「長太郎、髪に葉っぱ付いてるよ」
ベンチに座っていた俺に 先輩が背後から話しかけてきた。
「あ、どうもスイマセン」
頭に手をやってソレを取ろうとしたら、 先輩が手に触れてきて
「いいよ。取ってあげる」
そう笑って髪の葉っぱを取ると、頭を撫でてきた。
ああ・・・俺って幸せ者だ
俺が 先輩の彼氏だなんて
幸せ者
「おい、こっち来い」
良い雰囲気をブチ壊すかの様に、跡部さんが割り込んで 先輩の手を引いた。
先輩は人気がある。
可愛いし、優しいし 悪い所ナシってカンジですから
まあ・・それが困る事もあるんだけど
ああ・・ あー俺なんて手なんか中々握れないのに・・
先輩に気安く触らないで下さいよ
なんて言いたいけど、あの人はバカでも(失言)部長で先輩。
ここは黙って会釈をするしかない。
付き合って事は言ってない
誰も気付かない
ちょっと寂しい。
冷かされたり 噂されたり 何かお似合いだとか言われたい
向日先輩が 先輩に近づいた。
「 、帰りマック行こうぜ〜ハッピーセット」
「帰りかぁ・・」
困ったようにコチラをチラチラ見てくる 先輩
ハッピーセットなんか一人で買って一人で公園で食べればいいじゃないですか
ああ!?ちょ・・ちょっと今何気に 先輩の腰触ったでしょ?
何て事するんですか!俺だってそんな・・・触ってないのに!
「 それより映画行かへん?」
スッと忍足先輩が 先輩の髪を弄りながら言った。
ああ〜・・・もうイライラする
映画って言ったら暗闇ですよ?! 先輩に何かするつもりじゃないんですか先輩
「 〜〜」
あ〜・・来た来た。ジロー先輩。
いつも寝てるのに 先輩がいると覚醒して・・
ああ!!もうほらすぐ抱きつく!!
「眠い・・・」
眠くないでしょ?!
目バッチリ覚めた顔してるじゃないですか・・・!!!
「ウス」
樺地か・・まあアイツは害ないだろうな
「あー。樺地何?」
「ウス」
「嘘?本当?良いの?」
「ウス」
「ありがとう樺地〜vv」
「ウス」
イヤイヤイヤイヤ・・・待って下さい
何の会話ですか?俺にはわかりません。
何気に2人だけの暗号みたいじゃないッスか?
秘密の共有なんですか 先輩?!
あっっ!?樺地今、こっち見て笑った?!
アイツ俺と 先輩が付き合ってるの知ってる?
クソクソ樺地・・
あ・・セリフが被っちゃいました
イヤ、そうじゃなくて・・・
あー・・割って入って行きたい
でもそしたらバレちゃうか・・
こんな公共の場で言ったら 先輩に迷惑がかかるだけで無く、
200人の部員を一斉に敵に回すという事で・・
でも・・
「 」
あ、宍戸さん。
宍戸さんなら平気だ。
他の人達みたいに変な事はしないはず。
「わ、亮どうしたの?その怪我」
え・・?"亮"って?
宍戸さんそういえば、さっき中庭でスライディングの練習してたなぁ
何でコートじゃなくて中庭だったんだろう
しかもアレはスライディングと言うより、一人で下手な芸人の転び方をしているみたいだった
「 、頼む」
「仕方ないなぁ・・」
え・・・・!?
先輩が・・ 先輩が・・ 先輩が・・宍戸さんの傷を舐めてる!?!
「舐めれば治るって言うけどよ、俺どうも血の味が嫌で嫌でな・・」
「怪我しないように気をつけてね・・?」
何て羨ましい・・!!俺も怪我したい!!
・・・じゃなくて!!
宍戸さん・・もしかして・・わざと怪我したんじゃないでしょうね・・
まさかあの特訓の時も 先輩に・・な、な・・舐めて・・
その前に!!宍戸さんこの、前焼肉屋で
『俺は生肉でもいける』って言ってましたよね!?!
血の味が苦手なら生肉を食べないでしょ!?
宍戸さんに今度俺の一球入魂、後ろからぶつけてやろう
耐えよう
俺は拳に力を込め、肩を震わせながらベンチに座りなおした。
「なあ 俺の女になれ」
跡部さん・・あなた青学の1年に猿山の大将って言われてましたけど
あなたに猿はもったいないと思います。
先輩は・・ 先輩は・・
先輩がこっちを気にしている
ああ・・可愛いなぁ・・
犯罪級に可愛いです。
そんな 先輩にどこぞの馬の骨が・・・
「何だよ!跡部! は俺のモンだっての!」
うるさいです。そのV型の前髪何とかして下さい。
「俺と付き会ったら楽しいで」
確かに珍人生を送りそうですね
「 、俺の家においでよ。一緒に寝ようよ」
俺が永遠の眠りにつかせましょうか?
「ウス」
お前・・何言ってんのか分からない。でもとりあえず腹立つ。
「ま、苦労はさせねえよ」
その髪、全部剃ってあげましょうか宍戸さん。
先輩を囲まないで下さいよ
そんなに 先輩に詰め寄らないで下さい
に触れないで下さい
もう駄目だ
「 先輩!!」
「長太郎」
先輩があの集団の中から抜け出て俺の所に来た。
一生懸命俺を見上げてくる。
本当に可愛いです先輩。大好きです。
「何だ?鳳」
ズラっと横一列に並んで、先輩達が見てくる。
ガラが悪いってレベルじゃないです
今にも俺を亡き者にしちゃいそうな顔してます
ここは一つ・・
穏便に。これからの部活や学校生活の事を考えて
あの人達を興奮させないように・・
「俺の を離しやがれ」
・・・は?
「 〜こっち来いよ」
・・・あの・・
「そやで。こっち来い」
・・あのですね
「 〜〜」
・・・・あの
「ウス」
・・・あの・・
「長太郎、どっか行ってろ」
・・・・・
皆さん 先輩を俺のだ俺のだと言って・・
きーきー五月蠅いです。 もう猿です本当に。猿山見学してるみたいです!
ああ・・もう!!
我慢我慢我慢我慢我慢我慢・・
大人な所を 先輩に見せるんだ
が・・我慢。我慢我慢我慢我慢我慢我慢我慢・・
「「「「「「 のファーストキスは俺が・・」」」」」」
・・・・・・・・・
ブチッ!!!
「 先輩をもの扱いしないで下さい!!
先輩は誰のものでもありません!!俺のものです!!!」
シーー・・ン
「何や・・お前矛盾しとる・・」
確かに矛盾してる
でも良いんだ
「キスだって俺がするんですよ!止めてくださいよ本当に!!」
「アーン・・?」
「"アーン"じゃナイですよ!いい加減にしてください!!」
「 先輩困ってるじゃないですか!!」
俺は思わず 先輩を思い切り抱きしめた。
こんな形だけど、初めて先輩を抱きしめた。
レギュラー落とされても
部活から追い出されても
もうどうでも良いと思った
ただ
先輩に触れてほしくなくて
先輩をに近づかないでほしくて
変な独占欲が強い
「んだと?鳳・・」
青筋を浮かべる跡部先輩を見て俺はハっとした。
先輩の事も考えずに俺はとんでもない事を・・
慌てて 先輩を放すと、 先輩は微笑んでくれた。
「皆長太郎をイジメないで」
先輩が俺の前に出てサッと両手を広げた。
「い・・苛めてねえだろ」
向日先輩・・今後ろにラケット隠しましたよね?
殴ろうとしました?
「長太郎は私のものなんだから!!」
「「「「「・・・・!!!」」」」」
俺今なら死ねます。
監督に石ぶつけれます。
跡部さんの家に火つけれます。
向日先輩の髪をカットできます
忍足先輩のメガネを鼻眼鏡にすりかえれます。
樺地に言葉を教えれます。
ジロー先輩を蹴って起こせます。
宍戸さんの靴隠せます(コレはイジメか・・)
何だって出来ます。
「ねv」
先輩が俺の腕に自分の腕を絡ませて来た。
「はい!」
「しっかり守ってねv長太郎vv」
「はい!!先輩!」
鳳長太郎 14歳 俺は世界一の幸せ者です
おまけ
次の日から俺は 何の滞りも無く普通に生活した
先輩達も認めてくれたみたいです
・・・・・・・が
跡「ふん・・いい気になるなよ鳳」
向「今はせいぜい楽しくすごせばいいじゃん」
忍「天災は・・」
宍「忘れた頃にやってくる」
ジ「楽しみ〜〜」
樺「ウス」
END
相互リンクして下さった雨風 慎粋さんへ
良いんでしょうかコレで・・
ギャグっぽくて・・というかギャグなんですけどね(苦笑)
鳳・・好きなんですよ自分!
まあ・・今回壊れ気味なんですけどねv
貰ってやって下さいねv(押し付け)
コメント
こんにちは、彩さん!!
今回はこのような素敵な相互記念ドリームありがとうございました!
こういうかんじのギャグ大好きです!流石、彩さんですvvvv
本当にありがとうございました、これからも末永くよろしくおねがいします!