定例会

4、おっぱい都市宣言について

@特色ある取り組みを

   みなさんご存知のように光市は、平成7年3月24日に世界に向けて「おっぱい都市宣言」をいたしました。それは、母乳が出る出ないにかかわらず、胸(おっぱい)でしっかり抱きしめ、赤ちゃんと見つめ合い、語りかけ、豊かな心を持って、子育てできるようにとの願いからです。そして今年13年の8月5日には、第8回目のおっぱいまつりが行われます。

   毎年関係者のみなさんのご努力で、工夫とアイディアを盛り込んだ盛大な祭りとなってきました。しかし、光市民は、このことに誇りを持ち、母と子と父そして人にやさしいまちづくりとして評価しているのでしょうか?

   光市独自のおっぱい都市宣言にふさわしいことと言えば、これだと言えるような特色ある取り組みをもっと考えるべきではないでしょうか?

   今年はきらら博での『おっぱい都市宣言』光市のPRを考えていますが、PRももちろんのことまだ不十分で、市民に周知されていないことも事実です。一部の子育て年齢の方ばかりではなく、市民の幅広い方への周知と理解、そして協力をしていただけるようなことが今後の課題だと思いますが、どのような計画・構想をお持ちかお聞かせください。

A赤ちゃんにやさしいまち
   インターネットにこんなHPがありました。「赤ちゃんにやさしいまち」その中での文章を読ませていただきます。赤ちゃんとまちを歩いてと題して、1、ベビーカーを使ってみて:やっぱり階段は不自由!エレベーターをつけてほしい! エレベーターがあっても 1:わかりやすい案内表示を。動線を横切らないところにつけて 根本的に、メイン動線の利用者に「ベビーカーや車いす」っていう発想が欠けているのではないでしょうか。 「福祉のまちづくり」、バリアフリーデザインの基本として、段差にはスロープ、階段にはエレベーターと言われています。しかし、バリアフリーだけでは不十分です。このときほどユニバーサルデザインの必要性を感じたことはありませんでした。 エレベーターがあっても2:まちが赤ちゃんにやさしくなったら、あとは1人でも多くのひとに、「ひとにやさしい」気持ちを表してもらいたい。「人にやさしい」まちになっても、それを使う人たちが「人にやさしい」気持ちじゃないと、なにもかわらないんです。結局は人の問題なんです。というコメント・・ うなずけるところです。 
この中にも出ていましたが、今後、少子高齢化や国際化、市民の価値観の高度化、多様化がさらに進んでいく中で、障害のある人や高齢者、外国人、男女など、それぞれの特性や差異を越えて、すべての人が暮らし、活動しやすい社会をつくっていくことが重要な課題となっています。こうした社会をつくっていくためのキーワードが「ユニバーサルデザイン」です。 建物としては、あいぱーく光が見本でしょうか。

   ユニバーサルデザインの考えで「おっぱい都市宣言」の意味をもう一度考え直す必要があると思います。特色のある取り組みという提案の中で併せてお答えください。

 答弁:平成7年3月市議会において「おっぱい都市宣言」が決議されたことは、議員ご承知のことと思います。                      
 若者が、暖かく楽しく家庭を築き、安心して子供を生み育てていくことのできる社会環境の整備は、我々に課せられた重要な課題であると考えております。
 こうした観点から、出産・育児に関わる思いやエピソードを載せた冊子「愛のつぶやき、あのね」の作成や、おっぱいの歌「みつめあって」のカセットを作成し、母親教室、芽生え教室等で活用して、又あらゆる機会を利用しまして、市民に普及啓発を図っております。
 又市内の中学生を対象に、青少年が乳幼児と触れ合う機会をもつことにより、
 命の大切さや思春期における性の問題について考える「思春期保健事業」を実施しているところでございます。又毎年たくさんの若い夫婦や家族連れでにぎわう「おっぱいまつり」も今年で8回目となります。
 以上の取り組み等については、以前議員より、インターネットで全世界に、「おつぱい都市宣言」を発信したらとの、ご提言を戴きましたが、現在ホームページを開設しまして広く情報を発信しておるところでございます。 
「母と子と父 そして人にやさしいまち"光"をめざして」を基本理念にして、
 今後は、総合福祉センター「あいぱーく光」がオープンいたしましたので、母子保健事業を見直し、「おっぱい都市憲章」の趣旨を踏まえた、人にやさしい、特色のある取り組みを計画しまして、市民に幅広く周知を図りたいと思っております。
 次に、2点目「赤ちゃんにやさしいまち」についてお答えいたします。
「あいぱーく光」は、バリアフリーデザインを基本に取り入れた福祉にやさしい施設であります。また、駐車場から「ベビーカーや車椅子」で施設内の目的の場所に自由に行くことも出来、幼児がたとえ転げても床は衝撃の少ないフロア―カーペットを採用しており、障害のある人や、高齢者、外国人、赤ちゃんと、すべての人にやさしい人に配慮した施設で、議員仰せのとおり、まさにユニバーサルデザインの建物と考えております。
 「おっぱい都市憲章」にのべてあります、おっぱいをとおして培われる母と子の穏やかで、優しい触れ合いは、日一日と迫りくる老齢化社会にあって、心から老人を守り手を差し伸べられる若者を育ててくれることでしょう。の意味を再度、見つめなおして、すべての人に優しい、すべての人に配慮した「ユニバーサルデザイン」の考え方で、先程申し上げました特色のある取組みに併せて計画して参りたいと考えております。
 今後ともご指導とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。