3、冠山総合公園のあり方 @維持管理に工夫を 今年の2月に豊前市の日本の都市公園百選に選ばれている「天地山公園」を視察いたしました。日本の都市公園百選にも選ばれた美しい公園。緑と花にあふれた園内には遊歩道・展望広場・冒険広場・多目的広場・もみじ谷・花木園などがあり、安らげる空間として人気が高い公園です。 面積20万6百uの総合公園で、特に見逃せないのが展望広場で、市街地から周防灘へ広がるすばらしい景観が楽しめます。様々なイベントに利用できる野外音楽堂・ローラー滑り台が大人気の冒険広場・アスレチックフィールドの子供広場・芝生広場もあり楽しめます。 梅・桜・こぶし・チューリップ・キンセンカ・あじさい・マリーゴールド・寒椿・さざんか等、色とりどりの花々が訪れる人々の目を楽しませてくれます。広大で一見豪華に見える天地山公園は、設備は実にシンプルな造りとなっており、自然を活かした公園であることは冠山総合公園のこれからのあり方に大いに参考になると考えます。 そこで気がついたのは、広大な公園でありながら維持管理費が非常に少ないことでした。冠山総合公園では第一期整備面積8万3千uで約6000万円、天地山公園は20万6百uで、年間の管理費が1500万円足らずですんでいます。それは3人の嘱託職員を配置し、毎月8名程度の作業員を配置して清掃、草刈や樹木の選定などを行っているからです。単純にこの数字だけを対比するわけにはいきませんが、いずれにしても、もっと工夫をすることで維持管理費を下げることも可能なのではないかと考えます。ご所見をお伺いいたします。 答弁 冠山総合公園は、梅を中心に四季を通じて花や木が楽しめる公園として、公園区域の一部であります8.3ヘクタールを平成14年2月に開園して以来、市民の皆様をはじめ県内外から多くの方々が訪れ、都市公園として、また主要な観光スポットとして、本市への交流人口の増加や地域経済の活性化に、寄与しているところでございます。 1点目の公園の維持管理についてでございますが、現在のところ管理事務所とオートキャンプ場の事務所を合わせ、職員、嘱託職員、臨時職員の13名で、公園の使用許認可事務や公園の維持管理を行うとともに、公園主催の行事や、他の団体との共催行事などを行っているところでございます。 公園の管理については、それぞれの公園が持ちます特性に合わせ、行うことが必要であると考えております。 本公園は日本庭園や梅の里を持ち、日本庭園の素晴らしさをはじめ、自然豊かな公園としてご好評いただいておりますことから、これらの要素が本公園の特性と考えております。 そのため、日本庭園や梅の里については、造園の専従者が、一年を通して適切な管理を行う必要がありますことから、光市造園協同組合と管理委託を結び、樹木や芝生、水路などの管理に努めているところでございます。 また、通常可能なものについては、極力管理事務所の職員で対応するとともに、オートキャンプ場は、利用状況に応じた勤務体制とし、管理事務所の仕事をこなしながら、可能な限り臨時職員が草刈や雑草の処理などの維持管理に努めているところでございまして、管理費の軽減対策も重要なことと考えております。 今後とも公園の特性をそこなうことがないよう、適切な管理に努めながら、費用対効果の面からも、維持管理費について、十分に検討して参りたいと考えております。 A今後の計画について 冠山総合公園では、年間を通じて様々なイベントが企画され、市内外から多くの方が訪れておられます。そのような中今年度から、二期工事計画が策定される予定とお聞きしています。 梅まつりだけでなく、四季を通した交流人口を増やすためにも、たとえば山を切り崩す発想ではなく、遊歩道をつくって季節を通した花木の散策が出来、アスレチック型簡易体験遊具を設置し、自然にマッチする遊び方の工夫を取り入れていただけたらと思っています。 柳井市のウエルネスパーク、下松スポーツ公園、周南市の永源山公園、今年度から計画中の周南緑地公園の憩いの里構想等、近隣にも素晴らしい公園が整備されています。 他市の公園にわざわざ出かけなくてもよい、光市の特色を生かした、つまり先ほど申しました天地山公園のような、自然を生かしたシンプルな公園で充分市民の憩える公園として機能すると思いますがいかがでしょうか。どのような構想をお持ちかお伺いいたします。 答弁 |