定例会

 学校施設の問題について

 

@教室問題

今、学級崩壊が各地で問題になり深刻化していく中で、どうやってゆとりのある有意義な学校生活を子どもたちが送ることができるか、真剣に考えていかなければならない状況です。

その中で、少子化に伴って確実に空き教室が増え余裕教室をどう有効利用しようかと、各方面で提案されている中、学校によっては教室が足りなくなるという状況にある学校もあります。

これは1例ですが、室積小学校では児童数の微増などにより教室が足りなくなるおそれがあるということで、現在、学校と教育委員会で協議されているとお聞きしておりますが、今後どのように対応されようとしておられるのか、お伺いいたします。聞くところによりますと、特別教室である図工室を普通教室に変えるなどの計画もあるようですが、授業には支障はないのでしょうか。

今後、2002年からの「総合的な学習の時間」が始まりますが、情報学習、国際理解学習、環境学習など幅広い対応をしていくためにも、ある程度余裕ある教室の確保が求められていると思います。

そのためにも、私としては、できればプレハブ教室でも設置していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

何でも足りなくなれば直ぐどうにかしてくれという問題ではありません。その時の状況に合わせて、みんなが協力・我慢することも大切です。しかし、子どもの増減を気にしなくてもよい程度の教室のゆとりは、確保すべきではないのでしょうか。

この事については、しっかりと保護者・学校関係者の方と話し合いを持っていただきますよう、要望しておきます。

A洋式トイレの設置

学校のトイレ事情も随分変わってきておりますが、各トイレに洋式トイレを1つは設置していただきたいというお願いです。

以前、同僚議員さんよりこの問題が提起されましたが、洋式トイレの設置ということより、各トイレに洋式トイレの設置をという面でお考えいただきたいと思います。家庭はともかく、各施設で洋式トイレの普及はほとんどだと思います。しかし、多くの人が利用する施設では、衛生面だけを考えると洋式はかえって敬遠されるのも事実です。昨年の同僚議員さんの質問と同じく、例えば足を骨折したり、体の健康を害している時など、日頃は何ともない事でも、そういう時に洋式トイレは非常にありがたいものです。また、その中に、手すりも設置していただけたら大変ありがたいのではないでしょうか。今後の対応についてお伺いいたします。

B照度の見直し

学校の教室等の照度基準は、国で定められている200ルクスだそうですが、市内のどの小・中学校も一応クリアされています。しかし、雨降りの教室など見てみますと、少し暗いのではないかと感じているのは、私だけではないと思います。各教室・廊下・図書室など、暗いと感じる場所は少なくありません。朝から一日の1/3は学校で過ごすのですから、目の健康のこともあわせて考えると、もう少し明るさのことも考えるべきではないかと思います。 国の基準でということよりも、光市独自の考えで、照度の問題点を考えて頂けないでしょうか。




答弁

久保教育次長

 洋式トイレの設置、教室の照度については今度も状況に応じて対応したいと考えておりますが、抜本的な対応につきましては、大規模改修整備等を検討する際に十分調整してまいります。なお、教室の増設につきましては、現状の校舎全体における用途別の教室の利用実態を精査し、引き続き学校関係者と協議を重ねて、早期に方針を出したいと考えております。