何が、あったの?
あの光景は嘘なの?
『 紅炎の末裔 』
「・・・ね、ねぇ花菱?」
「ん?」
「う、ううん。何でもないよ。」
「そうか・・・。」
何かおかしい・・・
今日の朝から、烈火と柳の様子がどことなくおかしいのだ。
昨日までは何もなかったのに。
がいない間に、二人は話しすら、一緒にいたりすら、しないのだ。
全然身の入らない授業が終わると、 は「ある」ところに向かった。
「柳ちゃん!!!」
「ある」ところとは、佐古下 柳のところだった。
「あ、 ちゃん・・・。」
返事をした柳は、どことなく元気がなく、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「ねぇ、花菱と何かあったの?今日、何か変じゃない?」
「・・・そ、そんなことないよ・・・。」
柳は今にも消えそうな声を出した。
「なら、どうしていつものように話したり、一緒にいないのよ!!!」
否定する柳を見て は、机を叩いた。
「!?」
びくっと柳の体が動いた。
「あ・・・ご、ごめん・・・。」
我に帰った は柳に謝った。
「あ、いや・・・。 ちゃんが謝ることないからね!!」
柳は慌てて に言った。
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「あ、私、帰るね。柳ちゃん、ごめんね。」
柳に再び謝り、 は自分の教室に帰った。
やっぱり何かおかしい
花菱も柳ちゃんも・・・
お互いを避けてるっていうか、とにかく二人の身に何かあったに違いない
「 !!」
「はい!!!!!」
いきなり教師に名前を呼ばれたので は、ガタっと席を立った。
「はいじゃないだろう、 。」
日本史の先生の立迫先生が苦笑いをして、立っている を見た。
クラスのあちこちでクスクスと笑う声が聴こえる。
「え、あ、じゃ、じゃあ何ですか?」
何がなんだか分からない は立迫先生に尋ねた。
「もう、とっくに授業終わってんだぞ?早く昼食をとったらどうだ?」
立迫先生もクスクスと笑った。
「え!?も、もうこんな時間なんですか!?」
は、クラスに飾ってある時計を見た。
時刻は、12時55分だった。
は自分の血の気が引いていくのが分かった。
「ヤバい!!!花菱と柳ちゃんと風子と腐乱犬さん待たせちゃう!!!!!」
は、弁当と水筒を持ってマッハで屋上に向かった。
バン
屋上へのドアを思いっきり開けた。
屋上は変わらず青く広い空が辺り一面を覆っていた。
「 じゃん、遅いぞ〜〜〜。」
つまようじを口の中にいれ上下に動かしている風子は を見た。
「ご、ごめん。ついボーっとしちゃって。」
は、小走りで風子のところに行った。
「アレ?花菱と柳ちゃんと腐乱犬さんは?」
は辺りを見回した。
「腐乱犬はサボり。烈火と柳は知んないよ。
と一緒かと思っちゃったよ。」
「え!?私も花菱と柳ちゃん一緒かと思ってたんだけど。」
「っていうこたー二人とも所在地不明?」
座っていた風子は、むくっと立ち上がった。
「っていうか、二人とも何か変なの。風子何か知らない?」
「変って・・・ケンカでもしたわけ?あんなに仲がいいのに?」
「ケンカかどうかもわかんないの、とにかく二人とも変なのよ!!」
「ちょっと私、烈火に聞いてくる。
あ、 はもう、一回柳に聞いてみて後でまた屋上で落ち合おうぜ!」
そういうと風子は風のようにその場を去った。
結果は変わらず柳はそのことに対しては口を開かなかった。
烈火のほうはというと、「オレの近くにいたら、あいつは危険なんだよ」っと言っていたらしい。
烈火担当の風子は怒りに怒っていた。
「とにかく、私は何か情報を集めるから は放課後にまたここに来て、いいね!」
そういうと風子はまた風のようにその場を後にした。
「本当に・・・どうしたんだろう・・・二人とも・・・。」
トボトボと も屋上をあとにした。
――そして、いつの間にか放課後に――
「うわっ、やっばいってば!!!先生の手伝いしてたらこんな時間になってるよ!!!
風子怒ってるだろうな〜、急がなくっちゃ!!」
カバンを持ち、教室を出て、 が屋上に行こうとしたとき――
「や、柳ちゃん!?」
下駄箱のところに、柳と柳の隣りにいる髪を結んでいる男子生徒が並んでいた。
は、その光景を見て体が動かなかった。
「これは、花菱のほうは風子にまかしておいたほうがいいね。」
そういうと は、柳と柳の隣りにいる髪を結んでいる男子生徒をこっそりつけていった。
そう・・・これがこれから始まる「きっかけ」になるとは知らずに・・・
コメント
雨:うわっ、こ〜れもまた久しぶりだよ!
風:しっかし、トロいね〜
雨:風子ちゃんそんなこと言わないでよ(涙)
風:うるせーなぁ
雨:だって烈火も書きたいし書きたい連載&短編山のようにあるんだからさ〜
風:駄文なのに?
雨:ぐあっ(吐血)