童心にかえって


自分が少し素直になれた気がした








































『 Qoo〜乾汁味〜 』















































「先輩、これは此処でいいんスか。」

「あ、うん。」

海堂が、ドリンクの作りかたのレシピを見ながら
ドリンクの容器の中に書かれていた分だけの水を入れた。



「でも、ほんとうにごめんね。かいどうにてつだってもらって。」

は、ドリンクをはしでかき混ぜながら海堂に満天の笑みを浴びせた。



「・・・別に・・・(照)」

海堂は、頬を少し赤くしプイと顔を逸らした。




さてさて何故このようになったかというと、
奥さんこっから、よ〜く見て下さんせ(誰だよ奥さんって・・・。)






















「う〜ん、くぬ〜〜。」

は、部室の前で足を組んで部室のドアを睨んでいた。
部室についたのはよかったのだが、
ドアノブがたわない(とどかない)為に未だに部室に入れない状況なのである。

ジャンプをしたり、時速をつけたジャンプをしたり色々したのだがすべて失敗に終わったのである。
誰かにやってもらうのが一番の手なのだが、
部員たちは一生懸命練習しているのをわざわざ邪魔をするのは絶対嫌だった。
幼稚園年少になってもそのぐらいは分かっているらしい、流石マネージャー(感動)








「・・・!」

は、何か思いついたらしく立ち上がった。
ドアノブから少し離れ、着ていた体操服を脱ぎ、ぶんぶんと狙いを定め回し始めた。



狙いはアソコ!「「ドアノブ!!」」




が思いついたことは体操服をドアノブに引っ掛けて、
引っかかったら、袖口と袖口を方結びで縛り
よじ登ってドアノブを回すという考えなのである。
さてさてうまくいくのでしょうか・・・。




「・・・とりゃああああああああああああああ!!!!!!!」




バシッ




「きまった・・・・。・・・・・・・・・・・・(滝汗)」




そこには,引っ掛けるハズのドアノブではなくて
海堂が引っかかったのである(マムシ釣り??)

「せ、先輩・・・。何のつもりスか。」

海堂は、フシュウウウっと息を吐きながら を見た。




「い、いやね。せがたわなくて、ぶしつにはいれないの。
 だから、たいそうふくをロープがわりにしてよしのぼってあけようかなっておもったの。
 だから、かいどうにわざとひっかけたわけじゃないの。」

は、両手をくっつけてペコペコ海堂に謝った。





キイ






「へ?」

が目を開けたときには海堂はおらず、部室を開けていた。



「入らないんスか?」

「はいるはいる!!」

は、てけてけと部室に駆け込んだ。




「ありがとね、かいどう。」

「・・・別にいいスよ。でも。」

海堂は、 の前にしゃがんだ。



「今は、 先輩はいつもと違うんスから。もっと俺たちを頼ってください。
 別に誰も迷惑なんて思わないス。」

「・・・いいのかな。ほんとうに。」

「いいに決まってるだろ(照)」

海堂は、照れた顔を見られるのが恥ずかしいらしく、立ち上がった。






「なら・・・ドリンクつくるのてつだってもらえる?」

「・・・いいスよ。」

っという具合です。










「そろそろきゅうけいかな。」

部室に飾ってある時計を見て は、台の上から降りた。
そして、部室のすみにあるカートに籠を乗せ、
もう一つの籠を紐で縛りリュックみたいに背負うと海堂のところまでおした。



「かいどう、このなかにドリンクいれて。」

海堂に指示をし、 は、タオルをリュック型にした籠の中に詰めた。




「入れました。」

「ありがとうっとよっこらしょ。さて、しゅっぱ〜つ。」

はヨロヨロと左右に歩いた。
いつもは何てことのないタオルがこの体になってとても重く感じるのだ。
でも、これくらい屁のカッパみたいには自分自身に活を入れた。




「・・・フシュウウウ・・・。」

海堂は何も言わず、タオルの入った籠を持った。



「あ・・・ありがとう。」

「ウス。」





















「よしっ。レギュラーは15分休憩。」

手塚の号令で、レギュラー達は、次々にコートから出た。



「あっちい。大石〜、ドリンクは〜。」

「たぶん、そろそろ が持ってきてくれると思うんだけど。」




「みんな―――、おまたせ――――――!!!」

がカートを押しながら、ピコピコとレギュラー達に手を振った。

余談だが、手塚が「キャーキャー」言いながら手を振っていた。
     其れを見た大石が液体型の胃薬を飲んだ。





「あ―――――――――!!!
海堂!!いないと思ったらのところに行ってたんだな―――――!!!!!」

菊丸が の隣りを歩いている海堂に指差した。




「・・・便所に行って、偶然出会ったんスよ。」

「へえ〜でもそれにしては長いトイレだったね。もしかすれと・・・、
そのままのところに行った・・・わけじゃないよね。」

不二がにこにこ(怯)しながら海堂を見た。




「かいどうはほんとうにはこぶのてづだったくれただけ。
 はい、ドリンク。」

は、籠の中からドリンクを取り出し不二に手渡した。



がそう言うなら本当だね。」

「フシュウウウ・・・(た、助かった・・・。ありがとうございます、 先輩)」

海堂は、軽くバレないように に会釈をした。
は、「いいよいいよ。」と言わんばかりに海堂に笑みを見せた。
そして、ドリンクを配り始めた。




「はい、てづか。」

「ああ、ありがとう。」

「はい、おおいし。」

そんな の姿を見て・・・手塚は―――――


「(フッ・・・夕日をバックにBGMに愛の唄を流し、父と子のおいかけっこ・・・悪くないな・・・。)」



妄想――



手塚「こら〜、待ちなさぁ〜!」

「パパ〜、こっちだよ〜。」

手塚「よ〜し、パパが今そっちへ行くぞ〜。」

「パパのばか〜。」




妄想終了――



「そして、二人は手を取り合い、夜の闇に消えていく・・・。フフ・・・フフフフフ・・・。」

手塚は鼻血まみれになりながらも熱演していた。
部長・・・楽しいですか?(汗)



「お、大石先輩・・・部長・・・どうかしたんですか?」

「い、いつもの発作だ。越前、気にすることはない。」

大石はなるべく手塚を見ないように、越前に言った。
発作をおこす原因である は、そのことは全く気づかず、ドリンクを手渡し続けた。




「はあ〜、乾。早く来てくれ。」

「やあ、お待たせ大石。」

「い、乾!!」

そこには、さっきからずっと待っていた乾の姿があった。



「できたんだな、ようやく。」

大石は天の恵みと言わんばかりに乾を見た。



「できたけど、どれが本物かわからないから、ためさせてもらうよ。
 ってことで を呼んできてくれ。」

「ああ、分かった。」






レギュラー陣と乾と が集まった。

「はい。」

乾は、グロい液体の入った試験管を に手渡した。



「これな〜に?」

「・・・Qooの新発売の予定の味だ。」

「えっ!?いぬいってQooをつくってたの!?すっごーい!!」

「ってことでまあ飲んでみて。」

「うん。」





こくこく










解毒剤を飲み干すと は大石に近づいた。

「大丈夫か、 ?」

「あたいはいつも大丈夫やで。」

(((((((((か、関西弁!?!?!?!?))))))))






「それよか、大石。アンタ今水泳の時間やないんやで、
水泳キャップないと被って自分こそ大丈夫か?
 根が真面目なのもぎょーさんわかるけど、落ち着いていこうや。」

乾は結果をノートに書くと次の試験管を に渡した。



「おっ。乾、スポドリか?たまには気ぃきくやん。ありがとな。」





こくこく












次の解毒剤を飲み干すと は海堂に近づいた

「な、何スか?」

「あんちゃん、ちと失礼するぜ。」




(((((((((あ、あんちゃん!?!?))))))))))




そういうと は、海堂によじ登りバンダナをとって、自分の頭に縛った。
そして、近くにあったラケットを手に取った。





バシッ







「らっしゃいらっしゃい!!今日は出血大サービスだよ!!
 ブロッコリー一株一円!豚肉100g1円!!
 おっ。そこの血まみれのイカすお父さん(手塚を指す)
たまには、娘さんか息子さんにウマいもん食わしてはどうですか?」

(((((((((ス、スーパーの安売り!?!?!?!?)))))))))




乾は結果をノートに書くと次の試験管を に渡した。

「おっ。あんちゃん、ありがとよ。」







こくこく


















ボロボロ
がいきなり泣き始めた。

「ごめんなさい!!世界中の人に謝ります!!
 海堂のバンダナを勝手に使ってしまい。そして勝手にラケットをつかってしまって。
 私のような、罪人に天罰を!!!!」

(((((((((な、何故○っちゃん!?!?!?
しかも、大石の水泳キャップは別によかったのか!?!?!?!?)))))))))






ピーーーー












の頭から白い煙が立ち込めた。

「なんや皆黙りこくって 

はいまいどありーまたのおこしを 

ごーめーんーなーさーい」


バタッ















「「「「「「「「「 (先輩)!?!?!?」」」」」」」」」





















―――暗転――――


「ん・・・。」

「・・・ 。」


「んあ?大石、手塚、タカさん、菊丸、乾、不二、海堂、桃城、リョーマくん、どうしたの?」

「身長が元に戻ったみたいスね。」(by越前)

「えっ?何が?」

「記憶がないのか?」(by大石)

「何の?」

「俺とチュウしたことだ。」(by手塚)

「手塚・・・五月蝿いよ。」(by魔王様)

「まあ、ともかく無事で何よりだな。」(by乾)

乾は結果をノートに書くとノートを閉じた。



「よしっ。先輩も元に戻ったことだし、もうひと暴れするか。」(by桃城)

「勝手に暴れてろ。」(by海堂)

「あ!?」(by桃城)






「海堂。」

は海堂を手招きした。



「何スか?」


「さっきは手伝ってくれてありがとねv」

は海堂に耳打ちすると、仕事に取り掛かった。



「・・・先輩・・・記憶・・・。」

「・・・。」

は振り返り、人差し指を唇にあてた。


数日後、二人が付き合いだしたのは言うまでもない






コメント
雨:終わりました。勝ったのは海堂くんですよ。
  いつも、リョーマとか菊丸や魔王様や鼻血部長じゃ楽しくないかな〜って思いまして。
  このQooは人気がありまして書いているウチもやる気がみなぎってきました。  
見てくださって本当にありがとうございます。逆ハー・・・まだまだ続きます(爆)