元、クラスのYクンが甘い物好きとは思いませんでした。

結構好きみたいなのです、結構意外。

ちなみに、本編とは一切無関係の話しでした。















甘いもの

















「ん?」


の耳にシュンという扉が開く音が響いた。
身体は振り返らず、首だけを振り返った。
尋ねにきたのは、オルガだった。



「よぉ、 。」

「珍しいね、この時間帯に来るなんて。
ちょっと待ってって今、何か出すから。」

「あぁ。」

普通ならば現在の時間ではシュミレーションか作戦会議などで来れなく
逢うとしたら、朝の短い間と夜の間ぐらいだ。
嬉しさを隠せない は、仕事の書類を辞め、部屋に設置されている簡単な台所へ足を運んだ。
オルガはベッドへ腰を下ろして本を開いた。



少ししてコポコポという音が部屋に湧いた。
は棚に手を伸ばし、オルガに声をかけた。

「珈琲?」

「あぁ。」

珈琲缶はラッキーなことに二人分だけの量があった。
日頃の行いがイイしね。っと は笑みを浮かべてマグカップに入れた。



「砂糖とミルクは?」

「いらねぇ。ブラックで呑む。」

「ラジャー、ザブナック少尉。」

「・・・お前に云われると何か変な感じする。」

「私も変な感じする。」

そういって二人で笑った。












オルガの鼻に珈琲の独特な匂いが流れ込んできた。
本を閉じ、顔を上げると珈琲2人分と様々な装飾のついた
大ぶりのケーキを持ってベッドの前にある小さなテーブルに置き
はオルガの隣へ座った。



「なんか、すっげー豪華なケーキだな。」

「イイでしょー!!
ナタルさんがくれたの!なんでも、贈り物だそうよ。」

大ぶりのケーキにオルガはくぎったけだ。
ケーキは、苺をはじめ、ラズベリー、ブルーベリー、巨峰、メロンなどの果物に
艶がかかっており、見るからに食べる人の唾液を誘う。
しかも、女が好きそうな可愛らしいトッピング。
ナタル艦長から貰って見て、その可愛らしさと美味しそうさにやられ、
ケーキに感嘆の声を上げるオルガに は更に御機嫌だ。



「へー、少しくれよ。」

「アレ?オルガ甘いの大丈夫なの?」

意外そうに声を上げる
悪いかよと思いつつオルガはぶっきらぼうに声を上げた。



「別にそこまで嫌いじゃねーよ。」

「意外ー。」

「あ?」

「甘いの駄目かと思ってた。」

「まぁ、極度に甘ったるいのは駄目だぞ。流石に。」

「あはははは、クロトは大丈夫そうだよねー。」

「だな。」

の笑いにオルガも微笑する。
たしかに、クロトは御菓子をよく食べる。
野菜はよく残すクセに。



「どのくらいいる?」

「4分の1くらい。」

「はーい。」

は自分の目分量でケーキにナイフを入れた。
ケーキを切って見える層から苺の赤と苺の新鮮な匂いが
鼻に伝わってきた。

器用に皿に乗せオルガに手渡した。
悪いな、とオルガはケーキを千切りケーキを口に放り込んだ。
それを見て もフォークでケーキを切り、口に含んだ。



「・・・甘ぇ。」

「そう?私はちょうどイイよ。」

「やる。こんな甘いと食う気しねーし。」

そうやって皿を の方に寄せた。
は、えっ!!?嘘、本当!!?と横で騒いでいる。
オルガがくれるのが嬉しいのか、それともいつもくれないのに珍しくもらえる
からビックリしているのか、わからないが ははちきれんばかりの笑みを浮かべる。



「嬉しい!!ありがとね、オルガ!!!」

「いいよ、別に。」

の笑みに心の中で可愛いと思いつつそれを悟られないように
オルガは頭を掻いてぶっきらぼうに答えた。



「では、遠慮なく食べますぞー!」

「オイ・・・。」

「う?」

「お前食うの下手だな。」

空になった の皿は、クリームが飛び散っていた。
どうやって食べたらこんなになるんだろうか…。
はバツが悪そうに声を上げた。



「う、うるさいなー。
ちょっと間違えただけだよ。」

「それにしてはえらい間違えだこと。」

「笑わないでよっ!!!もぅっ!!!」

クククとオルガは笑う。
たしかに、 の口の周りにもクリームがついている。
これで「ちょっと間違えた」もしくは「笑うな」というのいうのが
間違えである。



。」

「なっ



が振り向いたときにはオルガの顔のドアップ。
しかも、口の周りにザラっという舌特有の感触。

オルガが口の周りについたクリームを舐めとっていたのだ。
しかも、本人は何事でもないようにやっぱ甘いな、コレ。っと云った。



「な・・・な・・な・・・。」

「あ?どうした?」

真っ赤な顔をした は、口をパクパクさせ同じ言葉を馬鹿みたいに繰り返した。
いきなりの行為にビックリしたのを知っていながら、オルガはわざと
知らないフリをした。その策士な笑みがムカツくんですけど。



「何でいきなりあんなコトしたのよ!!!馬鹿!!!」

「何照れてんだよ、とってやったんだろ?
むしろ、感謝しろよな。」

「あんな取り方世界の何処探せばあるのよ!!!」

「此処にあんだろ?」

「殺すっっ!!」





コメント

久しぶりに恋人系の甘甘書いちゃいました!!!!
オルガ好きだ!!!私的には兄貴だが最近はラブゲージがメーター振り切れてます。
ヒロインは羨ましい!!!変われ、今すぐ変われ!!!(五月蝿い)
相変わらず短いです(…)最後は笑うところです(意味不明)
こんなひとときもよいですねぇ。