「MTIR」の依頼の件が終って

私と蛮は付き合うようになった。


幸せかって?


えぇ、とっても幸せ。

























うばっちゃったー























HONKY TONKのドアの入り口鐘がカランカランと
鳴り、蛮と 二人が入ってきた。



「ただいまー!!」

「おぉ、いらっしゃい。」

「いらっしゃいませー!!」

「波児、ブルマン2つ。」

「おぉ。」

カウンターに二人で並んで座った。
の乱れた前髪を蛮が愛しそうに撫でる。
の頬は朱に染まったのを誤魔化すように笑った。



「蛮ちゃんがラブラブしてる〜〜。」

それを遠くに座っているパートナーの銀次がふてくされたように頬を膨らませ
頼んだココアを一気に呑みほした。
ちゃんと訊いていた蛮は、悪魔のような笑みを浮かべ
銀次の肩に躰を預けた。



「何だ?銀次てめぇ羨ましいのか?」

「そ、そんなんじゃないよ!!?」

「じゃぁ、何でそんなに怒ってんだよ?」

「うわぁーん、蛮ちゃんの意地悪!!!」


二人のやりとりを は目を細めて笑った。
ふと、TVに目を向けた。




《何するんですか。》

《ゴクゴク》

《パクパク》

《うばっちゃったー》



知る人は知る、生茶のCMだった。

(そう云えば・・・。)

ゴソゴソとバッグの中を探ると
そこには、生茶のCMに出ていた
生茶パンダ。

ゲームセンターでふと、UFOキャッチャーのコーナーを見ると
生茶パンダが愛らしくあった。
が物欲しそうに眺めていると、蛮が何も云わず取ってくれたのだ。

手を入れ、CMの様にパクパクと生茶パンダを操った。
そのときに、 きは何かを閃いたようにはっとした。




「大体なー、お前は女と見りゃすぐ飛びつくだろ?
それやめて一本に絞りゃいいことじゃねぇーか。」

「うん、わかった、蛮ちゃん!」

「銀次・・・。
お前にもいつか彼女ができるぜ。」

「うん、蛮ちゃん。」

蛮のありがたい言葉に銀次は自分の今までのコトを
流し、誠実に生きようと誓った・・・



「銀次ー!!!」

「はーい!!!」

「(・・・銀次・・・てめぇ・・・。)」

が、その誓いは1分ともいや、30秒とも持たなかった。
に呼ばれて銀次は素直にフラフラと の元へ行った。
その情けない姿を見て、蛮が青筋を浮かべた。





「何々? ちゃん?」


チュ

唇に柔らかい感触・・・。
目の前には、生茶パンダと愛くるしい笑顔の



「・・・へ?」

「!!?」

「うばっちゃったー!」


とキスしたぜーーー!!!」

(やっぱり可愛い、生茶パンダ・・・。)

銀次は とのキス(?)ができて、感動のあまり雷帝化
は生茶パンダの愛くるしさに満足していた。
自分以外の男とキスシーン(?)を見せられ、蛮は怒り狂った。



そこになおれ!!!!」

(やっぱりキスされても憎まれないんだよね。
この可愛い顔でされたらさ。)

「俺と・・・俺という超天才最強の俺がいながら・・・。」

(カエルも好きだけど・・・やっぱパンダだよね。)

「キ、キキキ・・・キスは好きな人とだけ
ロマンチックに満天の星の中でキスって親父とお袋に
教えてもらっただろうが!!?」

(はぁーーーー、生茶パンダ最高!!!!)



カウンターに拳をぶつけたときに、
出来たてのブルマンが2つとも地面へと落ちた。

「それ合わせて1100円だから。」

(生茶パンダの可愛さを広めたいなぁ・・・。
誰か来ないかしら・・・。)

パリーンと音と共に悲しそうにボソっと云う波児、
それを訊いて更に増える借金に驚く蛮。
は、生茶パンダワールドへのめりにのめりこんでいた。





カランカラン

HONKY TONKのドアの入り口鐘がカランカランと
鳴り、花月と十兵衛が入ってきた。



「こんにちわ。」

「ふっ。を鳴らすとは、ほしさに、か。」













○強制暗転○












「こんにちわ、花月さん!」

「あ。 さんこんにちわ、今日もいい天気



チュ

唇に柔らかい感触・・・。
目の前には、生茶パンダと愛くるしい笑顔の



「うばっちゃったー!」

「「「!!?」」」


ーーーーーーーーーー!!!!!!
そこになおりやがれーーーーー!!!!!」

「貴様、花月になんてコトを!!!?
花月の初接吻は俺がもらう筈だったのだぞ!!?
そこにひれふせぃ!!!!」

蛮を押しのけ、姫LOVEの十兵衛は に食ってかかってきた。



「?じゃあ、筧さんにもしますねー!」

「むっ!!?」



チュ

唇に柔らかい感触・・・。
目の前には、生茶パンダと愛くるしい笑顔の



「うばっちゃったー!」

「△×□%&#Σ○$¥+*【/!=≦≠?】%&$#!!?」

「・・・わ、我が生涯悔いなし。」

「じゅ、十兵衛ーーーーーーーーー!!?」

鼻血を出して今にも昇天しそうな十兵衛を
花月はあまりにもの怒りと悲しみを込めて風鳥院流絃術『暗禁閉』の戎発動。




カランカラン

HONKY TONKのドアの入り口鐘がカランカランと
鳴り、士度が入ってきた。
HONKY TONKの中の騒がしさをうざそうに
目を閉じた。



「よぉ・・・って何だ?
このランチキ騒ぎは?」

「猿マワシが何の用だ?
猿は猿らしく四本足走行しろってんだよ。」

「(ピキ)そーいやぁよぉ、女に負けたらしいなぁ。
女?女かよ、ケッだせぇー野郎だぜ。」

「あんだと、猿が?」



トントン

「あ?何だよ?」

が士度の背中を軽く叩いた。
士度は、うざそうに後ろを振り向いた。





チュ

瞬間に唇に柔らかい感触・・・。
目の前には、生茶パンダと愛くるしい笑顔の



「うばっちゃったー。」

「・・・マ、マドカ・・・悪ぃ。」

「(ブチ)このクソエロ猿が!!!!
俺様の邪眼で奈落の底に堕としてくれるわぁっ!!!!」

「(ブチ)あんだと!!?
このエロエロ蛇が!!」




カランカラン


HONKY TONKのドアの入り口鐘がカランカランと
鳴り、赤屍が入ってきた。
HONKY TONKは、もはや第3次世界大戦が繰り広げられていた。
しかし、コレに動じる赤屍氏ではない。
やはり、大物である。



「やれやれ、何ですか?
この馬鹿騒ぎは?」

「あ、赤屍!」

「コレは さん。
お久しぶりです。元



チュ

唇に柔らかい感触・・・。
目の前には、生茶パンダと愛くるしい笑顔の



「うばっちゃったー。」

「「「「「「「!!?」」」」」」」

その瞬間第三次世界大戦は止まった。



ギュ

「へ???」

気づいたら、 は赤屍の腕の中にすっぽりと収まっていた。



さん、コレはプロポーズの申し込みですね。」

「はい?」

「分かりました。もう何も云わないでください。」

「えーと、あのー。」

「さぁ、行かん。
我が
薔薇色のスイートライフ。」

「オーイ、もしもしー。」

「クソ屍!!!
俺の に汚ぇ手で触るな!!!」

「ほぉ・・・美堂クン。
また私と さんの
薔薇色のスイートライフを邪魔するおつもりですか?」




「・・・何か、大変なコトになっちゃいましたねー。」

「店が・・・店が・・・。」

「店長・・・。」

「夏美ちゃん・・・。」


「バイト代だけは、くださいね。」

「・・・・・・・・・・う、うぉおおおおおおーーーーーーー!!!!」


波児の叫びは誰にも届かず、自分の店崩れる様を
見せられたとさ。



コメント

110055HITを踏んでいただいた紫苑様への蛮ドリームです。
「MTIR」のヒロインじゃありません!!!!(滝汗)
イメージブチ壊しだよー!!!っと思われた方本当にすいません(滝汗)
蛮さんかなりヤバイです(爆)
十兵衛のとこなんて日本語喋っていませんし(滝汗)
赤屍さんは相変わらずです(笑)
夏美ちゃんと姫が腹黒くて(ウフフフフフ
リクありがとうございました!