に用事があったから のクラスに行ったんだ

え? とどういう関係かって?

恋人同士だって!!?(最上級の驚き)

………ッヴァーカ!!!そんなんじゃねぇーよ!!!(///)

た、只の幼馴染だよ、アイツ。

単純だし、馬鹿だし、御人好しでさ、泣き虫だし、でも、そこが……


あー、もぅ、何云わせるんだよ!!!

と・に・か・く、アイツに用事があったから僕がわざわざ行ってやったんだよ!

そうしたら、クラスには はいなくて触覚、もとい!!!

オルガしかいなくてよ!(てめぇーには用はない!)

で、 は?って聴いたらどっか行ったって云われた!

ちぇ、こういうときに限って役に立たないよねぇ、活字馬鹿って。

やっとのおもいで探したら、屋上。

もちろんいたさ。

で、ガラにもなくたそがれてたから声かけたらさ


、泣いてたんだ
























小さな
ラブソング




























時刻はたしか4時30分。
普段ならクロトは部活へ行っている時刻だ。
部員の「今日は遅刻すんなよ」という言葉が頭の隅で掠ったが
クロトは気にもしなかった。

ほんの些細な用事だった。
が貸してくれた漫画を「今日中に返して、友達に貸すんだから」という
言葉を思い出して、部活の前に返すという本当に小さな用事だった。
それを学校中探させやがって(逆ギレ)見つけたときは
うんと文句を云おうと決めていたクロトだが、いつもと違う の小さな背中を見てその気はとうに失せた。
そして、ゆっくり の傍へよった。

夕方の独特の匂いと温度が屋上を吹き荒らした。
運動場が見える、どうやらクロトの部活は今日は室内らしい。
は声を漏らさず、肩を震わせ只泣いていた。



「なんで、泣いてんだよ…」

「…」



「ねぇ、何で泣いてるわけ?
何かあったの?」

無言な にもぅ一度質問した。
すると今度は小さく首を縦に振った。
「フーン」とクロトは云い、 と同じようにフェンスに背中をあずけた。



「誰かにイジメられた?」

「(フルフル)」

「なわけないよねー。お前がイジメられるなんてありえないし。」

すると は「失礼な」と云わんばかりにクロトの腕をしばいた。
泣いてもしばく力はあるんだなとクロトはもぅ云わないでおこうと密かに誓った。



「オルガとまた喧嘩した?」

「(フルフル)」

「うーん、好きなヤツにフラれた、とか?」

「(フルフル)」

「(ってか、いるわけないよな。)
じゃあ、一体何だよ!!云わなきゃ分かんねーよ。」

「…クロトに云ってもどうせわかんないよ。」

ボソっと が声を上げた。
その声は、酷く揺れておりいつもの御元気はなく小さかった。



「何だよそれ!!!
まだ何にも云ってないだろ!!?」

「だって、本当のコトでしょ?」

「だから、まだ何にも知らないから何にも云えないだろ!!?」

クロトの気迫に負け、 は諦めた感じで想いを解放した。






















「模試の点が悪かったの……………」


























「模試の点が悪かった?…たった、そんだけ?」

クロトにとっては予想外だった。
自分が知っている は、単純で、はっきりいって勉強は嫌いな筈。
その彼女がどうして、テストいや、赤点がない模試などでこんなにも
落ち込まないといけないのか?
クロトには本当に理解できなかった。



「たったそんだけって!!!
ほら、クロトにはどうせわかんないって云ったでしょ!!?」

は嘲笑気味にクロトを見た。
その大きく黒い瞳からは涙がとめどもなく溢れ続いていた。



「アンタには、笑われるか、らずっと我慢し、てたけどさ。
あたし、先生になりたいの。
この、権利教育とか悪いことした方がいいことしたとか
正直者が馬鹿みるとか、私利私欲で生徒のコト全く考えない馬鹿先公、
捏造された自国の歴史、政治方植民的思想。
絶対、おかしいよ。この国の教育は。
子供が可哀想、可哀想だよ。」

はぽつりぽつりと云う。
しかし、その言葉にはこの国、国を組織している大人への怒りが篭っていた。
は曲がったことが大嫌いで、何度か教師に食いかかったことがあった。
たしかにそのときは教師が云うことはおかしなことだらけだった。
それを、影で云うのではなく「おかしい」と は堂々と胸を張って講義した。

笑うはずなどない。
むしろ、応援したい。
のように正しいことを貫き、本当に子供のコトを想う心、姿は格好いい。



「あたしさ、本当に馬鹿だからさ、コレでもすっごくすっごく
頑張ってきた。でも、全然成績伸びなくて、全然駄目で。
何やっても間違えて、怒られて、見下されて…………、
呆れさせて、裏切って!!!!!」





「だからって、諦めるのかよ。」

そのクロトの言葉に は心臓を鷲掴みされたかんじだった。
自分の心を支配していたコトがクロトが知っていたのだ、無理はない。



「だって、………あた、しどうせ、やっても駄目なのよ!!!
馬鹿なんだよ!!!!意味ないの、
馬鹿はどうせ馬鹿なんだよ!!!!!!!!!
がんばってもどうせ無理なのよ!!!」




「そうなのかよ、本当に無理なのかよ。」

「………思いたく、ない。
思いたくないよっっっ。」

思いたくない。
自分は、やれる、できると。
信じたい、純粋に信じてゆきたい。
でも………




「じゃあ、どうして?
自分を信じなきゃ意味ないだろ?
先公気にしてんのかよ!!?」

「違う、そうじゃないよ。」

は零れ落ちる涙をぬぐい、鼻水を女とは思えない程大きく啜り上げた。
その姿を見てクロトは の頭を軽くポンポンしてやった。



「分かるよ、クロトの云うコトは。
自分のコト信じるコト、ネガティブな思考やっちゃ駄目なコト。」

「でも、どんなに頑張っても、努力しても、
あたし、駄目なの!!!!全然駄目なんだよぉぉぉぉぉ………」

そう云ってルルカは崩れ落ちて大きくうめいた。



模試で帰ってくる結果はいつも最低点

教師は学校の名誉に関わるからと私立を強く薦め

熱心に教える塾の講師は結果が出ない を見下し、捨てた

どんなに頑張っても頑張っても

結果はいつまでたっても最悪なものばかり

苦しかった 痛かった

どんなに頭のイイ人間に産まれたかったと願っただろうか

あんなに頭がよければあたしはこんなに苦しまなかった筈だ

信じてくれる人を、裏切ることはなかったのに

泣きたくても許してくれなくて

頭の悪いあたしばかり責められて

呆れられて もっとと強制されて

これ以上、何を頑張れというのですか?

これ以上、あたしは無理なのです、無理なんだ。

いくら、怒ってもいい

いくら、見下されてもいい


でも、最後には――――――――――――――――――――








「いいじゃん、人より少しぐらい結果でるの遅くたって。」


「………え?」


「誰もが同じ速度なんて違うだろ?
だから、 は、 の速度でいいんだよ。
勉強が分からなかったら、オルガの活字馬鹿使えばいいじゃん。」


「だからさ、まだ諦めんなよ。」


「……それで、駄目だったら?」


「それはそれでいいじゃん。
落ちたからって死ぬワケじゃないんだし。
問題は、どれだけそれまで自分が努力したかっていう過程だと、思うよ。

それに、たとえ世界の誰もが信じなくても、
僕は を信じてるから。
がどんだけ頑張ってるって僕がよく知っているし、認めてるから、
だから、まだ諦めないで、まだ決め付けないで。」

云い終えると はまた泣いた。
今度は大きな声で。
クロトは焦り、慌てた。



「だ、だからね、僕が云いたいのはね!!!」

「……が……う…」

「え?」

くしゃくしゃになった顔で は嬉しそうに微笑んで僕に云ったんだ。



「あ、り……が、とう、ね。クロト。」







信じて、ほしいのです。






コメント

おひょー、クロトです。
クロトの口調が微妙に分かりません円(古)
私的クロトの部活は、サッカー部かバスケ部だと(
ハァハァ
受験に対する自分の気持ちが爆発してます。
つまり慰めてほしかったんです(…)
誰か私を慰める人はいないのでしょうか?(いねーよ)
オルガ酷い云われようですな。