定例会

5.トーメン第2団地のその後

 

最後の質問になりますが、トーメン第2団地のその後の経緯についてお尋ねいたします。

この件に関しましては、昨年12月の定例会におきまして、質問させていただきました。その時の答弁は「本計画地内には、地区出身の議員の皆様から度々早期整備要望をいただいている室積19号線など、整備を必要とする市道もあるわけで、このことは、会社側としても、これまでの経緯からして十分に承知していただいているわけで、当然に相談があるものと考えている。市としては、都市基盤整備に必要な公共施設等の用地の確保をするといった観点から、結論を待って協議をしてみたい」ということでしたが、その後の状況をお聞かせください。

 

 

答弁

 

トーメンによる室積千坊台の宅地開発につきましては、約30年前に事業着手され、千坊台団地として平成2年に第1期工事が完了いたしましたが、住宅需用の鈍化など社会経済情勢が変化したことなどによりまして、第2期計画は実現されないまま今日に至っております。

 この間、開発予定地内にある買収済みの土地が仮登記のまま置かれていることなど、多くの解決すべき問題が残されておりましたことから、トーメン都市興発株式会社におかれては、現地の実態調査を実施し、これらの問題の解決に向けて検討が重ねられてまいりました。

 本計画区域内には、これまで議員からもたびたびご要望をいただいております市道室積19号線の整備用地など、市にとって都市基盤の要となる土地が存在いたしますことから、数年前より私自らが東京本社を訪問し、会社側の意向を確認しながら、今後の方針を明確にすることを要請し続けてまいったところであります。

 そうしたところ、今年になりまして、同社から、開発予定地内の会社所有地のうち、市道室積19号線等の整備に要する用地は光市に売却し、これ以外の所有地につきましては寄附したいとの申し出があり、市としても、公共のコントロールが必要との観点から検討を重ねてまいりました。

 この結果、市といたしましては、室積19号線は、室積地区の発展や地域住民の利便性の向上などこめ地域のまちづくりを推進するうえで、欠くことのできない重要路線でありますことから、この申し出をお受けしたいと考えております。

 なお、室積19号線整備につきましては、今後全体の整備計画を検討し方針を明らかにしてまいりたいと考えますが、今回の用地取得はこのための先行取得と位置付け、上地開発公社により事務手続きを進めていく予定としております。

 本件につきましては、これまで多くの議員の皆様方にご心配をおかけいたしましたが、

これにより、永年の懸案事項の一つが解決されることになるものと考えます。今後は、事務的な内容を具体的に煮詰めまして、予算関係など今後の議会に提案できるよう努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。