水道事業会計が病院事業会計から一時借入金

 

 

瀬戸内タイムスより  

 光市水道事業会計は1億5000万円を病院事業会計から年利率0.25%で借り入れている。水道事業会計にとっては金融機関から借り入れるより金利が低く、病院事業会計にとっては金融機関に預け入れるより利子が高く、両者ともに有利な結果をもたらしている。
 水道や病院などの公営企業会計は、地方公営企業法により一次借入することができ、管理者相互間の協議により、当該年度内に他の会計へ貸し付けすることができる。
 市水道局は今年度、事業の運営をするにあたり、予算内の支出が一次困難となることから、一次借入金を検討。このような場合、通常は市中銀行や政府系金融機関から借り入れるが、病院事業会計から借り入れた方が有利と判断し、市病院局へ借借り入れを申し出た。
 昨年10月から地方公営企業法が全部適用された病院局も申し入れを承諾。あまり例のない公営企業会計同士の資金貸借が実現した。
 水道事業会計の一次借入金は病院事業会計から1億5000万円で、借り入れ年利率は0.25%、借り入れ期間は平成17年9月1日から18年3月31日までの7ヶ月間。
 この借り入れの利子は21万7808円。市中銀行から借り入れた場合(年利率1.375%)の119万7945円と比べると、利子の差は98万137円になる。
 一方、病院事業会計は水道事業会計へ1億5000万円を年利率0.25%で貸し付けたが、利子は21万7808円。市中銀行に預金していた場合(年利率0.02%)の1万7424円と比べると、利子の差は20万384円となる。
 つまり、水道は98万円のプラス、病院は20万円のプラスとなるわけで、光市全体から考えると、118万円のプラス。厳しい財政状況から考えると、貴重な収入増といえる。
 そして、銀行を除けば、水道も病院も市民も、いわば三方一両得≠ノなるわけだ。
 この公営企業同士の貸借については、昨年の12月定例会での一般質問で、市水道局長が答弁の中で明らかにした。局長は「今後も給水収益等の増加は見込めないことから極力、経費の削減に努め、事業運営を行なっていきたい」と述べており、来年度以降も、予算内の支出が一次困難となるときは病院事業会計から一次借入をする方針。