひかり苑(定員80)の建設が決まり、来年春オープン予定です。待機期間の大幅緩和が期待されます。なお、新特養の施設選定に不明朗な点がありましたので、詳細調査の上、後日報告します。

特別養護老人ホーム・ひかり苑の建設計画

  計画項目

  内容

用地面積

9,600

延べ建物面積

3,475

建設費

   ?

 うち県補助金

24千万円

定員

80








既存の光市内特別養護老人ホームの定員

施設名

定員()

光富士白苑

83

光寿苑

53

やまと苑

80





特別養護老人ホーム・ひかり苑の建設予定地後方の建物はケアハウスひかり苑



こんにちは 四浦順一郎です 201267


テクノセンター使用有料化
市長も、何でも賛成議員も襟を正せ
6月議会最終日、四浦議員が反対討論

3月光市議会に続いて6月議会でも体育施設などの使用料有料化が提案・審議されました。テクノキャンパス研修センター(旧コンピュータカレッジ)関連のアリーナや作法室、テニスコートの使用有料化提案に対して、日本共産党の四浦議員が6月議会最終日の6月28日、反対討論を行ないましたので、左に報告します。なお、共産党以外の議員は、ものも言わずに賛成しました。

議案第70号、光テクノキャンパス研修センター設置条例の一部を改正する条例について反対の討論を行ないます。

市民のくらし「苦しくなった」が62

22日の総務文教委員会において、私は上関原発建設の是非を問う光市民投票条例案の趣旨説明のなかで、私自身が市民のみなさんにご協力をいただいて実施した光市民アンケートの原発関連項目について、中間集約を紹介しました。1万1千世帯への配布計画で、まだ配布の途中ですが、昨日までに239通の返信がありました。この市民アンケートのトップの問いかけは「あなたのくらし向きは依然とくらべてどうですか?」という問いかけでした。「苦しくなった」が62%、「楽になった」が0.8%、「変わらない」が37%でした。このように、市民のくらしは、悪化し続けています。

それもそのはずです。市民は、現役労働者の世帯も、業者も、年金くらしの世帯も、その大方の収入が減り、いざ失業となると、正規雇用につきにくくなっています。シルトロニック・ジャパン光工場の閉鎖と全員解雇事件は、地域の雇用情勢と地域経済をより困難に陥れています。

どこに「やさしさがあふれている」か

さて、市民対話集会がはじまりました。ここで配られたシオリのタイトルは「やさしさあふれる『わ』のまち ひかり」で、市長の好む美辞麗句の羅列です。古来「巧言令色 仁少なし」なる論語がありますが、市民のくらしに思いを寄せない傾向があるには理由があると思います。せっかく少なくない市民の血税をかけて毎年実施している市による光市民アンケートは40数項目の問いかけあるのに、市民のくらしの傾向をつかもうとする項目が一つもないのです。こうして、この市長のもとでは、公共料金と云えば下がることがなく、「やさしさあふれる」の美辞麗句とはうらはらに、市民負担増が続いています。水道料金の大幅値上げ、下水道料金は3年毎の値上げで、県下トップに、国民健康保険税も県下3位に、介護保険料も大幅値上げ、諸々の使用料・手数料も3年毎の値上げを押しつけています

その一方で、三島温泉のような大赤字間違いなしのハコモノには、巨額の血税をかけて熱心に取り組みました。

スポーツ・文化活動は町づくりの基礎

本議案のテクノキャンパス研修センターの使用料新設は、一人あたりの負担は少額ではありますが、光市公共料金の値上げに拍車をかける役割を果たすものとして看過できないものです。30数年前に、光市の高齢者のスポーツが拡がる時期にある公的機関の幹部が「年寄りはスポーツなどやらないで、日向ぼっこでもしていたら良い」と間違ったことを言いました。スポーツ施設や文化施設の利用料・使用料をとらない、値上げしないという温かい措置は、介護や医療の世話にならない元気な高齢者を増やし、全年齢にわたって、温かい人間関係を基礎に健康的な地域社会を培うものです。木を見て、森をみない観点は厳につつしむべきです。

市長・議員は自らの好待遇にメスを

「隗より始めよ」という諺があります。「物事は、まず言い出したものが着手すべきである」と広辞苑に訳されています。有料化の理由に光市財政健全化計画を持ち出すならば、提案者の市長は、4年毎の退職金2千万円強の半減にすることをセットで提案すること、そして、こうした提案に賛成する議員は自らの期末手当=ボーナスの大幅カットを同時に提起することを願って、反対の討論とします。

上がり続ける光市公共料金

公共料金

料金変遷

水道料金

平成19年度23.7%、23年度23.1%値上げ

下水道料金

3年毎に値上げ、県下トップ料金に

国保税

161722年度に7.5%、10.6%、7.9%値上げ

介護保険

3年毎に見直し、24年度は平均625円増

後期高齢者医療

24年度保険料は平均2,682円増

諸使用・利用料

3年毎に値上げ、24年度から体育施設有料化










くらしの相談 情報の提供

屋外等の水道管に子メータを設置すれば、下水道使用料が免除

 屋外等の上水使用の場合、下水道には流れ込まないからです。

 詳しくは四浦まで問合せください。

 090-5708-7808

  71-3097

こんにちは 四浦順一郎です 2012811


市長は「人生幸せ実感プログラム」というが

市民は収入減、雇用難、公共料金値上げで苦しんでいる

市長の退職金はたった4年間でなんと2千1百万円

   ――9月光市議会・四浦議員の一般質問②――

 前号に続き、9月光市議会における日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員の一般質問を報告します。市長の政治姿勢の検証では、市民には財政健全化計画で3年に一度公共料金値上げを押しつけながら、市長・副市長の超多額な退職金は計画の中にも入っていないことが明らかになりました。瀬戸風線については、早期完成へ建設的な提案を行ないました

4年間の公共料金の改訂は、大方が値上げ

Q 市長は「マニフェスト達成率は88%」と自己評価しているが、市民にはその実感はない。この4年間公共料金の改訂は?

A (企画部長)水道料金や下水道料金は値上げしたが、簡易水道料金は値下げした。(市民部長)国保税は7.9%値上げした。

市長の超高額退職金見直しは計画にない

Q 財政健全化計画等にもとづく公共料金の連続値上げの「実績」があるが、市長や副市長の退職金はいくら? それは計画の中で見直しを検討している?

A 市長の退職金は4年間で2千1百万円、副市長は1千2百万円で、財政健全化計画の中で見直しをうたっていない。

シルトロニック全員解雇の回避努力薄弱

Q 市長マニフェストには「地域と産業が潤うまちづくり」があるが、シルトロニック・ジャパン光工場の閉鎖と全員解雇を回避する努力は

A 親会社のワッカーケミー社へ、工場閉鎖、全員解雇を回避するよう働きかけていない。

上関原発建設中止の行動を起していない

Q 「マニフェストに安全・安心実感プログラム」があるが、上関原発建設中止のアクションはいかが?

A そのような行動を起こしたことはない。

あれこれ

▼光市財政健全化計画の冒頭には、国庫補助負担金の削減や地方交付税の抑制がすすみ・・・本市における税制状況は依然厳しく、先行き不透明な税収や・・・などと書かれている。▼こうして市長の頭のなかは、公共料金を定期的に引き上げ、市民負担増は当たり前、が形成されているらしい。ところが、バブルの時代の象徴である自らの超高額退職金については聖域で、検討さえしていない。「市長が主人公」のまちづくりか・・

こんにちは 四浦順一郎です  2012913




流域下水道浄化センター建設費で、光市は37億円負担増
市の責任は明白、市民犠牲転化は言語道断

下水道料金は値上げではなく、元の料金に

 ―9月議会・四浦議員の一般質問報告③―

  周南流域下水道浄化センターの施設は、国道188号線沿いで下松市との市境にあります。この施設の建設費借金負担問題で、平成13年、光市は県との協定変更において県言いなりになり、37億円もの新たな負担増となりました。このことが原因で光市下水道会計は巨額の累積赤字をうみ、市は何ら責任のない市民に対して、3年に1度の下水道料金値上げを押しつけています。これは複雑な事件でもあり、過去4回の四浦一般質問と答弁も組入れて左に図で報告します。

平成1212

県は周南流域下水道浄化センター建設費のうち県借金を、光市など14(当時)100%負担させる協定変更を提案

  建設費は、国、県、14町で分担。そのうち国負担(交付税措置)を除いた借金と利子(資本費)を、県の負担ゼロにし、14町で全額負担する協定変更を県が提案。

平成131月、3

県の提案通り、市長決裁・協定変更

  県との協定変更は、光市議会にもはかられず

光市の負担37億円増

平成15年度

光市下水道特別会計の赤字5

平成21年度

光市下水道特別会計の累積赤字26億円

平成13年、18年、21

3回の累積値上げ率は15.4%で、光市は県下最高の下水道料金に

  ただし、平成21年は基本料金据え置き

山口県周南流域下水道浄化センター

下水道料15.4%値上げは元に戻せ

 左の図にみられるように、市の失政によって下水道料金の値上げが繰り返し押しつけられています。市民に責任はありません。値上げを元に戻すことが妥当です。ちなみに、下表のように関東地方のH市の全国調査では山口県のような措置は少数です。

流域下水道浄化センター建設費の全国調 建設費の県負担分借金を市町村が負担した割合

分類

全額市町村負担

39

一部市町村負担

34

全額県負担の継続

24

関東地方のH市の全国調査

 アンケート団体数81

 回答数67(回収率83

こんにちは 四浦順一郎です  2012920




23%の大幅値上げに、四浦議員が反対討論
23年度水道会計決算審議、共産党以外はものも言わずに賛成起立


公共料金値上げラッシュの中で水道料金も

  ――9月光市議会・四浦議員の討論報告④――

公共料金値上げラッシュの中で水道料金も9月21日、光市議会本会議が開かれ、水道や病院の平成23年度公営企業会計決算審議が行なわれました。四浦議員が、日本共産党を代表して左記のように水道料金大幅値上げを追求する決算不認定討論を行ないました。共産党以外は討論もせず、賛成しました。なお病院会計決算は、全会一致で賛成でした。

 さて、水道料金の大幅値上げ問題ですが、私は1年半前の3月予算議会で水道料金大幅値上げをともなう光市水道事業予算の反対討論で次のように述べました。いま読み直しても新鮮ですので、少し長いものですが、紹介します。

値上げ回避の努力はあるか?

デフレで物価が下がっているというのに、公共料金だけがつぎつぎと値上がりしています。国民健康保険税、介護保険料と利用料、下水道料金、市県民税、諸々の使用料と手数料、そして水道料金の値上げです。公共料金は競争原理が働かず、独占価格が形成されています。光市の水道料金が大幅にあがったからお隣の安い下松市から水を買おうということはできないのです。だから、市民のくらし第一に考えるなら、値上げを回避するためにあらゆる努力が求められます。これを精査してみたいと思います。
水道局の努力は評価できるが

 本議会に水道局から73ページに及ぶ「水道料金改定の概要」が示されました。まず、水道事業会計が赤字になった主な原因として水需要が当初予想より大幅に減ったことをあげています。そして、経営努力として、自動積算システムを導入し、設計業務時間の短縮などを示しています。「光市水道光合成プラン」の作成や変更認可書作成業務などをコンサルタントに委託せず、職員の力、自力で実行。影響額は2千8百万円と云いました。平成12年度から21年度までの職員数の推移を示し、人件費削減の実績を示しています。こうした努力は高く評価できるものです。

清山配水池新タンクは超贅沢品

 同時に、この「水道料金改定の概要」にはふれていない重要な問題について指摘しない訳にはいきません。前回の料金大幅値上げの時期に、清山配水池タンク築造工事が行われました。タンクはステンレス製で6千㎥2基、タンク本体の築造費だけで8億27百万円、進入道路改良費や場内配管工事費などの付帯工事を含めると1424百万円でした。これは水道事業会計単年度決算額の1.4倍という巨大な工事です。お隣の下松市でもほぼ同じ時期に御屋敷山浄水場第2配水池が築造されましたが、タンク本体の材料は強化コンクリート製で、7千㎥1基、築造費の㎥当たり単価は光市の3分の1でした。そ

のお隣の周南市でもタンク材料も築造単価も下松市と同じでした。山口県下で1千㎥級の小規模の補助タンクについてステンレス製を採用している自治体はありますが、5千㎥以上の補助タンクで贅沢なステンレス製を採用している自治体は光市以外にありません。

清山配水池新タンク (光市水道局ホームページより)

一般会計からの繰入ゼロも非常識

 しかも、当時の市長が了解づくの巨額な資金を投入しながら、市一般会計からの繰入がゼロで、すべて水道事業会計でまかない、ということも驚きです。

 以上るる述べましたように、水道事業会計の赤字の原因には、巨額の贅沢な投資があり、もって、赤字回避の努力も、水道料金値上げ回避の努力も極めて薄弱であることを指摘します。

 さて、本討論にあたって、基本問題を指摘したいと思います。昨年5月1日からの水道料金の23%という大幅値上げについて、水道事業決算資料をみるとどこにもこのことにふれていないので、水道局に影響額について問い合わせたとろろ、昨年5月1日から今年3月31日までの影響額、すなわち市民負担増の合計は、1億7898万円でした。

公共料金連続値上げがくらし圧迫

 この4年間をふりかえってみても、下水道料金は3年に一度の値上げ、国保税は7.9%の大幅値上げ、介護保険料は今年度平均625円値上げ、諸使用料・利用料も3年に一度の値上げ、加えて今年度から体育施設の有料化、そして水道料金は23%の超大幅な値上げです。市民感覚で云えば、公共料金の連続値上げ、値上げラッシュと云わなければなりません

市長の超高額な退職金は聖域に

 そこで、公共料金の連続値上げの原因を分析しない訳にはいきません。私は、その基本的問題は次の3つがあるとみました。すなわ

1 企画が毎年行なう光市民アンケートに市民のくらしの問いかけがないこと。

2 市長の美辞麗句=人生幸せ実感プログラム=などがまったく事態とかけはなれていること。

3 財政健全化計画に偏りがあり、総合的視点の弱

 があること。とくに、市長や副市長の超高額退職金問題は聖域とし、ハコモノ建設に対して無批判であること。

 以上、水道料金をはじめ公共料金を安易に値上げしている姿勢を厳しく指摘し、不認定の討論とします。

こんにちは 四浦順一郎です 2012927



公営住宅法第一条、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し・・・

市営住宅の抜本的修繕・改修を求める

策定した「長寿命化計画」を活かすために

  ――12月光市議会、四浦議員の一般質問報告②――

12月光市議会では13議員が一般質問を行ないました。日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員は、①毎年市が行なう市民アンケートのあり方を検証する、②住みよい市営住宅のために、③公共交通機関の改善を提案する、④脱原発と自然エネルギー転換のために、の4項目について質問しました。今回の報告は、市営住宅問題の主な質問と答弁です。

市営住宅の経年劣化がすすんでいる

Q 光市営住宅の老朽化、傷みの現状は? 本年3月に策定された「光市市営住宅等 長寿命化計画」を概括して?

A 市営住宅の多くは、昭和39年から50年頃までに建築されており、老朽化がすすんでいる。劣化調査、診断結果をまとめ、外壁は6割以上、屋上防水は2割で改修が

小規模修繕とともに大規模改修工事も

Q 修繕、改修の現状は?

A 給水管の水漏れや玄関ドアの修繕など小規模修繕は、住民の依頼により速やかに 修繕。本年度の大規模改修工事は、高洲住宅屋上防水改修工事、相生住宅駐輪場建替え工事などを実施。

空き家131戸、うち入居可能空き家55

Q 現時点の空き家数は? そのうち修繕費高額で空き家になっている戸数は?

A 11月末で131戸の空き家。そのうちシロアリ被害などの不良住宅が42戸、随時募集に対応できる空き家は55戸。

公営住宅法は壁、床など遅滞なく修繕を

Q 老朽化した市営住宅では「風呂場の窓が開かず換気不能」「白アリ、カビで台所の床が抜けそう」などの深刻な実態がみられる。公営住宅法21条にはどう書いている?

A 事業主体の修繕の義務がうたわれている。

Q 住宅老朽化の現状を直視した予算の拡充を求める。

あれこれ

▼「老朽化と傷みの実態を調べているのですが・・」と尋ねた市営住宅で、「上がって直接みてほしい」と風呂場や居間をご夫婦おそろいで案内いただいた。二階居間の壁が落ちており、ことわって右の写真を撮らしていただいた。▼市長は「やさしさあふれる『わ』のまち、ひかり」が好きだ。これがスローガン倒れにならぬよう、まず「実態」を直視してほしい。住民のガマンと担当職員の苦労に甘える姿勢脱却が求められる。すすむ老朽化に見合った予算措置は欠かせない。

住みよい光市市営住宅のために

公営住宅法 (この法律の目的)

 第一条  この法律は、国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、又は転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする。

公営住宅法(修繕の義務)

第二十一条  事業主体は、公営住宅の家屋の壁、基礎、土台、柱、床、はり、屋根及び階段並びに給水施設、排水施設、電気施設その他の国土交通省令で定める附帯施設について修繕する必要が生じたときは、遅滞なく修繕しなければならない。ただし、入居者の責めに帰すべき事由によつて修繕する必要が生じたときは、この限りでない。

岩狩市営住宅、壁が落ちている2階の北側部屋


岩狩市営住宅、天井にひびが入っている2階の部屋

こんにちは 四浦順一郎です 2013110


農村地の公共交通機関の改善は欠かせない
デマンドタクシーの導入を(予約制低料金乗合タクシー)

山口県下の各市で導入がすすんでいる

 12月光市議会、四浦議員の一般質問報告③
光市内の農村地域や過疎地の公共交通機関の改善は喫緊の課題です。日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員が、12月5日の一般質問で、美祢市をはじめ山口県下8市で導入されているデマンドタクシー制度(裏面参照)を光市でも導入するよう提案しました。答弁は経済部長。

広域乗合バスは1便当たり4.4人利用

Q 昨年度の市内公共交通機関の1便当りの利用者数は?
A 市営バスが1.6人、光市役所から熊毛間の広域乗合バスが4.4人、ぐるりんバスが 12人など(下表参照)

乗車少数路線の問題点=幹線道路中心など

Q 乗合バスなどの乗車人数の少ない路線の問題点は?
A ①バス車両という制約の中で、幹線道路中心の路線になっていること。②利便性 の面では自家用車に劣ることなど。

改善方向は「コミュニティ交通」など

Q 改善点はいかがか?
A 利用者や住民のニーズにあったルートやダイヤなどの柔軟な対応が必要。例えば 現在室積伊保木で行なっている「コミュニティ交通」や「デマンドタクシー」など 、他の事業と併用した対策が効果的であると考えている。

老人クラブなどのアンケート調査も実施

Q 老人クラブなどへのアンケート調査はいかがか?
A 平成17年度に「光市バス交通システム可能性調査事業」アンケート調査。平成 21年度にも老人クラブ会員

デマンドタクシーの導入は県内8市で

Q 予約制低料金デマンドタクシー導入の県内市は?
A 全国でもいろいろ取組みがあり、県内では周南市、美祢市で取組まれていると承 知しているQ 県内では美祢市や宇部市、岩国市など8市で実施され、年々導入自 治体が増えている。光市でも実施を。

光市内バス路線の乗車人員と補助金

バス路線

1日

1便

当り

補助金(万円/年)

広域乗合

101

4.4

1010

市営バス

45

1.6

ぐるりん

 87

11.9

 409

あれこれ

▼この項のしめくくりに四浦は、「公共交通システムの改革は高齢者の利便性にとどまらず、孤立化を防ぎ、ひいては介護予防や予防医療をはじめ農村地の活性化に通じ、光市の農業の振興にも役立つであろう」と強調しました。

 (裏面もご覧ください)

公共交通の抜本的改善を
島田~周防の区間はバスが通っているが、場所によっては、停留所まで3~4キロ歩く必要がある。浅江地区にはぐるりんバス、大和地区には市営バスがあるが、島田~周防地域は見放されているのでは。

上記について、運行便を増やすとともに、大型バスではなく、路線以外の小さな道にも入り込めるような小さなバスにしてはどうか。というのは、現在、JAが上島田だけになり、農家の方が苦労している。

第2回議会報告会(上写真)の意見から

こんにちは 四浦順一郎です 2013117



生保や就学援助世帯の子どもの学習支援をすすめて
貧困の連鎖を断ちきり、いきいきした未来を

厚労省の「社会的居場所づくり支援」にもとづき

 ――3月光市議会、四浦議員の一般質問報告①―― 光市議会が2月26日開会され、28日から3月6日まで一般質問が行なわれ、18議員中16人が登壇しました。今回は、新人議員が3人とも登壇し、フレッシュな質問をしました。日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員は、①雇用と地域の底上げをはかろう、②公共料金の値上げ、市長は市民のくらしに心を寄せているか? ③原発なし、自然エネルギー転換で安心な光市を、の3テーマで議論しました。今回は、①テーマのうち、生活保護や就学援助世帯の子どもの学習支援について報告します。

生活保護世帯子どもの高校進学率は?

Q 市内の平均高校進学率は?
A 約99

Q そのうち、生活保護世帯子どもの高校進学率は?
A 最近の4年間平均で92

宇部市で厚労省方針をもとに学習支援

Q 県内あるいは全国で、生保世帯子どもの高校進学率を高めるために、特別の施策 をとっている自治体は?
A 県内では宇部市で厚労省が子供の貧困連鎖解消として始めた「社会的居場所づくり支援事業」にもとづき、教員OBを嘱託で雇用し、中学3年生の学習支援をしている。さいたま市では大学生による学習支援を行なっている。

光市ではケースワーカーが悩み相談

Q 光市での生保世帯子どもへの相談援助はいかが?進学率だけでなく、希望する高 校に入学できるよう、厚労省方針にもとづく学習支援の制度が求められるのでは?
A 光市でもケースワーカーがこまめに生保家庭を訪問し、子どもの悩みを聞き、助 言している。「社会的居場所づくり支援事業」にもとづく学習支援について検討したい。

就学援助世帯子どもの学習支援も

Q 教育基本法第4条に教育の機会均等をうたっている。生保世帯の経済と大差のない就学援助世帯子どもの学習支援はいかがか?
A 各学校で個別対応しており、充実させたい。

教育基本法第4条(教育の機会均等)

1、すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなけ ればならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。
2、(略)。

3、国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学 が困難な者に対して、奨学の措置を講じなければならない。

あれこれ

▼宇部市で学習支援事業を準備してきた担当職員は「学習支援を見学させてもらっていますが、回を重ねるごとに、『勉強がわかる喜び』を感じた子どもたちが、どんどん前向きに変わっていく様子を見て、自分自身が学ばされます」と手応えを感じています。(裏面参照)

役立つ制度
補聴器が9割補助

市民税非課税世帯の人で、光市内外の時計・眼鏡店などの登録店で購入した場合に限ります。医師の証明が必要です。

視覚障がい者、肢体不自由者の補装具も9割補助

 前号で、聴覚障がい者の補聴器の9割補助制度を紹介しましたが、盲人安全つえやメガネ、義手や義足、車椅子なども9割補助制度があります。対象者はおおよそ市民税非課税世帯です。

詳しくは、四浦まで 090-5708-7808

こんにちは 四浦順一郎です 201337



失政の責任を市民に転嫁した光
↑                     ↑
協定変更で県提案丸呑み 下水道料連続値上げで県下最高に

協定変更は議会に報告せず、ひた隠し

――9月光市議会・四浦議員の一般質問報告①

  既報のように9月光市議会は、10日開会し、一般質問は121317日の3日間で13議員が登壇しました。日本共産党の四浦(ようら)議員は13日に一般質問を行ない、①流域下水道浄化センターに関する協定変更の失政が、下水道料金の連続値上げにつながった ②水害から市民のいのちとくらし、財産を守るために ③市立幼稚園について考える、の3項目で、今号の報告は流域下水道問題で、質問、答弁は過去の議論を若干加筆しました。

一世帯平均の値上げ総額は3万7千円

Q 平成13年の県と1市4町との周南流域下水道浄化センター建設費等に関する協定変更後、今日まで下水道使用料は何回引き上げられた? その1世帯平均値上げ総額は?

A 値上げが続いたのは、他市より早いペースで下水道整備がすすんだこと等にもよる。値上げは4回。1世帯平均値上げ総額は3万6千

光市下水道料金は山口県下で最高額に

Q 3年に一度の値上げが続いた結果、光市の下水道使用料の順位は

A 10㎥でも、平均的世帯の20㎥でも県下13市中1位。

13年の協定変更は最悪の県提案丸呑み

Q 県との協定変更で、光市下水道特別会計の負担増は?

A 総額38億円の負担増で、12年間の年平均は2億1千9百万円に。

光市負担増38億円、広島は県提案にノー

Q 広島県でも県は山口県と同様な協定変更を提案したが・・

A 広島の市町は、県提案を受け入れなかったので、(市町の負担増は最小限に)。

協定変更は光市議会に諮らず、報告せず

Q 38億円の負担増になるというのに、光市議会に諮った?

A 議決案件ではないので、議案という扱いをしていない。

Q 13年度予算で下水道会計は2億円余の負担増なのに、協定変更について光市議会に報告さえしていないではないか。

流域下水道浄化センターの建設費借金・利子等負担割合の全国的な3つのパターン

青:国負担、 緑:県負担、 エンジ色:市町負担






あれこれ

▼まるでシェークスピアの戯曲にでてくるような実話。▼いまから13年前の周南流域下水道浄化センターの建設費等に関する協定変更は、県の提案を受けて、当時の1市4町の中核である光市では平成121215日提案丸呑み起案。8人の管理職等の職印が押され、1225日にスピード市長決裁。そして、13年3月28日に山口県と1市4町で協定変更契約。▼この間光市では3月予算議会が開かれているのに、38億円の大負担増なのに、議会にも諮らず、報告すらない。報告があれば、光市の負担を抑える議論があったであろうに。▼さてシェークスピアの戯曲ばりの謀略とだまし討ちは、その後も続く。今度は市民に対して。光市財政健全化計画下水道版では、38億円の負担増を隠したまま、累積赤字が大幅に膨らんだとして、下水道使用料の連続値上げを強行。▼真相究明は今後もいっそう拍車がかかる。

こんにちは 四浦順一郎です  2013919


光市下水道料は、なぜ山口県一になったのか?

 流域下水道浄化センター協定変更で県言いなりが根源

「やさしさあふれる『わ』のまち ひかり」はどこに

失政の責任を市民に押しつけは許されない

 12月光市議会は、3日開会、一般質問は5、6、9日の3日間行なわれ、11議員が登壇しました。日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員は6日のトップで一般質問を行ない、①上関原発問題を考える ②「環境都市ひかり」を考える ③光市下水道料はなぜ山口県で一番高くなったのか? の3つのテーマでした。今回は下水道問題を左記に報告します。答弁は環境部長で、市政の誤りの責任を市民に下水道料値上げとして押しけている等、事実が次々と明らかになりました。

下水道会計累積赤字の主要な原因は「協定変更」

にあり、それが下水道料値上げにつながった

Q 「財政健全化計画で・下水道事業特別会計」は、15年度から累積赤字が膨らんだとあるが、その原因に流域下水道浄化センター建設費関連の協定変更があるとふれている?

A (「協定変更」についてはふれず)他市よりも早いスピードで、下水道事業をすすめたから、累積赤字が膨らんだ。

広島県では県提案125億円市町負担をはね返した

Q 広島県では流域下水道浄化センター県負担事業債を市町にきりかえるという県提案に対して市町が反発、結果は?

A 平成19年以降(「以前」の間違い)は市町負担低減となった。

周南流域下水道では県言いなりの協定変更

Q 平成12年から13年にかけての周南流域関係「協定変更」県提案に対して光市はどう主張し

A (光市の主張には触れず)協議記録はない。

協定変更も38億円光市負担増も議会に隠して

Q 協定変更を議会にはかった? 説明した?

A 諮っていない。平成13年3月6日の光市議会の一般質問の答弁で、当時の市長が説明した。

Q 説明したという(左記議事録には)、「協定変更」もなければ、38億円の負担増もない。当時の執行部の責任は、現在の執行部の責任でもある。引続き議論をすすめていきたい。

周南流域下水道関係協定変更と累積赤字の経緯

・平成1212月「協定変更」の光市長決裁

133月、「協定変更」で38億円の負担増

15年度、下水道会計53

16年度、107千万円の累積赤字

21年度、26億円の累積赤字

・・13年から24年まで下水道料を4回値上げ

何のことやらわからない

協定変更を説明したと強弁した議事録 1336 光市議会本会議

財政健全化計画との整合性を図り、1点目には、使用料改定期間を3年といたしております。2点目には、光市の実態に適合する一般会計繰出基準のルール化により、公費、私費の負担区分を明確にし、資本費のうち交付税措置があるものなどについては、公費で負担することとしております。3点目には、使用料負担の急激な増加を考慮し、経費算入対象期間を平成13年度から平成52年度までの40年間として、維持管理費に加え、私費対象となる資本費を段階的に使用料の中に含め負担していただこうとするものでございます。

あれこれ

▼四浦の一般質問の流域下水道問題第一質問が1分40秒、これに対して環境部長の答弁は、聞きもしないことをくどくど述べて8分も費やした。▼前議会に続いて答弁時間切れになった。独り言になった四浦は「過去の事だからと頬かむりは許されない。引続き新事実を明らかにしたい」と締めくくった。

こんにちは 四浦順一郎です 号外 20131219


人口減少に歯止めをかけられない光市

 結婚・出産・子育てを後押しする行政の役割は?

青年や子育て世代がいきいきと働ける職場を

 ――6月光市議会、四浦順一郎議員の報告④――

「日本創成会議」の人口減少問題検討分科会による人口試算が注目されています。大都市への人口移動が現在の水準で続いたとすれば、20歳から39歳の女性人口は、2010年をベースにすれば2040年の減少率が光市の場合47%と、半分近くに激減すると試算されています。ちなみにお隣の下松市の同減少率は20%となっています。日本共産党の四浦(ようら)議員が、この問題を6月光市議会一般質問で質しました。答弁は政策企画・経済部長です。

人口減少に歯止めをかけるに至っておらず・・

Q 光市の人口急減を直視し、結婚、出産、子育て、教育などを後押しする市としての中長期計画は?

A 平成19年に策定した総合計画前期基本計画の5年間で、人口減少に歯止めをかけるに至っていない。平成24年に策定した同後期基本計画では、さらなる子育て環境の充実を初め、里の厨を生かした農の第6次産業化の推進などで目標の実現に取り組んでいる。

市内非正規雇用36%、ブラック企業是正も

Q 雇用問題について、市内の非正規雇用の実数、比率は? 市内のブラック企業の実態把握は?

A 平成24年の総務省統計局によると、市内の雇用者1万6千人のうち非正規雇用者は5,861人で、36%。ブラック企業については、厚労省が平成25年9月を「過重労働重点監督月間」とし、若者の「使い捨て」が疑われる企業等に対して、集中的に重点監督した。山口県内では、山口労働局が128事業所を重点監督し、39事業場に是正勧告書を、20事業場に指導票を交付し、改善を求めた。

地域若者サポートステーションが開設

Q 中国地方5県で若者就職支援施設が1ヶ所しかないのは山口県だけだが、周南地域への設置を要請している?

A 周南地域への要請はしていないが、周南など県内4ヶ所に地域若者サポートステーションが開設されている。

県内市町の若年(2039)女性の人口減少率 (2010年→2040年)

市町

順位

減少率()

光市

 9

46.5

下松市

 1

20.1

周南市

 7

45.1

柳井市

10

46.8

周防大島町

19

75.7

周南3市の人口増加率、婚姻率等

下松市と落差大きい光市

50の指標でみる市町のすがた」より

201210月 山口県統計分析課

(順位は県内19市町の順番)

項目

光市

下松市

周南市

人口増加率

11

0.93

3位

0.32

6位

0.57

昼間人口比率

16

95.2

3位

101.9

1位

103.7

出生率

8位

7.3

2位

9.2

4位

8.3

婚姻率

10

4.23

4位

5.05

5位

4.87

幼稚園教育普及率

12

33.0

4位

59.6

2位

63.2

こんにちは 四浦順一郎です 2014年717


トヨタなど大企業の優遇税制の陰で泣く庶民増税・・・ 日本共産党

軽自動車税の大幅引上げに賛成する気持ちがわからない

国の悪政をすべて受け入れる市川市政

  ――6月光市議会、四浦順一郎議員の報告⑤――
6月光市議会は、30日に閉会しました。閉会日の本会議で、四浦(ようら)順一郎議員は、日本共産党を代表して軽自動車税などの大幅引上げに反対する討論を行ないましたので、報告します。国が地方税法の改悪を強行したことによるもので、市川市政は、これまでも今回も例外なく国言いなりで、市民負担を押し付けました。なお、日本共産党以外の議員は、ものも言わないで賛成の起立でした。

四浦議員の税条例改悪、反対討論

議案第45号、光市税条例の一部を改正する条例に、日本共産党を代表して反対の討論を行ないます。

本議案は、地方税法の一部改訂に伴い、庶民の足であり、中小零細業者の営業車である原動機付き自転車や二輪、四輪などの軽自動車税の税率を大幅に引き上げようとするもので、とても賛成なんぞできるものではありません

41日から消費税が5%から8%に引き上げられたばかりというのに、庶民や中小零細業者の負担増に追い打ちをかけるものになっています。

さらに、その背景も見てみたいと思います。日本と世界のもうけ頭であるトヨタ自動車ですが、史上最高の利益を上げた5月の決算発表で、豊田章男社長は、国の法人税が過去5年間もゼロであったことを明らかにしました。世界のトヨタが法人税ゼロのからくりは、「受取配当益金不算入」制度や「試験研究費税額控除」です。こうした驚くべき大企業優遇税制度があるにもかかわらず、日本経団連は法人税の実効税率のさらなる引下げを政府に要求し、安倍内閣はその要求に応えて、来年度から大企業の法人税をさらに引き下げようとしています。その一方で,
赤字の中小企業からさえ法人事業税をとりたてる計画をすすめています。つまり、法人事業税に組み込まれた「外形標準課税」を拡大し、その会社が黒字であるか、赤字であるかに関係なく、資本金や人件費に税金がかかるという、仕組みにきりかえようとしています。これは、所得に応じた支払い能力とは関係なく課税しようとするもので、応能負担制度を踏み破る方式です。

最後に、本議案の条例改訂案は、庶民と中小零細業者の負担を大幅に増やすものでありながら、本議案を含めて市川市政が例外なく国言いなりになっている事実を厳しく指摘して、反対討論を閉じます。

軽自動車税値上げ(単位は円)

   区分

改悪前

改悪後

四輪乗用

営業用

5,500

6,900

自家用

7,200

10,800

四輪貨物

営業用

 3,000

 3,800

自家用

 4,000

 5,000

バイク

50cc

1,000

 2,000

平成27年度から、四輪は新車のみ 28年度からさらに増税

こんにちは 四浦順一郎です 2014年724


市営住宅  老朽化がすすんでいるのに、修理費は横ばい
真剣な安全対策なくして、安心は得られない  通学路

議会報告会&意見交換会での要望実現のために
 ――12月光市議会、四浦議員の報告 パート6――

...

12月光市議会の一般質問で日本共産党の四浦(ようら)順一郎議員は、来年度の予算編成に関して、議会報告会&意見交換会で出された要望を中心に問う、と題して前号では、生活道路の整備と瀬戸風線について報告しました。今号では引続き、市営住宅の補修と通学路の安全対策について報告します。答弁は建設部長と教育委員会次長です。

市営住宅入居者入れかわり時の補修費は急増か
Q 市営住宅の入居者入れかわり時の1戸あたりの補修費の推移は? 補修や改築を決める基準は?
A 入居者入れかわり時の補修費は平成25年度で38万5千円、平成17年度では28万5千円。補修等を決める基準は、入居者の安全性を第一に、緊急性や重要性を判断して対応する。

外壁コンクリートの鉄筋がむき出しの住宅棟も
Q 海砂使用等が原因で鉄筋の錆、膨張などによりコンクリートが剥離している住宅数は? その処理は?
A 市営住宅39棟のうち6棟の外壁で爆裂を確認しており、落下の恐れのあるコンクリートは除去し、そのまま鉄筋が剥き出しの住宅もあれば、鉄筋にコーティングした住宅も。

住宅老朽化が加速しているのに、修繕予算が横ばい
Q 公営住宅法は「健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備」と謳っている。老朽化がすすんでいるのに、住宅修繕予算は横ばいになっており担当職員の負担が増しているのでは?
A 担当職員に相当な負担が強いられていると言う認識はない。

光市市営住宅入居者入れかわり時の1戸平均補修費
平成年度 平均補修費(円)
17年度  285,000
21年度  380,000
25年度  385,000

通学路の安全対策を真剣に取り組んで
Q 国において通学路の安全対策が強調されるようになった経緯は? 光市で安全対策が十分にできた例は?
A 平成24年4月以降京都府亀山市などで集団登下校中の生徒の列に自動車が突入し多数の死傷者が出て、通学路の合同点検の実施が行なわれるようになった。光市ではこの間横断歩道整備や信号機の設置などが行なわれている。

浅江小通学路、通称掘り割りの安全対策を急いで
Q 浅江小学校通学路の通称掘り割り市道は非常に危険。ここは毎朝何人の児童が通学している? 対策は?
A 平成24年の合同点検会議調書では毎朝120人。毎朝先生が安全立哨しているが・・
Q 通学時間だけでも交通規制は?
A その提案も含めて検討してまいりたい。

あれこれ
▼平成24年3月に策定された「光市営住宅等長寿命化計画」によると、「光市の市営住宅は約半数が耐火造で、外壁の爆裂など安全性に問題があるものも見られ震災時の建物の被害が拡大するだけでなく、日常生活においてもコンクリートの剥離などの危険性があることから、特に劣化が著しい住宅では一刻も早い対応が必要である。」▼こうした分析・認識をもっていながら、耐用年数をこえ、老朽化に見合う補修、大幅改修予算が伴っていない。▼ところがこの問題でも、建設部長の答弁は入居者の願いにも、担当職員の苦労にも正面から向き合おうとしていないが・・

こんにちは 四浦順一郎です  2015年2月12日