やっぱり小さいころからの夢だったな


好きな人との二人乗り











































『 幸福の自転車 』




































「ふー・・・。これはココでええんよね。」

重い荷物を運び終えて一息ついているのは、兼マネージャーの だ。
しかしの休憩はつかの間。




、あと10分で休憩だからタオルとドリンクの用意をしておいてくれないか。」

「あ、うん。分かった。ありがと!」

は乾の心遣いに感謝をし、急いでタオルとドリンクの用意をしにかけって行った。

















そして10分後―――――

「よしっ!レギュラーは15分休憩!」

手塚の号令でレギュラー陣はコートから出た。



「皆、お疲れ様〜。」

〜!!」

「ンガ!?ちょ、菊丸これじゃ、タオルとドリンク配れないっつーの。どきんしゃいっ!」

「英二、離れようね。 が困ってるじゃないか。」

突然どこからともなく現れた不二は菊丸の後ろみごろをつかんだ。




「ありがとね、不二。はい、タオルとドリンク。あ、それとこれ菊丸の。」

「どうもありがとう。」

「いいってことさ〜。」

は手を振って笑った。
大体皆にタオルとドリンクを渡した は、最後に渡す人のところへ足を進めた。

























「桃〜〜!!」

先輩、遅かったスね。」

「めんご、めんご。はい。」

「ありがとうございます。」

舌を出して桃城に謝罪する 、それを笑って許してくれる桃城。
3年兼男子テニス部マネージャー
2年男子テニス部レギュラーの桃城武は恋人という仲なのである。



「今日一緒に帰れます?」

「ん〜っとね・・・。うん、大丈夫。」

「よっしゃ!」

「そういえば二人で帰るのって久しぶり。」

「そういえば、そうっすね。」

は、青学男子テニス部のマネージャー業を終わらすと、
音楽室で合唱の練習を毎日おこなっているため、
めったに一緒に帰ることができないのである。



先輩、もしよかったら帰りにどっかよって行きません?」

「えっ?ホンマに!?うん、行く行く絶対行く!!」

はしゃぐ の姿を見て桃城は顔が自然にほころんだ。



「そろそろ練習が始まるんで。」

「あ、本当だ。」

そうして名残惜しそうに地面から腰を立たせた。



「じゃあ、またあとで。」

そういうと桃城は の頭を撫でてコートへ向かった。



「だあああ!!!桃〜〜〜〜〜〜!!(赤面)」

桃城はの照れた声を聞いて後ろを振り返りニって笑った。



「〜〜〜〜ったく、桃のバカタレ(赤面)」

は文句を言いつつ、桃城からの幸せをかんじていた


























―――――しかし、彼らは知らなかった・・・。

そこに・・・、一つのがあることを・・・(怯)―――――――




























「でわ、今日の部活はここまで解散。」

「「ありがとうございました、失礼しまっす!」」

手塚の号令で今日の青学男子テニス部の練習は終わった。
皆疲れているのなか、二人だけがいように機嫌がよかった。



「桃先輩、今日も乗せてってくださいよ。」

隣でラケットを片付けながら越前は桃にねだった。



「あ〜、悪ィ、越前今日は」







僕の とデートするんだよね。」





「「!?」」

不二は開眼で桃城を見下ろした。



「・・・へ〜・・・桃先輩やりますね。」

「・・・ は皆のものなんだよ。
独占
しようなんて
がそんなにほしくないのかな〜?」

恐ろしいことを淡々という不二を見て桃城は固まった。





















其のころ―――――

















「桃ったら遅いな〜・・・。何してるんだろ?」

は校門のところで桃城を待っていた。
今日は意外とマネージャー業が早くに終わり、校門で待ち合わせをしたのだ。














「だ、だって俺と 先輩は恋人同士っすよ。」

「そんな
戯言僕には通用しないよ。ねぇ、越前君。」

「そ、そうっす。」

命がおしいのか、越前は不二の味方(?)をしている。




「てめー、越前どっちの味方だよ!」








「越前君、君は僕の味方だよね。」

開眼しつつ、黒いオーラを漂わせて不二は越前を睨んだ。




「・・・そ、そうっす。俺は不二先輩の味方っす(怯)」

越前は魔王の恐ろしさを隠し切れなかった、こ、声が裏返った。







「っということで桃。」








「桃〜〜〜!!こんなとこにおった!」










先輩!?た、助かった〜〜。」

「へっ?ちょっと、やだ。恥ずかしいって!!」

桃城は を抱きしめた。



「ん?アレ?どうして、不二とリョーマくんがおるん?」

は桃城のがっちりした大きな腕の中から不二と越前を見た。



「偶然だよ、偶然。 、今からデートなんでしょ?
早く行かないと時間がなくなるよ。」

さっきの黒い姿はいづこへいったのかというぐらいに、不二は白かった。




「は、は、はは、早く行きましょう!先輩!!」

「ちょ、桃っ!あ、お先に〜。」

桃城は をひっぱって此処から一目散に逃げていった。

















「ふ、ふふ、不二先輩?」

おそるおそる越前は不二の顔を見た。

「・・・明日生きて学校から出られるとは思わないでね、桃。」

不二は、ブラック降臨、100%開眼、この世の人とは思えないことをいい始めた。
さ、流石鬼畜腹黒大魔王・・・(怯)
































「どうして、走ったん?走ることなかったのに・・・。」

「あはははは・・・(汗)((先輩に、不二先輩のこと(黒不二)知らないからな・・・。))」

冷や汗をかきながら、桃城は笑った。



「変な桃〜。」

首をかしげながら は、桃城を見た。



「さ、行こうぜ。」

桃城は自転車に乗り、後ろに に乗るように言った。



「うん。」





































「やっぱ、チャリはいいですなぁ〜vv」

「こがなかったらっすね(笑)」

「そうそう(笑)って桃〜〜〜。」

「ああ、 先輩!落ちる、落ちるって!!」



































「私ね〜、桃のチャリ大好きだよ。」

「ん?」

「乗るだけで幸せになるの。なんか、世界が違うかんじになる。」

先輩、E.T.の見過ぎじゃないですか?」

「違うってば!!ったく、鈍いな〜・・・。」

先輩に言われたくありませんよ。」

「なっ。私のどこが鈍いんだよ!?」




「・・・全部。」

「〜〜〜〜(怒)このヤロー!!桃絶対私のこと先輩と思ってないやろ?!」

「・・・バレた?」

「オイ!」






























先輩。」

「ん?」

「俺のチャリスキって言いましたよね?」

「うん。」

「俺のことは?」

夜の闇に桃城の声が響いた。
























「・・・に・・・ん・・・じゃ・・・。」

「にんじゃ?」







「〜〜〜〜〜大好きに決まってんじゃん!!!!!!!!(赤面)
馬鹿桃〜〜〜〜〜」




「せ、先輩!声大きすぎ!!」

「何度でも言ってやる!!桃のこと大好き!大好き!大好き!」

「は、恥ずかしいからヤメローーー!!」
































「・・・明日とは言わず・・・
毎日呪ってじわじわ殺してあげる・・・。」


が桃城に大好きを連発したのは、魔王の家の前だっだ。魔王様は見事にご立腹のご様子です・・・(怯)






あなたの自転車は私に夢と幸せを運んでくれるの

あなたと私は二人で幸せになるの








コメント
雨:二人乗り自転車〜
桃:たしか雨風は、自転車通学だよな
雨:うん、だけど二人乗りして帰ってみたいな〜
桃:相手もいないくせに
雨:・・・ふ、ふん。べ、別にええもん。
桃:お、珍しく張りあわねーな。
雨:珍しくってアンタ(汗)