定例会

3、環境問題について


・分煙の効果と徹底
このたび10月1日より公共施設の分煙化が行われました。禁煙タイムから、より充実したものとなり、非常にありがたく思っています。現在の分煙の現状と、今後の徹底についてお聞かせください。

・ごみの減量と資源化
給食センター及び光市立病院等の公共施設から出る生ごみは、コストの面で燃えるごみとして処理されています。しかし、コストがかかっても、今の時代、循環型社会を作るために、生ゴミを燃やすのではなく、減量してさらに資源にしていく方法を取るべきでないでしょうか。
特に学校給食に関しては、子ども達の教育面からも是非、早急に取り組んでいただきたいことです。自分達が食べ残したものがゴミとしてどうなっていくのか、そのゴミが土に返り、また野菜などの肥しとして生まれ変わる事を、現実に学校の中で体験できたらどんなにすばらしいでしょう。そして、最終的にはなるべくゴミとならないよう、給食を残さず食べるよう指導することにもつながるかと思います。このことは給食センターと教育委員会が一緒になって取り組むべき課題だと感じています。
今どの企業でも、環境にすばやく取り組んでいるかいないかで、生き残りが決まる時代です。公共施設も、環境問題にすばやく取り組んでいるかどうかがとわれる時代になるでしょう。このことについて、お考えをお聞かせください。

・太陽光発電に対する取り組み
13年度で終了する太陽光発電の設置に対する補助金制度に関しては、9月議会、環境民生委員会でも質問として何回もあげられておりました。その答弁を読み返してみると、いろいろ議論される問題点も残したままサンセットという言葉で締めくくられています。そして、各自治体の取組の違い、業者・市民の方の認識の違い等、未だ納得いかないことが多い問題として闇に葬られようとしています。私は、このことをむしかえすつもりはありません。疑問点、不信感を残したまま、サンセットとしていいのでしょうか。平等・公平性をとわれる問題だけに、納得できないものが残っていいのでしょうか。少ない予算の範囲内での補助ですので、全ての人に出せるわけではありません。新エネルギー財団の許可から半年以内の設置義務は仕方ないとしても、光市としては、せめて期限を限定しないで、漏れた方も次年度に繰り越して応募できるという、本当の意味の公平な抽選が出来なかったのだろうか。という思いがどうしても消せないのです。太陽光発電のモデル的な貸し出しが行われる中で、私が一番見えてこないのは、光市が太陽光発電をどうしたいのか。という点で将来的な自然エネルギーとして太陽光発電に対する構想が見えてこないのです。疑問文を残したまま、疑問点はすべて削除されるのか。今後どのように見直されるのでしょうか。今までの成果と問題点の今後の課題として、来年度からどのように見直されようとしているのか具体的にお答えください。

答弁

 ごみの減量と資源化は、現代社会に課せられた大きな課題であり、学校給食におきましても、給食の残飯の肥料等への資源化について調査している所でございますが、いまだ、適当な処理方法を見出せないのが実情でございます。 現状、給食センタ−から出る給食の残飯は、1日あたり約80キログラム出ており、全て焼却処分しているのが実情であります。 しかしながら、循環型社会の重要性を考えた場合、その資源化について積極的に取り組まなければならないことは言うまでもないことでありまして、給食センタ−におきましては、発酵型、乾燥型、消滅型の生ごみ処理機についてのメリット、デメリット、メンテナンスの問題、費用対効果などあらゆる角度から検討している所でございます。また、学校におきましても、なるべく残さず食べるように指導することと、併せて、自分達の残した給食の残飯を再資源化し、花壇等の肥料として利用することは環境教育を進める上において、重要であると考えますことから、学校現場に合った生ごみ処理機について検討している所でございます。 いずれにいたしましても、光市の実情にあった生ごみ処理機を導入したいと考えますことから、議員よりいただきましたご提言も参考にしながら、検討して参りたいと存じます。