今日は とのデート
晴天でデート日和
僕はそこで
当たり前な程普通のカップルを見た
アルゼン踊り
「アルー!!」
勇ましくそして明るい声が辺りに響いた。
来たのは、アルフォンスの彼女、 だった。
待ち合わせより少し時間が遅れたのは、
いつもより可愛くなるため。
やっぱり女は好きな男のために可愛くなりたいものだ。
御洒落をした はやっぱり可愛い。
肩で呼吸を整えながら、アルフォンスのところに駆け寄って来た。
「ごめん、遅くなっちゃった。」
「ううん、僕着た
ばっかりだから・・・。」
「そぅ?
じゃぁ、行こうか!」
アルフォンスの言葉を訊いて は明るい声と共に足を進めた。
しかし、後ろからの存在感が異様に薄かった。
ふと見ると、そこにはそのまま静止しているアルフォンス。
不思議に思った はゆっくりとアルフォンスに歩みよった。
「・・・アル?」
返事はない。
沈黙が不安を生む。
もう一度 は名前を呼んだ。
「アル、どうしたの?」
しかし応答はなく、アルフォンスは黙ったまま何かを見ていた。
は、アルフォンスの視線の先を追った。
そこには、当たり前にいる普通の人間のカップル。
そう
何処にでもいるような普通のカップル
は納得したように頷いて腕を組んだ。
「・・・ふーん。
ねぇ、アル。」
「・・・何?」
の3度目の声かけに
やっとアルフォンスは声を返した。
声は、重く今にも消えそうな蚊の鳴き声。
「そんなに、羨ましいの?」
「・・・えっ?」
からの言葉にアルフォンスはドキっとした。
図星だったから。
本当に は心臓が悪い程勘がイイ。
人が何を考えているか、恐いくらいすぐに当てる。
そう
僕は羨ましい
目
髪
肌
手
腕
胸
腿
脚
人間の躰
暖かい人間の躰が
考えないようにしているけど
無意識に負の感情は
僕の心を這う
人間の躰が欲しい
そうしたら、 もきっ―――――
「あのカップルの彼女がそんなに羨ましいのね。」
「え・・・!!?
い、いやそんなんじゃぁ・・・!!!」
「もー、イイですよーだ。」
アルフォンスは、手も振り首も振り全面的に否定した。
はつんと、後ろを振り返り歩きだした。
追う様にアルフォンスが の後ろについていく。
其の姿は、まるで親鳥を追うヒナ。
「そうですか、ふ〜んよく分かりました。
アルフォンス=エルリックはこんなに素敵な彼女がいるのに関わらず
他の女性に目が行くのですか。」
「だ、だから違うって!!!」
「そうよねー。
私と違ってあの子可愛いしねー。
アルー、幸せにねぇー。」
ヒラヒラと手を振る を見てアルフォンスは
ブチっと何処かが切れた。
「僕が好きなのは だけだって!!!」
勢いまかせで云ってしまった言葉。
それと共にはアルフォンスの方を向きズンズンと歩み寄った。
触れるほど近づいた二人。
こうまじまじ見ると、は本当に可愛い。
透けるような陶器の肌。
黄金色の髪。
さくらんぼ色の濡れた唇――――
チュっ
チュっという小さい音がリアルにアルフォンスの耳に響き
その音が頭に止まることなくエンドレスした。
まさか・・・
まさか・・・
まさか・・・
まさか・・・コレは巷で訊くキス!!?
分かった瞬間に熱が躰を巡る感情が湧いた。
「!!?(///)」
あまりにの嬉しさと恥ずかしさでアルフォンスは声が出なかった。
その反応を が嘲笑うようにいやらしく唇の端をあげた。
「バーカ、そんなコトとっくに知ってるよーだ。」
そう云うと は走り出した。
また後ろを振り向くときに、頬が朱に染まっている気がした。
しかし、そんなことはどうでもいい。
あそこまで馬鹿にされては温厚のアルフォンスでも怒る。
アルフォンスも走り出した。
「 ーーーー!!!!(///)」
「悔しかったら追いかけてみなさいよーーーーー!!!」
「待てーーーーー!!!!」
あなたの闇は知ってるよ
あなたは知らないと思うけど
だけど、私は慰めることができないの
私の言葉はきっとあなたを更に闇へ誘うから
だから、あえて云わない
「あわわわわわ、アル速いってばーーーー!!!!」
「もう逃げられないよー。」
「ごめん、ごめんなさいってば!!!!」
「さぁー、どうしよっかなー?」
あなたにはもう二度と闇へ堕ちてほしくないの
コレは私のエゴ
私が云わなければ
あなたはずっと笑っていられるって
勝手に馬鹿みたいに信じている
「私が悪かったよーーー。」
「さぁー、どうしよっかなー?」
どうか、どうか、
彼に溢れんばかりの幸せを―――――
コメント
112770HITを踏んだ豊へのプチキリ番ドリーム。
全く短くありません。
はわわわわ、私に短縮という文字は全く持ち合わせていないようです(泪
ほのぼのじゃありません(撃沈)
むしろシリアスです。
彼女なんかリードしてますし、
いけいけゴーゴー隠れ優しいヒロインですね(苦笑
慰めるのはどうも変に臭くて(ヲイ
兎に角アルはアルなんです、はい終了(逃避
リクありがとうございました!