定例会
4、 男女共同参画社会について

@光市における現状と今後の目標


 男女共同参画社会とは、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなくその個性と能力を十分に発揮できる社会です。現在、全国各地の自治体で、様々な取り組みがなされていますが、今後は企業・民間団体と一緒になった男女共同参画社会に向け、取り組んでいく必要があると感じています。
 光市においては、平成10年に光女性プランをつくられておられますが、実施状況を見ると、他市に比べ、まだかなり遅れているように感じています。まずは市民の皆さんへの様々な角度からの意識調査をし、啓発活動を進めていくことが重要なのではないでしょうか。さらに教育の分野での意識改革、異性に対する暴力やセクシャルハラスメントの実態、審議会等政策決定における女性の参画、女性の社会進出のための子育て支援等、様々な角度からの調査・改革が必要だと思っています。
光市の現状をまずお聞かせいただき、今後具体的な目標をどのように考えておられるのかお聞かせください。

答弁
 本市におきましては、平成10年3月に策定いたしました「ひかり女性プラン」を踏まえ、市民啓発用パンフレットの全戸配布や、女性団体連絡協議会が主催いたします女性の集いへの助成、ウイメンズセミナーの開催など、市民への啓発や女性の学習機会の提供に取り組んでいるところでございます。
 また、平成14年2月には、初めての光市女性模擬市議会を開催するとともに、平成14年10月には、ドメスティック・バイオレンス対策として、社会課に相談窓口を開設し、市民からの相談に対応しております。
 この他、総合福祉センター内に子育て支援の拠点として、チャイベビステーションを設置し、子育てサロンなど多様化する子育てニーズに対応するなど、子育て支援の充実に努めているところでございます。
 また、先行議員の市長答弁にありましたように、本年度、「光市女性問題懇話会」を「男女共同参画懇話会」に改称するとともに、今回、一般公募により、2名の女性がご就任になっておられるところです。さらに、市による選考委員として、職業安定所や、警察、民間企業などに、委員の就任をお願いし、女性の就業問題やDV問題など幅広い分野における男女共同参画社会の推進に取り組むこととしております。
 次に、今後の具体的目標についてお尋ねをいただきましたが、現時点では「ひかり女性プラン」の「男女共同参画社会に向けての市民意識の醸成」など3つの基本目標に基づき、今後とも、先ほど申し上げましたような施策の展開を図ることとしております。
 しかしながら、現在、平成16年10月を目標に合併協議が進められており、その中で男女共同参画推進事業計画を、新市移行後、新たに策定することが確認されておりますことから、この中で新たな時代に適応した目標設定が行われ、残された課題や新たな課題に対応してまいることになるものと考えております。