定例会

環境問題について

@ごみの減量化について

   いよいよ来年1月から資源へよみがえらせるために、ペットボトルの分別収集が始まります。そして4月からの完全実施に向けて、私達一人一人が正しい知識を身に付けていかなくてはなりません。なぜなら、資源ごみとして集められたものの約3割は、品質の悪いものが含まれるため、リサイクルされずに埋立地へ行っているという状況があるからです。ペットボトルのリサイクルが始まることで、埋め立てごみはかなり減少するでしょう。みなさんご存知のように、埋め立てごみの8割はプラスチックなのです。そのうちの8割はリサイクル可能であることも事実です。
   後畑不燃物埋立処理場の延命が叫ばれていますが、ペットボトル以外のプラスチック容器が年々増えているため、現在の第2期埋立地も当初の予定より1年短い、平成17年中にはいっぱいになりそうだということですが、実際にペットボトル回収が行われることで、埋立処理場延命が可能になるのでしょうか。お答えください。
   次に冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンの廃家電4品目は、来年4月から家電メーカーに処理の義務が課せられるので、後畑不燃物埋立処理場には搬入されなくなります。これにより、メーカーは分解・再利用しやすい製品づくりに取り組んでおり、循環型社会に一歩近づくことになります。しかし、市民の皆さんには処理費用と運搬費の3,000円から6,000円程度の負担が生じることになります。
   そこでお尋ねします。廃家電4品目に対して、自治体によっては、メーカーに委託されて、4品目を処理する所もあるように聞いております。、光市の今後の対応はどうされるのでしょうか。
   ここで、10月に環境民生委員会で視察したことをみなさんに簡単にご紹介したいと思います。ペットボトル以外の全ての廃プラスチックを油化するセンターと、埋め立てられるごみを半分にしてしまうほどの威力のある破砕機があるリサイクルプラザなど、コストも非常にかかっているとはいえ、素晴らしい施設を視察させていただきました。
   廃プラスチックの油化センターは、いくつかの民間企業を中心としたもので、主にリサイクルされた重油を公共施設・民間企業の燃料として再利用されています。
   これをそのまま光市に持ち帰ることはなかなか出来ませんが、これらの施設を有効に運行するまでの行政の姿勢に非常に感心しました。職員一人一人がごみに対するスペシャリストになり、時間と手間をかけ、市民に理解して協力してもらえる地道な努力をされたというところです。そうすることにより、より品質の高いごみになり、リサイクルの質も高まることになります。
   ここでお尋ねいたします。まず、コストをかけずにごみの品質を高める取り組みは出来ないのでしょうか。
   また、反対にコストをかけても、広域で地元企業の協力を得ながらごみの減量化、リサイクルを実現してくことはできないのでしょうか。