ひとり言

合併議案可決、新市10月誕生へ

 

光市議会は12対2

大和町議会は10対3

 

瀬戸内タイムス より  


 光市議会は午前10時から開会。合併議案と関連の計5件について、末岡市長が提案理由説明し、合併調査特別委員会(西村憲治委員長)に付託した。審査に当たり、光翔クラブの3議員は退席し、討論のあと、10対2で可決すべきものと決した。
 続いて、本会議を再開。四浦順一郎議員(日本共産党)が「市民のくらしと福祉に痛みをもたらす合併。財政問題や住民投票などを実施しない市民置き去りの問題もあり、住民主人公の立場に背を向けた遮二無二合餅推進の暴挙」と反対討論した。
 稗田泰久議員(五月・改革連合の会)は「人口30万人以上の広域合併を求める信念は変わりないが、下松市長選の結果、実現可能な状況ではなくなり、光市と大和町の枠でまちづくりを考えざるを得ない」と賛成討論した。
 今村鐵雄議員(公明党)は「在任特例を適用せず、合併特例債を抑制することは市民に評価されている。新市建設計画にあるように、行財政改革の推進と市民とともに歩むパートナーシップのまちづくりに積極的に取り組むべき」と賛成討論した。
 市川煕議員(こう志会)は「行政のスリム化や合併特例債の抑制などの合意は、相手の顔と心が見えるからできたこと。光市と大和町には、合併後のまちづくりに最も必要なお互いの信頼関係がある」と賛成討論した。
 出席議員は18人で、うち中本議長は採決に加わらず、さらには光翔クラブの3議員が退席。14人が採決に参加。5議案とも賛成12、反対2の賛成多数で可決された。
 光翔クラブ幹事長の泉屋孝議員は、退席の理由について「(一市一町合併は)広域合併を求める我々の大義とはマッチせず、政策上の判断から棄権することにした」と述べた。
 賛成は、西村憲治議員、市川煕議員、縄重進議員、中村賢道議員、磯部登志恵議員(以上こう志会)今村鐵雄議員、森重明美議員(以上公明党)松本修二議員、阿部克己議員(以上市民クラブ)稗田泰久議員、森永教文議員(以上五月・改革連合の会)河村龍男議員。 反対は、藤田一司議員、四浦順一郎議員(以上日本共産党) 退席は、国広忠司議員、泉屋孝議員、守田勉議員(以上光翔クラブ)


 大和町議会臨時会は午前9時から開会。合併議案と関連の計5件について、委員会に付託せず、本会議で質疑・討論を行った。
 熊野町長の提案理由説明に続いて討論に入り、まず、土橋啓義議員(日本共産党)が「広域合併にならないという保証がなく、一市一町の合併をテコに、広域合併がその先に見えるようでならない。住民投票もしないという、有権者の意見を聞かない態度はとうてい納得できない」と反対討論。
 土井健生議員(十萌代表)は「行政、議会、住民が一体となり、我がまちは将来像の展望をしていかなければならない。40年近い、この大和町の悲願であった、まず目の前の光市との合併を実現させることこそが最重要課題」と賛成討論した。
 採決に際し、議会運営委員会で「議員として責任ある投票を町民に公表すべき」との意見で記名投票による採決が決定していたことから、合併関連5議案について記名投票を実施。出席議員は14人で、うち岩竹辰雄議長は採決に加わらないため、13人が投票した。5議案とも賛成10、反対3の賛成多数で可決された。
 賛成は、山本光正議員、熊野庄悟議員(以上新世紀)土井健生議員、友弘啓議員、轟明議員(以上十萌)芦原廣議員、早田一十議員(以上明志会)河村正雄議員、森重定昌議員、林節子議員(以上あゆみの会)
 反対は、土橋啓義議員(日本共産党)真田雄二議員(あゆみの会)小島康義議員。

今後のスケジュール(予定)

4月22日 県知事へ合併申請

5月10日 合併協議会16回会議

6月     県議会の議決

       県知事の決定

       総務大臣への申請

8月上旬  総務大臣の告示(官報)

10月4日 新市「光市」誕生

11月    新市の市長・市議選