下水道が二年連続赤字

 

 

瀬戸内タイムスより  

 光市の平成16年度特別会計と企業会計の決算(合併前、合併後)がまとまった。8つ特別会計のうち、下水道特別会計と老人保健特別会計、墓園特別会計が赤字決算となった。2つの企業会計のうち、病院事業会計が赤字決算。
 主な会計についてみると、下水道特別会計は実質収支が10億7200万円の赤字。同特別会計は市債(借金)で先行投資をして下水道整備を進めているとこから赤字体質を免れず、これまでは赤字分を一般会計から補てん(繰入金)していたが、一般会計が厳しい状態にあり、15年度から赤字分の補てんを見送ったため、初めて5億1000万円の赤字決算に転落した。
 16年度も赤字分の補てんを見送り、単年度で5億6100万円の赤字が出たことから、その合計額の赤字決算となった。赤字分以外の一般会計からの繰入金は12億2300万円。
 このため、下水道特別会計は財源不足を一時借入金の返済として繰上充用金を計上するという“自転車操業”を余儀なくされている。
 病院事業会計は5190万円の赤字だが、内訳をみると、光総合病院は1836万円の黒字、大和総合病院が7026万円の赤字。
 光総合病院は平成14年度決算で4316万円の赤字と16年ぶりに赤字決算に転落したが、15年度(2763万円)と16年度は黒字を確保。大和病院は15年度(1億2563万円の赤字決算)と比べ、16年度は赤字幅が減少したものの、両病院を併せると赤字決算となった。