私はいつも貴方の背中を見ていました

貴方の背中を見ていると

「勇気」と「希望」が湧いてきます




今度は・・・私の背中を見ていてください
























『 背中 』









































「ねぇ、忍足。答えて・・・。」

「・・・。」

「どうして、黙ってるの?なんで私には教えてくれないの?」

「・・・。」


此処は、氷帝学園中の昼休みの屋上である。
空は快晴 その青々とした空間は「自由」を主張しているようだ
その空の下 二人の男女が言葉を交わしていた
氷帝学園男子テニス部のレギュラーの一人 忍足 侑士とレギュラーの一人宍戸 亮の彼女の
  だ。

「どうして亮は部活に来ないの!?ねぇ!!」

「・・・ には、関係ないやろ。」


















数日前から、氷帝学園の中である噂が立っている。

「宍戸がレギュラーから落とされた」っと。


周りの女子およびファン達は、その話しで持ちきりだ。
勝手に変なことを想像しては、その「噂」に尾ひれをつけていった。


混乱する中 はその「噂」を信じなかった。
何かあれば宍戸本人が、教えてくれると信じていたからだ。



しかし、 の予想は大きく外れた。
昨日、宍戸の家に電話をしてそのことを聞いたのだが、
その話題になると宍戸は急に無口になり
無言で電話を一方的に切ったのだ。




流石の も宍戸のとった行動に腹を立て、
HRがはじまる前に宍戸のクラスへ乗り込んだが
宍戸はあいかわらず何も言ってくれなかった。




悲しかった・・・寂しかった・・・そして 自身が情けなかった。
自分は、宍戸に頼られない存在だったのだろうかと 
自分は大切な人を包み込んであげられないほどのヤツだったのだろうと











涙が 大粒の涙が出た
























が、クラスへ戻ると親友の がマッハで の元へ走ってきた。

「ちょっと、 !!!聞いてってば!!!!」



がファンクラブの人から聞いた話しによると
宍戸が、都大会の不動峰戦後から全く部活に行ってないというのだ。
やっぱり何かあったに違いないと思った は、
再度宍戸に聞こうと思ったが、 止められた。





「アンタねー、本人が言いたくないんだから、しつこく聞いちゃダメだって。」

「分かってるよ!!!でも!!!!」

の目には、今にも零れそうな涙が溢れていた。



「・・・あ〜もう、分かった分かったってば。だから、ほら涙を拭いて。」

そういうと はポケットからハンカチを取り出し の目に溜まった涙を拭いてやった。




「忍足に聞いてみれば?
跡部は、怒鳴られそうだし・・・。がっくんは跳んでそうだし・・・。
 芥川くんは寝てそうだし・・・鳳君は宍戸の恋人(?)だし・・・
樺地君の樺地共和国語なんて通訳できないしやっぱ此処は、忍足でっしゃろ?」

っという の一言で は、大きくなっとくし忍足に聞き出すことにした。


































っという具合に今にいたる―――


「関係あるよ!!亮に何かあったら、私は亮の支えになりたい!力になりたいの!!」


の気迫に負けたのだろうか、忍足はため息をついてさっきまで閉じていた口を開いた。

「・・・ほなら、 。お前は―――――――――






































ドボン








「・・・。」

宍戸は、中庭にある小さな池にそこら辺にあった小石を投げた。
ドボンという水特有の音を発しながら、小石は池の中へ沈んでいった。
宍戸は、その小石を見ながら、クッと喉を鳴らした。

(まるで・・・俺みたいだな・・・。落とした小石は二度と地上に這い上がれないようにな・・・。)


彼女である にはどのように言おうと宍戸は悩んでいた。
昔から、自分のことより人のことをとても心配する性格なので、あまり言いたくはなかった。
いつでも、どんなときでも には笑っていてほしかったから・・・




























ザッ




「!?」

突然背後から、草の茂みの音が聞こえたので、宍戸は反射的にソチラを向いた。
草の茂みの音と共に現れたのは―――

「亮。」

・・・。」







宍戸は一度 に目を合わせたが、すぐに下を向いた。
昨日の電話とHR前があったので、気まずかった。


「話しは、忍足から聞いたよ。」

「なっ!!お前、何勝手なことすんだよ!!!」

「亮が言わないからよ。」

「っつ・・・。」























やめろ




「なんで・・・言ってくれなかったん?私、そんなに頼りない?亮の支えになれない?」



ヤメロ




「私だって、亮の力になりたいよ。支えになりたいよ。」










ヤメロ ヤメロ ヤメロ ヤメロ ヤメロ ヤメロ

コレ以上言ワナイデクレ コンナ自分ヲコレ以上

コンナかっこわるい自分ヲ


















「・・・私分かってるから、亮が人一倍がんばってること。だからレギュ」














見ナイデクレ!!!!!


















バシっ

宍戸は、 の頬をしばいた。

































「激うるせぇ、お前!!!お前が、俺の何を知ってるんだよ!!!
何も知らないクセに、勝手なことごちゃごちゃいいやがって!!


ウゼェんだよ、その面二度と見せんな!!!!!!!!!!!!」






























「・・・。」

は、何も言わずその場を去った。





















「あーあ、何自分の彼女泣かしとるん?」

忍足が、腕を組んで宍戸に声をかけた。
タイミングがあまりにもよすぎたので、忍足は最初からいたと思われる。




「覗きか、忍足。激最悪だな。」

宍戸は、ジロリと忍足を睨んだ。







忍足は、いつもの口調ではなく真剣な口調で言った。

「最悪は、お前やで。」

「どういうことだ。」

「お前・・・ には、自分のこと何にも知らんクセにぬかしたけどな・・・。
 お前自身はどうなんや。 のこと知っとるんか?」

「ああ、知ってる。」





「なら、お前知っとったか?

  が、合唱部のソロはずされたこと。」








「!?!?」








「・・・その驚きようじゃ、知らんのんやな。」

「だって、アイツそんなこと一言も!!!」

「そうや、 もお前も何も言わん。
 でもな、決定的な違いが一つだけある。」



「アイツは、お前みたいにはしょげとらん。
ソロを取戻すために朝早くから放課後遅くまで練習しとる。
 どんなに周りが情けない姿と思っていてもアイツは、堂々と胸を張ってがんばっとる。
 今のお前は何や?レギュラーに戻ろうともせんで、部活サボって腑抜けとる。」










「・・・。」

宍戸は黙った。
たしかに忍足の言うとおりだった。
都大会で、不動峰の橘に破れ、宍戸の中でガラガラと何かが崩れた。
6−0という無残な結果が宍戸の中に大きく刻まれ、
それ以来、宍戸はテニスをやろうとしなかった。




ふと、二人の耳に歌声が聞こえてきた。
その声はもちろん、 だった。




































誇り高き失敗者よ

くじけるな あきらめるな

つまずいたっていいじゃないか

たとえ 何度でも

それから始まる新たな「道」も「希望」もある

イッショウケンメイな君は誰よりも輝いて見えるのだから

恥ずかしいなんて弱者が言う戯言

きっと「光」はあるから あきらめないで

















その歌声は、宍戸をそして 自身を励ましているかのようだった。
宍戸から、一粒の涙が零れた。

「・・・馬鹿野朗・・・。人のこと心配する暇あんのかよ。」

「ホンマにお前ら不器用やな〜。見とるコッチがハラハラするわ。」

















宍戸が口を開いた。

「・・・俺激ダサかったな。」

「お、えらい素直やん。あっ、スマン!今のナシ!!」

忍足が口を両手で覆った。
いつもならジロリと睨むのだが、今回は違った。
忍足を真剣な眼差しで見た。



「・・・なぁ、忍足。俺、今日から部活に行くぜ。何としてでもレギュラーに戻ってやる。
 じゃないと、アイツに悪いしな。」

「やーっと、男らしゅうなったなぁ。」

「オイ、それどういう意味だよ。」



















・・・俺がんばるぜ。
たとえ、その姿が情けない無様な姿でも俺は恥じない。
お前もがんばっているのだから。
今なら、分かる。

二人で・・・一緒にがんばろうな。
・・・俺に勇気と希望を与えてくれて・・・ありがとな


































私の背中を見ていてください

誰が見ても、小さな背中でも 私は負けません

貴方の「勇気」と「希望」のつまった


「背中」を見つめてこれまで生きてきたのだから






相互記念ドリーム  森湖 彩様  宍戸ドリーム  「背中」

こんばんは、森湖さん。
遅くなって本当にごめんなさい!!
雨風的に宍戸さんはこのようなイメージです、森湖さんにあわなかったらごめんなさい。
それに、何てヘボさ。ふっもう涙さえでません(最悪)
素敵なチョ太ドリありがとうございました。
これからも、こんな 雨風をよろしくお願いしますね!



コメント
宍:激ダセェ、これマジ俺かよ
雨:うん。
宍:お前もうちょっとマシに書こうと思わなかったのか?
雨:・・・いやさ〜、心んだけど無理じゃったんよ。めんごね。
宍:心んだって何だ?
雨:・・・わかんない、あはv
宍:あはvじゃねーだろ、オイ鳳お前のスカットサーブおみまいしてやれ
鳳:ウス(樺地!?)
雨:いたっ痛いです(Σ ̄□ ̄;;) やめなさい!!
宍:かまうな、続けろ。
鳳:ウス(だから鳳くんじゃないの!?)
宍:今回は俺を指名してくれてありがとな。これからもよろしくな。
雨:痛い、痛いです!!!ウチは、鬼じゃないんですよ!!!(節分の)