定例会

学校教育について

   室小の教室不足の対応

6月の一般質問で問題提起いたしました教室不足の件で、室積小学校とも随分協議がなされ充分とはいえませんが、前向きな回答をいただいているよう理解しております。

私も現状把握するために何度も小学校へ伺いましたが、空き教室がないために廊下・屋上までの階段の踊り場が倉庫代わりになったり、校長室前の廊下にロッカーが置かれたりと、学校サイドも何とか足りない教室を補っているといった現状です。昭和38年に建てられた当時の校舎に、継ぎ足し継ぎ足しで補われた様子がうかがえます。これからの学校教育の中で、何でも新しければよいとは思いませんが、その場しのぎの計画ではなく、将来的な視野で学校教育の場を考えていっていただけたらと思います。来るべく高齢化社会を担う健全なこどもたちを育成するためには、環境整備も重要な部分と考えます。厳しい財政状況の中、充分検討されていることとと思いますが、どうぞ、どの教育現場にもこれからの学校環境をどうすべきか視野に入れてさらに取り組んでいただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか?

     図書室の充実

図書室の司書の問題について質問いたします。この問題は何回も問題提起されてきていますが、2003年までに、12学級以上の学校に司書教諭をという指導がなされて、光市では独自に、平成8年に浅江小に、平成9年には室積小に学校図書指導員が置かれました。先生が兼任されていたときは、指導員の方の様には常に図書室にいることが出来ない状態でした。当然こどもたちの利用も今ほどになかった様です。いつもは、鍵がかけられた状態で、昼休みに図書委員会の子供が開けるという方法で図書室を利用していたそうです。しかし、子供が忙しいときには鍵がかかったままで、図書室というより倉庫状態だったようです。しかし指導員の方が居られる様になってから、非常に充実した図書室利用に変わってきました。私も伺って様子を拝見しましたが、非常に熱心な方で、とにかく図書室自体が整理されていて、暖かい雰囲気を肌で感じました。図書室にいつも誰かが居られて、話しかけたり本の読み聞かせを行ったりと、こどもたちの本に対する親しみが大変充実したという結果がでております。しかし、この前向きな状況が2003年には司書として資格のある教師が今の教師の人数枠で兼任されるのでは?ということを聞きました。司書教諭として新たに増えるのでしたらまだ納得がいくのですが、忙しい今の先生が、どうやって兼任されるのでしょう。形だけで、またもとの倉庫のような図書室になるのではないでしょうか?常に司書の方がいるということは、本を借りに来るだけでなく、いろいろな子供の心の信号を見ることが出来、みんなのお母さんのような存在でもあるのです。子供の心の問題解決の一部分にさえなっているように思います。中学校へ臨床心理士の先生を派遣してくださいとお願いするより、そうならないためにも、心の豊かな子供を作る手助けになっていることをこれからも充実していっていただきたい。また、12学級以上司書教諭といわず、どの学校にも図書室の司書もしくは指導員、OBの方が居られるような環境を光市独自で、是非創っていただきたいと思いますが、これからの状況なり、計画をお答え下さい。

    光市立図書館との連携

この図書の問題に関係することなので、ここで併せてお願いがあります。

今、光市立図書館では、1ヶ月個人で最高8冊・学校関係で最高30冊を借りることが出来ます。学校関係には場合によっては、10人に30冊という枠で2ヶ月間の貸し出しという事も出来ます。たとえば30人学級であれば、90冊を2ヶ月借りることが出来るということになります。しかし、その状況が貸し出しをする側、借りる側みなさんに周知徹底されていないのか、学校の授業に多くの資料をそろえたいとき、他の市町村に比べてなかなか制限があって、充分に借りることが出来ないということを耳にしました。これを機会にその利用条件の周知徹底と、需要の変化に伴う、思い切った貸し出しのアイディアもどんどん取り入れてほしいと思います。また、市立図書館を中心に、各学校図書室とのパソコンによるネットワークがあれば、横の連携がもっと充実し、調べたい本の検索も広い範囲で簡単に出来、より専門的な貸し出し利用ができるのではないかと考えます。

この事は将来的な構想として、是非今後取り入れていただきたいと思いますので強く要望しておきます。