悲しいことや辛いこともたくさんある。

彼女は私に教えてくれた。















思いの強さ















?またここに来てたのか。」

「うん、ま、いつものことだけど。何か?」

私はいつも任務、特に殺しの任務が終わった後はここに来る。

「火影様が呼んでる、 まだ報告書出してないだろ。」

「あ、本当だ、わざわざありがと、カカシ。」

私は笑ってそこを後にした。

別に何の変哲も無い大きな石がある、その場所を。















変だとは思っていた。

前から が人を殺す任務の後必ず行く場所。

「火影様、ちょっとお聞きしたいことが・・・。」

「ん、なんじゃカカシ?」

「実は森の奥の・・・。」

俺は気になっていたことを火影様に聞いた。

「ああ、あれか・・・あれはのぅ・・・。」

すぐに喜ばしく無い内容だとわかった。















。」

「あれ、またカカシ。今度も火影様のお呼び?」

例の大きな石の周りの切り株に腰掛けて私は笑った。

「いや・・・この場所の話、聞いたんだ。それで・・・。」

彼が続けようとするのを私は遮った。

「そう、聞いたの。」











ここには私の大切な人が埋まっているのだ。

私にとって掛け替えの無い人。

と言っても女性だけれども。

彼女は私が人を殺すコトを極端に嫌がっていた。

ある時、私がまた人を殺す任務で里の外に出ていた時。

彼女は死んだ。

もともと、体の丈夫な方ではなかったけど。










、お前がああいう任務をしたくないなら、火影様に言えば・・・。」

「そんなんじゃ無いの。もちろん、したくないのは本音よ。だけど・・・。」

そんなので済ませられるほど甘い世界じゃない。

それは、貴方もわっかてるはず、カカシ。

「時々思うのよ、あの日彼女、私のことずっと雨の中待ってたの・・・一人で。
だから、もし待ってなかったら?もし雨じゃなかったら?もしあの日任務じゃなかったら?」

そんなことばかりが頭の中を駆けていくのだ。

「でも、 が悪いわけじゃないだろう。」

「そうかもしれない、でも、そう簡単に片付けることが出来ないの。」

だからこうして、彼女に会いに来るのだ。

「ここに、あやまりに来てるのか・・・?」

それは痛く気を使った質問だった。

「そう、またやっちゃった。って、ごめんねって。」

自分がやっていることが、人殺しが正当化されることなんてありえない。

でも、自分の仕事として、仕方が無いのだ。

こういうこともしていかなければ、この里を守れないのだ。
















俺は を見た。

いつもと同じ表情、始めてあった時と変わらない。

どこか冷めていて、儚さを感じる。

「忍になった事、後悔してるのか?」

その質問に彼女は首を振った。

それから、

「人を殺した後、ここにくるとね。すごく落ち着くし温かく感じるの、安心するの。
彼女は私が人を殺すのを嫌がってはいたけど、仕事を否定することだけはしなかった。」

「その人は の事を本当にわかってくれていたんだな。」

「うん。だから今は、彼女の気持ちに恥じないように頑張って行くだけ。」

そう、暖かく笑った。

普段の冷めた表情からは想像もつかない笑顔で。

この笑顔に惹かれたんだ。

強がりを言うわけでも無く、泣き言を言うわけでも無く。

ただ自分の信念を、自分の正しいと思ったことだけを、

信じつづけてやってきた彼女に。

いつも笑顔でいられる彼女に。

そしてその、思いの強さに。
















「明日も任務だろう?」

「うん。」

「辛かったら、いつでも言え。」

「え・・・?」

その時自分が彼に抱きしめられたことに気付いて、

私はびっくりしたけど、動かなかった。

「俺は彼女の代りにはなれないけど、絶対 のこと支えてやるから。」

「あはは、うん。ありがとうカカシ。貴方のそういうところ、大好きよ。」

そう言ったらキスされて。

「何があっても絶対、俺が守ってやる。」

その言葉に照れつつ、私は苦笑した。

「それもそれで、ちょっと困っちゃうんだけど。」

何度か彼に付き合ってくれと言われて、答えを出してない私。

そして今も、こんなことをしておきながら私は答えを出せないでいる。

「まだ、もう少し・・・待っててくれる?」

「ああ、いつまでだって、 が良い返事をくれるまで待ってる。」

そう、笑った彼に、私もつられて笑った。
















私は強くならなけらばいけない。

今優しさに甘えていてはいけない。

彼女の死は私を変えたけど、それは悪くなかった。

初めて大切な人の死を知って。

殺すことについて、守ることについて、考えさせられた。

大切な人を守る。

守れるだけの強さが。

私にはまだ足りないから。

もう少し、強くなるまで。

それまで待ってて下さい。




















いつか貴方にちゃんとした答えをあげられる日まで。




















一言:500HIT雨風慎粋様に捧げるカカシドリーム(なんじゃこりゃあ)です。
すてきな設定でリクして頂いたのにこんなので申し訳無い(涙)
突発的なネタだったのですが、頑張ったつもりです(TOT)
もっと素敵に書ける様これからも努力致します!!!


コメント
こんにちわ、小夜ちゃん!
今回は、素敵すぎるカカスィドリームありがとうございました!!!!
いや〜、もぅ素敵すぎるとしかいいようがないっちゃ!
ヒロインの心の強さにもカカシ先生の優しさ。もぅ、最高です!