定例会

光市立病院について

@中身の濃い医療体制づくり

   毎年のように変わる医療情勢の中で、介護保険の導入・新しい医療制度、特に新しい老人保健制度が施行されたら、確実に収入は減少していくと考えられます。今までよりかなりの自己負担が増え、医療費がさらにかかるとすれば、一般の患者さん、病院に毎日のように来られていた患者さんの足は確実に遠のくでしょう。これからは民間・公共ともに患者さん獲得のための中身の濃い医療、様々なサービスなどを展開していかなくてはならないと思います。
   患者さんは今、何を一番望まれているのでしょうか。私の考える患者さんの望まれる事とは、医療のスペシャリストとしてのスタッフの充実、それは医者・看護婦・各専門技師・受付等の信頼できるスタッフであり、さらには専門的な医療器具の充実、環境の充実など、中身の濃い医療体制づくりであると考えます。そして、第2次収容病院としての確立を確かなものにしていかなければなりません。そのためにはある程度のコストがかかっても仕方のないことではないかと思います。中身の濃い医療体制づくりが整えば、自ずと患者さんは増えていくはずです。今後光市立病院はどう対応されようとしているのかお聞かせください。

Aリハビリ・気分転換の空間づくり

   病院という施設は、患者としてもお見舞いで来たとしても、あまりいい気分にはならないのが現実です。そのあまり良くないイメージを変えるためにも、入院中も外来に来られた時も、過ごしやすい快適な空間を提供することが大切なのではないでしょうか。例えば、松林を利用したリハビリ公園です。ここで、10月に環境民生委員会で視察に行ったこじんまりとした公園施設を紹介したいと思います。それは虹のかけ橋公園といって、高齢化社会に対応したノーマライゼーションモデル公園として、軽スポーツや散策をとおし、機能回復訓練を図るものとして造られています。園路として、実際の生活環境に近い歩行環境を再現し、戸外での散策による健康づくりと機能回復訓練に活用するため、ウレタン舗装の道、砂・玉砂利の坂道、階段等があり、すべて手すり付になっています。ベンチは、歩行訓練等の休憩として、手すりの役割はもちろん、腹筋ベンチ及び背のばしが可能な設備になっています。遊具としては、健康遊具とリハビリテーションのための歩行訓練遊具、多目的芝生公園として、パークゴルフ・ペタンクなどの軽スポーツができるようになっています。大きな広さを創造されるかもしれませんが、小さな空間で上手くリハビリ効果をあげることが出来るものでした。
   これが病院の施設として松林をリハビリ公園にすれば、一般の人も、病院内の人も使える公園として期待できるのではないでしょうか。また、車椅子の人など屋外に出かけられない人のために、テラスを造り、潮風にあたりきれいな景色を見ることのできる場所があれば、少しでも気分転換になるのではないでしょうか。それは屋上を使ったもの、施設内の空間を使ったものなど、気分転換の要素はどんな場所にもアイディアがうまれそうですが、いかがでしょうか。ちなみに屋外でのリハビリ効果は、屋内の3倍もあるそうです。