ハコモノ、大型公共事業

なんで10億円なの!

三島温泉に10億円を投入するよりは

 市民のくらしと福祉・教育の充実を

もう 大型ハコモノ建設を市民は望んでいない

 三島温泉計画の大幅縮小を

三島温泉健康交流施設建設に十億円もかける計画が多くの市民のひんしゅくをかい、この施設事業を見直す会は市議会に請願を行ないました。この事業計画は、@くらしや福祉・教育の充実を求める市民の願いに沿うものでなく、A十億円という巨額の税金を投入する相変わらずの大型ハコモノ事業であり、B利用者数予測の根拠を示すことができず、大幅赤字は必至で、市財政の悪化を促進するものです。市民の批判が急速に高まっている中なのに、市長は今月七日に開かれた市議会全員協議会で計画に固執し、来年度予算案を提案する方針の中で「態度表明したい」と述べています。いまこそ市民の声をいっそう大きく高めて、三島温泉施設計画を大幅縮小させましょう。

市民の願いにしっかり耳を傾けて

1 国保税や下水道料金値下げ、学校の耐震化等を

政府・政権与党は、年金や介護保険の改悪、住民税の大幅引上げ、そして派遣の自由化などによる低賃金や将来不安をつぎつぎと国民に強いています。こうしたときだからこそ、市が大型ハコモノ事業に走るのではなく、市民の苦しみの増幅に思いをよせ、くらしと福祉・教育の施策を一歩でも二歩でも前進させる姿勢が問われています。下記にみられるように、市民アンケートにみる市民の願いはくらしと福祉の充実です。県下トップクラスの国民健康保険税や下水道料金の引下げ、学校の耐震化などをすすめることが求められています。

市民の願い・重点施策(上位3)

  光市 ・ 大和町 合併協議会による市民アンケート報告書から

市民の願い・重点施策

順位

児童福祉や高齢者・障害者等福祉サービス

1

 

48.7

 

地域医療や保健体制

2

389

海・山・川の自然環境

3

31.8











大型公共事業への偏りは持続している

 日本共産党は是正の役割果す

大型公共事業に偏る傾向は三島温泉施設だけではありません。光地域広域水道事業計画(一期・中山川ダム完成百三十一億円、二期・百五十億円予定)、冠山総合公園二期工事(二十一億円)などはいずれも市民批判が強い事業計画です。日本共産党の四浦(ようら)順一郎は市議在任中、現在も将来にわたっても水を海に捨てている状態の光地域広域水道事業計画(二期)の中止を求めてくりかえし一般質問し、ついに二〇〇三年二月「中止」の確約を得ました。冠山総合公園二期工事計画についても中止を求めて議会内外で活動しています。

  光民報 2008214

三島温泉計画を考える

   世論と運動が政治を動かす

三島温泉建設の新年度予算計上は見送り

 三月光市議会が終わりましたが、注目の三島温泉健康交流施設の建築工事費は新年度予算に計上されませんでした。この大型ハコモノ建設に対して多くの市民が批判し、この事業を見直す会の運動の高まり中で、予算計上は見送られました。市民世論と運動が政治を動かした画期的な出来事だと言えます。

  ただ、末岡市長は「市民の意見を聞いて事業計画を点検し、現計画を固定化する必要はない」と言いながらも、「市民の理解を得ながら事業準備していきたい」とも述べ、現計画に固執する態度も示しました。この事業計画の見直しを求める市民の声をいっそう高め、拡げることが求められます。

買収・造成された三島温泉施設用地

 

 




八千七百uの用地買収・造成済む

もともとこの事業計画は、県事業による三島橋架け替えと島田川の河川改修によって三島憩いの家が立ち退きとなったことからすすめられました。そして事業規模が拡大し、旧三島憩いの家とは比較にならない三島温泉十億円計画となり、右下の写真のように八千七百平方メートルの広い用地を一億四千万円余で買収・造成しています。この用地買収と造成の予算と決算に、議会では日本共産党以外の会派が賛成しています。

一日も早く三島いこいの家建設を

 

  三島温泉健康交流施設計画によると、年間の利用者は十万人余、そのうち市外の利用客は四割も占めると目算をたてています。肝心の利用料金は、基準料金が大人六百三十円で市内の高齢者は割引するとしています。

  市長は、三島温泉建築工事費の予算計上を見送った理由に「市民生活に大きな影響を与えるものではない」と述べていますが、この発言は地元の願いとかけ離れていると言わなければなりません。三井や上島田など地元の市民は、一日も早く、百十円の低利用料金である西部いこいの家規模施設の建設を待ち望んでいます。

感じるままに 「三島温泉健康交流施設事業を見直す会」の運動をすすめている人と話していたら「どうしてこのようなハコモノ建設をやりたがるのでしょうかね」という質問を受けた。光市では大ムダ遣いの光地域広域水道事業があり、最近では冠山総合公園の一期工事二十億円投入済み、二期工事は二十一億円計画などがある。三島温泉施設計画と、これらの大型公共事業の発想に共通点が見られるが、それは次号で検証してみたいと思う。

光民報200843

 

なぜ冠山に

巨額投資続けるの?

大型公共事業より、くらしと福祉の充実こそ

冠山総合公園二期工事はストップを

市民批判の高まり無視して

 次期整備で巨額投資を続ける計画

冠山総合公園は、平成六年に梅の里の二・四ha(ヘクタール)、十四年にはエントランス広場、日本庭園、オートキャンプ場、イベント広場など五・九haの工事が完了し、合計八・三haです。その後の次期工事計画については、市民の批判が強く足踏みをしていましたが、昨年三月と六月議会で次期整備基本計画が示されました。展望台、花木園、遊び広場、ふれあい広場、森林散策路、果実の里などが計画されています。大型公共事業に対する市民批判が高まっているにもかかわらず、巨額投資を継続しようとしています。

冠山総合公園の月別来園者数

(平成163月〜172月)

来園者数()

来園者数()

3

  34,312

10

  14,020

4

  20,127

11

  12,393

5

  21,642

12

   8,600

6

  13,566

1

   5,600

7

   4,616

2

 106,479

8

   4,516

9

   3,815

合計

 249,686














来園者数が自慢できるのは梅の時期だけ

 交流人口増えず、維持管理費は膨張

平成十六年に、光市都市整備課と企画調整部から相次いで「冠山総合公園を核とする新生光市再生計画」なる資料が発表されました。冠山総合公園一期工事完了に伴って交流人口が増え、小遣いや宿泊費支出で年間十一億円も経済波及効果があったというものです。ところが実際は右下の表にみられるように、来園者数が目立つのは二月と三月初旬の梅の時期だけで、その他の月は閑散たる状態です。この時期

はかんぽの宿の宿泊者数は減り、日本庭園やイベント広場などの建設によって経済波及効果を言える状況はありません。そのうえ、表にみられるようにオートキャンプ場の利用率の低さは全国最低レベルで、収入に対して支出が二倍以上になっています。

オートキャンプ場の収支、利用率

平成15年度収入

274万円

15年度支出

 694万円

15年度利用率

  7.8

総事業(建設)

 約2億円









予算の主軸はくらしと福祉・教育に
市民の願いは、アンケート結果にも現れているようにくらしと福祉や教育に予算の重点をおいてほしいということであり、これ以上の大型公共事業を求めていません。具体的には山口県一高い下水道料金の引下げや介護保険の改善、学校の耐震化を願っています。日本共産党はみなさんと力を合わせて市民の願い・声が通る市政めざしてがんばります。

感じるままに▼光地域広域水道計画にもとづく中山川ダムの建設に百三十一億円の税金投入。「人口が増え、水需要が急増する」という名目ですすめられた事業だが、ダムの水は一滴も使われていないどころか、大量の余った水は海に捨てられている。▼三島温泉建設計画でも年間利用者は十万八千人で、うち市外から四割という作文がある。▼冠山総合公園問題は次号でさらに詳しくふれたい。

光民報

2008522




なぜ冠山に巨額投資続けるの・・その2

冠山総合公園の次期整備基本計画を考える

 市民の願いはくらしと福祉・医療の充実です

冠山へさらに八億七千万円の巨額投資よりは

 市民の願いに応えた市政運営にすべきです

「冠山総合公園次期整備基本計画」書の冒頭には、「第三次光市総合計画の基本方針に基づき、昭和六十三年度に冠山総合公園の基本計画を策定しました」とあります。この昔の基本計画にもとづいて、多少の見直しをしながら下記のように次期整備基本計画八億七千万円(詳しくは裏面)が昨年三月と六月に発表され、いま年に四千万円強で建設がはじまっています。

冠山総合公園の共用開始

  平成6年 梅の里 2.4ha

冠山総合公園の一期工事

  平成14年 5.9ha

 エントランス広場

 日本庭園

 オートキャンプ場

 イベント広場

冠山総合公園の次期整備基本計画

  平成19年度〜 14.9ha

 森林散策路、展望広場、展望台

 果実の里、ミツバツツジの里

 しょうぶ園、ランの里

 子どもの森、ふれあい広場


市民アンケートでは「都市公園の整備」はワーストワン

 市民の願いは医療、ゴミ、災害対策、高齢者福祉

光市による市民アンケート結果平成17

重要度が上位のもの

順位

加重平均値

項  目

1

 0.57

地域医療

2

 0.55

ゴミの収集・処理

3

 0.54

災害対策

4

 0.49

高齢者福祉













重要度が下位のもの

順位

加重平均値

  項  目

1

 0.02

都市公園の整備

2

 0.05

男女共同参画

3

 0.06

まち並み、景観

4

 0.06

市民団体、NPO













前号のこの光民報でも述べましたように、市は光・大和合併後に国民健康保険税や上下水道料金の大幅値上げなど市民負担を押し付けてきました。この連続した市民負担増や、市財政の状況を考えるなら、冠山総合公園の整備を昔の基本計画にもとづいてすすめることはあり得ません。上表のように光市による市民アンケート結果でも、市民の願いは医療やゴミ・災害対策・高齢者福祉などが高く、都市公園の整備はダントツ最下位です(裏面参照)。このようにどこからみても次期整備計画の根拠はありません

維持管理費は毎年二〜三千万円増に

次期整備計画は中止すべきです

その上、いまでも冠山総合公園運営費は毎年五千六百万円かかっているのに次期整備が済めば、維持管理費は二千〜三千万円増になります(委員会答弁)。次期整備は中止しかありません。

福江俊喜知事選予定候補が訴え

21日、県知事選に立候補予定している「みんなの県政をつくる会」の福江俊喜さんが光市入りし、室積、岩田、浅江の3ケ所で街頭演説をしました。福江氏は国の言いなり県政あらため、福祉75億円プランを紹介しました。

光民報2008626

不要不急の大規模ハコモノ建設止めて

 くらしと福祉・医療・教育の充実を

三島温泉は、いこいの家程度に

冠山総合公園は次期工事中止を

 ――十二月議会・四浦順一郎の一般質問報告 A

 三島温泉健康交流施設の十億円建設計画は止めて、地元住民の強い要望である従来あった三島いこいの家を早急に建設すべき。

  議会や市民団体から計画の見直しの提言が。新年度の予算編成のなかで、今後の方向性を示したい。

  冠山総合公園の八億七千万円の次期整備をやれば、維持費が年間八千万円に。中止を。

  進めている計画は、「ひかり未来戦略」による。多くの利用がある。

 コメント

▼市民が生活関連事業や補修の要望をすると「財政苦しく予算がない」という言葉が決まり文句のように返ってくる。ところが、三島温泉や冠山総合公園の次期工事になると「予算がない」という言葉が聞かれない。▼一般質問の中でもふれたが、冠山公園は皮肉な結果がでている。八千万円の工事費の梅園にわずか一ヶ月で、この公園の年間来園者の六割が集中する。残りの十一ヶ月の総計来園者は四割だが、梅園以外の次期整備計画を含む総工費は三十億円だ。▼わが党が実施した「市民アンケート」の結果は上表のとおりで、多数の市民が不要不急のハコモノ建設に反対していることがわかる。平成十七年度に市が行なった「市民アンケート」でも、市民の願いのトップは「地域医療」で、最下位は「都市公園の整備」だ。

日本共産党の「市民アンケート」から

   カッコ内は地元(三井・上島田・小周防)

  項  目

賛成()

反対()

三島温泉施設

11(19)

68(61)

冠山公園次期整備

10

66







四浦順一郎の市政報告 20081218



くらしと福祉第一で
日本共産党による市民アンケート結果
ハコモノ建設はもう止めて

冠山総合公園のこれ以上の工事は止めて=74
オートキャンプ場や日本庭園など一期工事に20億円、毎年の維持管理費は6千万円強、さらに87千万円かけて展望台広場など次期整備工事がすすんでいる
これ以上の工事は止めて=74
子どもの広場だけは造って=15
計画通り次期工事をすすめて=11

意見欄から

 市財政に余程余裕があるのか、あれほど立派な施設は光市にいらない。もっとお金を使う必要がある事がたくさんあるのではないか?  (虹ヶ丘50代男性)
 今でも充分な施設と思います。維持管理と手直しは必要なのでそれは継続し、その他の病院問題等に我々の払っている市税を使ってほしい(島田50代男性)
 遊具がどこも少ない(三井30代女性)


三島温泉健康交流施設は
元のいこいの家程度でよい=84%(73%)
中型施設がよい12(17%)
当初の計画通り大型施設がよい3%(0%)
    カッコ内は、地元の上島田、三井、岩狩地域

意見欄
 光市は赤字をかかえており、これ以上のハコモノはやめて欲しい。市民のことをよく考えて欲しい(浅江60代女性)
 早く着工してほしい、議論ばっかり(三井60代男性)

こんにちは 四浦順一郎です  2010311


党のアンケートで市民の願いクッキリ

 3月議会・四浦議員の一般会計予算反対討論から

「予算がない」とは言わせません

ハコモノ見直し、くらしの応援を


市はハコモノのアンケート実施を

さて、本討論理由の大きな第二に、市民の意見吸い上げがまったく不充分なことと、そこから誤った施策が横行していることを指摘します。

市長部局で毎年「市民アンケート」を行なっています。わが党は、かねがね重要なテーマや市民のなかにいろいろな意見のある超高額な事業などについては、文書でていねいにその事業内容を説明した上で、市民アンケートの設問に採用してはどうか、と提言してきました。いまだ、この提言を受け入れてもらえないために、やむを得ずわが党独自でハコモノ中心の「市民アンケート」を実施した訳です。

元のいこいの家程度でよい73

まず三島温泉健康交流施設建設問題です。わが党が実施した市民アンケートでは「当初の大型施設がよい」は3%、「中型施設がよい」は12%、「元のいこいの家程度でよい」は84%でした。意見欄には、「光市は赤字をかかえており、これ以上のハコモノはやめてほしい。市民のことを考えて欲しい」(浅江60代の女性)。「早く着工してほしい、議論ばっかり」(三井60代の男性)などがありました。地元の上島田・三井・岩狩地域住民だけを抜き出した「市民アンケート」104人の結果でも「当初の大型施設がよい」は0%、「中型施設がよい」は17%、「元のいこいの家程度でよい」は73%、「その他」は10%でした。

三島温泉でなく、いこいの家に

(前号から続く)このハコモノ建設計画は、総工費9億5千万円です。すでに1億4千6百万円で8千7百uの用地買収と造成は終わっており、3年前に大幅見直しの市民運動が起こり、4千筆以上の署名が集められ、前市長の時代に1年間の検討期間、いまの市長の時代にも1年間の検討期間、整備推進市民意見交換会がもたれました。新年度もまたまた「市民意見交換会を開きながら建物の概要を決め、2千2百万円の予算でコンサルタント業者委託設計を行なう」とあります。まさに右往左往している訳です。そこで建設的提言を行ないます。わが党の市民アンケートでは「元のいこいの家程度でよい」が全体でも、地元でも多数です。これが信用ならんとのお考えなら、市として「市民アンケート」を実施してムダ遣いを止め、スカッと決着をつけてはいかがですか。

冠山次期整備工事は止めて

冠山総合公園の市民アンケート結果は、「これ以上の工事は止めて」が74%、「子どもの広場だけは造って」が15%、「計画通り次期整備工事をすすめて」が11%でした。「これ以上の工事止めて」が34を占めています。意見欄には「市財政によほど余裕があるのか、あれほど立派な施設は光市にいらない。もっとお金を使う必要があることはたくさんあるのではないか」(虹ヶ丘50代の男性)。「今でも充分な施設と思います。維持管理と手直しは必要なのでそれは継続し、その他の病院問題などに我々の払っている市税を使ってほしい」(島田50代の男性)。「遊具がどこも少ない」(三井30代の女性)。などがありました。

梅とバラだけで来園者57

 この事業に関しては、議会などで奇怪な答弁が続いています。まず、経済効果について、冠山総合公園の供用開始まもなくの平成15年当時、35万人の来園で経済効果は11億円、最近は年間25万人の来園であるから8億円の経済効果だと強調し、だから総額8億7千

万円の次期整備工事継続の正当性があると言わんとしています。では、経済効果の根拠になっている25万人の来園者数について精査してみたいと思います。平成20年度の実績では年間25万人の来園者数のうち、2月から3月はじめにかけての梅まつり時期の1ヶ月間だけで約44%、バラまつりで約13%です。21年度のバラまつりは、20年度の2倍以上になっています。合わせて57%もの来園者数です。

費用対効果を精査すべき

ところで、冠山総合公園の現在までの総投資額は、梅の里、冠山総合公園一期工事、いますすめられている次期整備工事合計で約23億円費やされていますが、観光客、来園者を集める王者である梅の里とバラ園の投資額はそのうち8千万円余りです。つまり5%に満たない投資で観光客、来園者の57%も集めていて、費用対効果はバツグンです。逆に言えば、その他のオートキャンプ場や日本庭園などの費用対効果は泣きの涙という状態です。

維持管理費は年間8千万円へ

その上、冠山総合公園の維持管理費は年間いまでも6千万円を超えており、次期整備事業が終わると8千万円強となります。このように、次期整備工事は、子育て中のお父さん、お母さんから要望のある子どもの森の建設にとどめて、その他の幹線園路、展望広場などは中止すべきです。

このように、冠山総合公園の梅の里、バラ園以外の施設の効果はお話にならない状態であり、次期整備事業の用地買収は大方済んでいますが、勇気ある撤退、理性ある中止を決断されるよう求めます。

光漁港の浮き桟橋は必要か

 新年度一般会計予算案には、光漁港広域漁港整備工事として浮き桟橋とその連絡橋の製作費1億8千万円が計上されています。引き続き23年度予算ではそれらの設置費として9千万円が予定されています。6年前の台風で室積江ノ浦の栽培漁業センターの敷地に設置していた水槽が12基とも大破、飛散し、付近の住宅に被害を加えたことは記憶に新しいことです。浮き桟橋と連絡橋の予算計上と膨大な予算の養浜事業について、地元室積の議員からも危惧の念が高まっています。

 こうしたハコモノと言われる不要不急の大型公共事業は遠慮して、これらの億単位の予算は、二つの市立病院など、市民のくらしと福祉、医療の充実に充てると同時に堅実な財政運営をつらぬくことを求めます。

こんにちは 四浦順一郎です  2010422

ハコモノ事業を見直し、くらしと福祉向上へ

 冠山の次期工事77千万円は中止を

費用対効果バツグンの提案をしました

  12月光市議会・四浦議員の一般質問報告から

現在まで=一期工事

○梅の里+バラ園=投資額85百万円
  年間来園者数は59(2ヶ月間)

○オートキャンプ場+日本庭園+イベント広場等=投資額20億円     年間来園者数は41(10ヶ月間)

冠山総合公園の現状(平成21年度)

施設

投資額

維持管理

来園者数

梅&バラ

0.85億円

9百万円

188千人

その他

20億円

60百万円

130千人

               ↓

子どもの広場 約1億円(設計・工事進行中)


                                      

四浦の提案              次期整備工事計画

しょうぶ園+ミツバツツジの里   果実の里、ミツバツツジの里、

→日本庭園の付近に(数百万円) しょうぶ園、幹線園路、

 現状でもしょうぶは日本庭園の中     森林散策路、展望広場、

                               ふれあい広場、ランの里など

  項目

投資額()

維持管理費

次期整備工事

770百万

2千万円

四浦の提案

数百万

+百万円?


                        




冠山のこれ以上の工事は止めて74

 日本共産党による市民アンケート(今年2)

こんにちは 四浦順一郎です   2010129


三島温泉施設の建設は止め
元の三島いこいの家を

8億3千万円の事業費で

大赤字はまぬがれません

  3月光市議会、四浦議員の一般質問A

年間利用者数を7万人と強弁

 年間利用者見込みは、市民アンケートなどで集約・精査し、予測したものか?

 市民アンケートは実施していないが、既存の類似施設の利用状況から7万人は信憑性が高いと思われる。

2階建て不可は、周辺住宅地への配慮

 2階建てにしなかったのはなぜか?

 敷地が民間の住宅地に囲まれているため、生活環境に配慮し、建物は住宅地側に平屋で、駐車場は島田川寄りに。

7万人で年7百万円赤字

3.5万人で23百万円赤字

 大城の向こうをはる年間7万人の利用者数は考えられないが、7万人で年間の赤字額は? 半分の3.5万人の場合の赤字は?

 7万人で年7百万円赤字、3.5万人で23百万円の赤字となり、一般会計から支出する。

大城と比べてハンディだらけの三島温泉

  この他四浦は、下松の大城と比べて@宿泊できず、Aレストランなし、B景観はサッパリ、C3方を住宅に囲まれ2階建てダメ、駐車場の位置制約も、D地元三島地域の低入浴料の願いもダメなど6つのハンディを示したが、福祉保健部長は反論できませんでした。

ナント共産党以外が三島温泉予算に賛成

  市民福祉委員会で四浦が「三島温泉見直し」の修正動議を出しましたが、その他の議員が動議を否決。そして本会議でも追認しました。

あれこれ

▼4年前の三島温泉健康交流施設の事業費9億5千万円計画は、議会のすべての会派が見直しを主張するなかで、市長と執行部は当初計画をあきらめました。▼今回は8億3千万円とあまり違わない事業費なのに、日本共産党以外の議員会派は、執行部提案を丸呑みしてしまいました。市民からみると、議会はわかりにくいもの、またまた議会不信がつのった一幕でしょう。▼この計画はもともと無理がありました。8千5百平方メートルの広大な用地を買収したものの、3方が住宅に囲まれています。夜9時まで営業するために、駐車場や建物の位置に制約があります。住宅地から離れた大城ややすらぎの里のような訳にはいきません。ムリを通し、道理をひっこめる。大赤字の責任をとってもらわねば・・・

こんにちは 四浦順一郎です 2011421

三島温泉条例などを強行可決

市民の思いを代弁したのは日本共産党だけ

大赤字覚悟で、総事業費8億3千万円

    四浦議員が反対討論・左記に報告します

議案第50号、光市三島温泉健康交流施設条例ならびに議案第51号、光市三島温泉健康交流施設建設工事(建築工事)請負契約の締結について、日本共産党を代表しては反対の討論を行ないます。

当初計画に見直し請願署名3千

 この計画は、合併後の新市建設計画に基づく事業の一つとして取り組まれたもので、当初計画では、平成19年度実施設計、20年度から21年度にかけて建設工事、22年度から指定管理者による運営開始となっていましたが、実施設計の段階で市民グループ三島温泉健康交流施設事業を見直す会」が請願署名運動を起し、署名は短期間に3千筆余集まりました。そして、平成1912月光市議会に請願が提出されました。

12月議会の冒頭、紹介議員から次のような請願の趣旨説明がなされています。「請願第3号、「三島温泉健康交流施設事業を見直す会」から出されました、三島温泉健康交流施設事業の再考を求める請願を御紹介させていただきます。

贅沢施設の一方で市民負担増
 「御承知のとおり、光市におきましては、借金依存度を示す実質的公債費比率は、平成17年度は22%でありました。これは、地方債を発行するに当たって、県の許可を必要としております。また、下水道料金の値上げ、あるいは水道料金の値上げ、各種手数料あるいは使用料の値上げを行い、市民に大きな負担を強いているのも現状であります。このような厳しい財政状況の中で、約10億円の建設費をかけて三島温泉健康交流施設計画を作成し、一部事業に着手し、温泉施設・建物を建設しようとしております。しかも、施設利用者を年間13万人(初年度)と見込み、「日帰り温泉施設」という観光目的の施設に衣がえされております。このように、多額の建設費及び収支の見通しの立たない管理運営費等を考えるならば、今この事業のような大型投資はすべきでなく、当初の予定どおり、三島地域の高齢者生きがい対策としての温泉施設・地域住民のための健康施設に加えて、子

供図書館等、三島公民館と一体利用ができる公共施設に規模を縮小して見直すことが必要と考えておられます。

議会の全会派が見直し表明
 そしてこの請願は継続審査の後に、翌年20年9月議会で「市の予定する三島温泉健康交流施設事業計画の見直しを」という箇所を一部趣旨採択しました。こうしたなかで、議会でも6つの会派すべてが見直しを表明しています。さらに2010月に行なわれた光市長選挙で3人の候補がともに会見等において見直すということを言っています。

9億→8億円は見直しではない

このような経過を真摯にふりかえるならば、当初の投資計画である9億5千万円とあまり変わらない今回の8億3千万円投資計画に賛成しようがありません。これが反対理由の第一です。しかも、投資額はあまり変わらないのに、利用者の数は当初計画が13万人(初年度)に対して、今回の計画は7万人と半減しているといういい加減さも指摘しておきます。

この二つの議案に反対する第二の理由は、市民の思いに背を向けている点です。わが党はくりかえしこうしたハコモノについては、アンケート調査などによって市民多数の思いを掌握して計画立てるよう求めてきました。ところが、市は市民意見交換会というような少数の市民の意見を聞いてお茶を濁している手法しかとらないため、やむを得ず独自にわが党で市民アンケートを実施し、三島温泉の是非について市民に問いかけてみました。

いこいの家程度が良い84

昨年1月、週間情報紙にアンケート用紙を返信用封筒とともに折込み、1万世帯に届け、540人の市民から返信をいただきました。少々ラフな手法ですが、おおよその傾向はつかめます。その結果、三島温泉健康交流施設については、「当初の計画通り大型施設がよい」が3%、「中型施設がよい」が12%、「元のいこいの家程度でよい」が84%でした。

こんにちは 四浦順一郎です  20111013

市民負担増をつぎつぎ押しつけながら

 8億円の三島温泉を強行可決

9月議会・四浦議員の反対討論・その2

(前号の続き)

地元でもいこいの家を望むが73

地元の三井・岩狩・上島田の住民の集計でも「元のいこいの家程度でよい」が73%でした。このように、大多数の市民が元のようないこいの家の建設を望んでいますが、今回の計画は、市民の願いをうらぎっていると言わなければなりません。

年間利用7万人は願望にすぎない

三つ目の理由は、利用者7万人の予測は根拠がなく、むしろ利用者数はその予測を大幅に下回る可能性があります。私は、この再計画案が示された直後の今年3月予算議会で利用者数予測年間7万人の根拠を質しました。市は、光市民は毎年1人平均1回利用、市外から年間1万5千人利用という願望を示しました。もとより市民の意向を調査して予測したものではなく、近隣の類似施設の利用者数から推測したものだと言いますので、私は、下松市笠戸島大城と比較する議論を行ないました。次のようなやりとりとなりました。

 四浦「下松市笠戸島の大城の年間利用者がほぼ安定して、ここ4年年平均8万5千人、三島はこれと肩を並べるのに近い7万人利用者予測。では、大城と三島温泉計画案を比較して、大城になくて三島温泉にあるものはどういうものか、逆に大城にあって三島温泉にないものはどういうものかお示しをいただきたいと思います。」

大城の向こうをはる利用者予測

担当部長「なかなか比較をするのは難しい部分でございますけれども、施設の規模といたしましては、先般の議会全員協議会で申し上げておりますように、大城の温浴部門から比べますと三島温泉健康交流施設のほうがやや大きい規模を持っていると思っております。
 それとないものでございますけれども、確かに大城は島嶼部の先にございまして、風光明媚な部分もございます。そういった眺望等があるのは事実でございますが、三島温泉はその三島温泉地域の固有の泉源が以前からあるわけでございます。これを活用したものでございまして、温泉の湧出量も大城に比べてははるかに多いのではないかと思っております。答えになっているかどうかわかりませんけども、以上でございます。」

6拍子そろって大城に劣る

この答えになっていない答弁は、三島温泉が優れているものとして、自慢にもならない平凡な泉源をアピールしただけで、大城が優れている点は、眺望・風光明媚のみをあげました。そこで私は「私が聞きたかったのは、例えば大城にあって三島温泉のこの整備計画案ではないもの。1つ、レストランがありません。2つ目、宿泊もできません。3つ目、海を見渡せる高台で夕陽が売り物の大城に対して、三島はこの整備計画は中庭でありまして、お茶を濁している。景観はさっぱりではないか。おまけに三方を住宅に囲まれ、2階建てはダメだ、駐車場の位置も内側では夜9時頃まで営業するということで制約もある。まだあるんです。その上、頼みの地元三島地


民間の住宅に囲まれた建設中の三島温泉健康施設

域の皆さん、低料金入浴料の希望にも背き、泉源は非常に平凡。もう一つある。さらに用地取得から5年もかかっているため、コンサルタントへの設計等委託料総額が非常にかさんでまいりました。そういうけちもついている。今、6拍子、6つも示してみました。以上について私の言っていることが外れているものがありますか。」と問いかけたところ、

四浦の分析を否定できない部長

 担当部長は「確かに本事業につきましては、御承知のように平成21年度に市長マニフェストに基づきまして、この施設が単なる日帰りの温浴施設から市民の皆さんの福祉の増進、あるいは健康増進といった施設に方向転換をいたしたわけでございます。(中略) 確かにその中にはレストラン、あるいは露天風呂について今回は計画からは外しておりますけれども、これは議会をはじめ、市民意見交換会、さらにはいろんな方々からの御意見をいただいた上でこういう決定をさせていただいたものだと思っております。」
 質問に答えない「答弁」は、まだ続くのですが、時間の節約上割愛させていただきます。いずれにしましても、私が示した大城が優れた6拍子を否定しませんでした。このやりとりを通じても、近隣の類似の施設利用者数から7万人を予測したという話は「眉唾」もので、願望から出発したものに違いないとの確信を深めたものです。(中略)

市民には負担増を押しつけ続け

大赤字間違いなしハコモノ建設

市民には市財政危機を理由に水道料金の2度にわたる大幅値上げや下水道使用料をはじめ諸々の使用料金、利用料金の定期的な値上げを押し付け、一方でこのようなハコモノ建設に走ることは暴挙と云わなければなりません。7万人の利用者数でも毎年数百万円の赤字という試算がでているが、この赤字を大幅に上回ることは間違いなく、この議場にいる計画の推進者ならびに支持、応援者は、市民からの痛烈な批判は免れないでしょう。以上をもちまして、反対の討論を閉じます。

あれこれ

3月予算議会で三島温泉健康交流施設の建設が決まった。市長が23年度予算を提案し、議会では日本共産党以外のオール与党が賛成して三島温泉建設を含む予算が成立した。▼9月議会では、三島温泉の利用料金などを含む条例案が審議され、四浦があらためて過去の議論をふりかえりながら反対討論を行なった。▼それにつけても、市長提案に賛成する共産党以外のオール与党議員は、賛成討論すらできないとは。市民批判を恐れながらの賛成ということか・・・

こんにちは 四浦順一郎です 20111020


これでよいのか、光市議会議員の大勢
選挙公約を考える
三島温泉

4年前市議選時、見直し・いこいの家・中止公約だったのに

 昨年3月市長提案の巨額施設に賛成大多数

  7月に各公民館で開かれた議会報告会では、建設中の三島温泉健康交流施設に対する批判が続出しました。市は財政健全化を言いながら、はじめから大赤字がわかっているハコモノを建設することに対して痛烈な批判と、この市長提案に賛成した議員名を公表せよという意見もでました。そこで本報では、4年前の市議選時の各候補の公約と、昨年3月、市長提案の当初総事業費とあまり変わらない三島温泉建設に対して、各議員の賛否を紹介します。選挙時の公約のあり方を考える機会にしたいと思います。

第1回、第2回議会報告会の発言から

この予算に賛成した議員と会派名を教えて(光市民小ホールにて)

三島温泉は必要ない。毎年の利用者7万人の根拠は何か、500円の入浴料は高すぎる、年よりは安くしないと行けない。(あいぱーくにて)

地元説明会で市長は、三島温泉の年間赤字額は8百万円であったが、1千3百万円に上がっている。それを議会はなぜ認めたのか。(三島公民館にて)

平成19年、総事業費9億5千万円の市長提案議会では全会一致で見直し請願採択


平成20年10月光市議選公約(地方紙掲載)

当初計画通り   :
該当議員なし
    
          
見直し・縮小  :熊野、阿部、森重明、磯部、土橋、森重定、笠井、林、縄重、、         中村加賀美、木村、中本

いこいの家程度 :森戸、加藤、大田、大楽、笹井、松本、木村、四浦

建設を中止
     :西村

          

平成23年3月総事業費8億円の市長提案     

反対:土橋,四浦

賛成:その他の19議員
   (ただし、大田議員は一般質問でいこいの家程度を主張、三島温泉建設費を含む予算に賛成)

議長
中本


こんにちは 四浦順一郎です   2012811