地域密着型サービスとは!

 

 

  

 地域密着型サービスとは、住み慣れた地域での生活を支える狙いで、身近な市町村で提供されるサービスとして、今回の介護保険改正で創設された。
(1)小規模多機能型居宅介護
(2)認知症高齢者グループホーム
(3)認知症高齢者専用デイサービス
(4)夜間対応型訪問介護
(5)小規模介護老人福祉施設
(6)小規模介護専用型特定施設―の6種類。市町村が生活圏域ごとに必要整備量を定め、事業者の指定や指導監督にも当たる。その市町村に住む住民の利用が原則。地域の実情に応じた弾力的な基準や報酬設定ができる。
 光市においては、(1)〜(3)までの計画しか利用を見込まないとしている。

 その中でも特に目玉として、(1)にあげている「小規模多機能型居宅介護」が注目されている。小規模多機能型居宅介護とは、中重度となっても住み慣れた自宅や地域において在宅生活を継続することを支える観点から、「通い」を中心として、利用者の様態や希望などに応じ、随時「訪問」や「泊まり」を組み合わせて提供するサービス。
 光市においては、認知症の人が引き続き環境を変えることなく住み慣れた地域で過ごせ、また中度者の在宅生活の継続を図る観点から、「浅江地区」「島田・上島田・三井・周防地区」「光井・室積地区」「大和地域」の各日常生活圏域に1か所ずつ、計4か所の基盤整備を行う計画とした。計画年度は、平成18年度に2か所、平成19年度に1か所、平成20年度に1か所とする。
 「住み慣れた地域で、最後まで暮らしたい」という高齢者の願いを実現する一歩と期待される一方で、先駆的に取り組みを進めてきた事業者からは、制度化への戸惑いもある。