新おっぱい都市宣言を全会一致で決議

 

 

 

瀬戸内タイムスより  

 光市議会6月定例会の最終本会議が30日開かれ、新『おっぱい都市宣言』決議案が全会一致で可決された。
 おっぱい都市宣言は平成7年の市議会3月定例会で全国に先駆けて決議されたが、昨年10月の合併により、旧光市議会で決議された宣言が失効したことから、磯部登志恵議員、林節子議員、森重明美議員(五十音順)が新しい宣言決議案を提出した。
 宣言案は平成7年の宣言を一部手直しし、「おっぱいをとおした母と子の穏やかなふれあいは、真に生きる力を持つ、心豊かでたくましい若者を育ててくれることでしょう」などという部分が新たに加えられた。
 28日の議会運営委員会(西村憲治委員長、9人)で取扱いを協議。6会派が賛成の意見を述べたのに対し、21クラブの河村龍男議員は「まちづくりの基本となる市民憲章が策定された後、それに付随する形でなされるのが望ましい。また、市内の高校の事件直後で、マスコミを相当にぎわしている時期だけに、決議することには抵抗があり、お祭り的なものは慎むべきではないか」と主張した。
 結局、興味本位の誤解が生まれないよう、決議案の提案理由説明に付け加えることで本会議への上程が了承された。
 決議案の提出者となった西村憲治議員(議会運営委員長)は提案理由説明の中で、「興味本位に受け取られる恐れがあるので、慎重にといった考え方もあったか、事件の直後であるからこそ、市民挙げての青少年健全育成に向けて、今一度真撃に取り組むことをお互いに確認し、自信と袴りをもって宣言したい」「おっぱい都市宣言は、単に母乳育児にとどまらず、また、母乳が出る出ないに関わらず、「おっぱい」すなわち、わが胸で子供をしっかりと抱きしめ、優しく声をかけることによって、子は人のぬくもりを知り、穏やかで優しい心の芽生えを手にするもの。その芽生えが将来、あらゆる人に、自然に優しく接することの出来る若者の育成につながると信じている」と述べた。


        
「おっぱい都市宣言」に関する決議

1.私たちは、おっぱいをとおして、“母と子と父そして人にやさしいまち光”をつくります。
2.私たちは、おっぱいという胸のぬくもりの中で、子どもをしっかりと抱(いだ)き、愛(いつく)しみ、心豊かで健やかな輝く光っ子を育てます。
3.私たちは、すべての母親のおっぱいが、より豊かに赤ちゃんに与えられるよう皆で手助けします。
4.私たちは、おっぱいを尊び、偉大なる母を皆で守ります。

 「おっぱい」何と温かく、優しい言葉でしょう。「おっぱい」をとおした母と子の穏やかなふれあいは、真に生きる力を持つ、心豊かでたくましい若者を育ててくれることでしょう。
 そして、この若者たちが“母と子と父そして人にやさしいまち光”で子育てを楽しみながら、このまちに住み、まちとともに輝くことを夢みて、ここ光市を「おっぱい都市」とすることを宣言いたします。

平成17年6月30日     山口県光市議会