定例会

3、公共施設の禁煙問題について

@禁煙タイムの現状と課題

   近年日本での喫煙率は低下する傾向にあります。しかし、男性の喫煙率は低下してきているとはいえまだかなり高く、若い女性の喫煙率は高くなっている傾向にあります。(ここ2年で減少する傾向を見せ始めました。)このような状況は欧米諸国では数十年前に経験された状態であり、喫煙間題に関しては、日本では欧米諸国に比べかなり遅れていると言わざるおえません。

  しかしながら、ここ数年来たばこと禁煙に対する社会的意識は大きく変わってきており、厚生省等においても数々の取り組みがなされてきています。

   喫煙者・非喫煙者の相互の理解の上に、社会全体の喫煙・禁煙に対する意識が向上することを望んでいます。

   そこで、以前から何回も光市役所での禁煙タイムの問題について質問させていただきましたが、実際の職員の方の意識はどれくらい変わっておられるのでしょうか?またどれくらい守られているのでしょうか? 社会全体がTPOをわきまえた喫煙、公共施設・企業での禁煙問題等非常に厳しくあたりまえのように行われている中で、光市は意識が薄いのでは?と思うことが多々あります。

   4月にオープンしたあいぱーく光では、喫煙コーナーが設けられ職員の方の喫煙は休憩室ということで、業務中に煙草を吸う人の姿はありません。これが当たり前なのではないでしょうか?禁煙タイムという中途半端な決まりより、本庁、その他の公共施設で全館禁煙、喫煙コーナーを設けるといった方向にはいかないのでしょうか?

A納得できる環境づくりへ

   インターネットで世界禁煙デーのコメントの中にこんな文章がありました。
入学式やPTA総会などで、学校へ行くと、2、3人の先生方が職員室の外の校庭に椅子を置いてタバコを吸っておられる姿を見かけます。 先生に訊ねてみると、「もう、校舎内では吸えないんですよ。夏はいいですけど、冬は悲惨なものですわ。」と苦笑いをされました。 それを聞いて「○○中学の教育は生きている。安心して子どもを通わせることができる。」と思いました。タバコの煙は、喫煙者本人だけでなく、周りの人(生徒も含む)の健康も害し寿命を縮めると言われています。人の迷惑や犠牲の上に成り立つ快楽の享受は、正常な社会生活に反します。 いじめられている子の場合も、その子の気持ちを考えることができなければ改善できません。 ○○中学では、思いやりの心を大切にし、心身ともに健やかに育てていただいているのだと確信しました。というコメント・・・
職場の環境づくり、これは個人の問題ではありません。人にも設備にも優しい環境づくりとは何かを考え、納得できる環境づくりに向けて、早急に改善し実行していっていただきたいと思います。
計画を立て、実行し、そしてチェックできるような体制づくりは出来ているのでしょうか?

答弁:市役所本庁を含む市の公共施設におきましては、すべての施設で分煙を進めるべく関係各課と協議を行いたいと考えております。こうした分煙対策により、市民などの来訪者にもご協力を願うことになりますが、喫煙者、非喫煙者が互いの立場を尊重し合い、相手を思いやる心が生まれ、「市民すべての人格や人権が尊重され心豊かな地域社会の形成」につながるものと考えております。なお、この分煙化のスケジュールにつきましては、庁舎改造のほぼ完了するこの秋口を目途に実施をしたいと考えております。