ずっと・・・ずっと「独り」だと思ってた

自分の「居場所」なんてなかったと思ってた





















『 居場所 』












































「三日間」

森光蘭との戦いへの自分の気持ちの整理をするためにあたえられた「三日間」という時間

短いような、長いようなこの三日間
仲間・・・烈火、風子、土門、小金井は何をしているだろう、どのように過ごしているだろう
部屋の窓からこぼれる月の光に照らされながら水の剣士こと水鏡凍季也は、考えていた。

気持ちの整理は、ついている・・・。
しかし・・・相手は「天堂地獄」と合体した森だ・・・。
生きて帰ってこれるという保障は・・・ないに等しい気がする。



「死を恐れろ。」

そう考えるといつも戎の言葉が水鏡の頭をよぎる。




それに、自分の師である「巡狂座」が、裏麗。

そしてなおかつ「姉」を殺した張本人。

自分の姉生き写しの、治癒の少女こと佐古下柳。




師と戦って勝てるという保障はまずない。
そして、真実を素直に受け入れられるココロが自分にはあるとは今は思えない。



「戎・・・僕はどうすればいいんだ?」

水鏡は、かすれる声で今やこの世にいない戎にたずねた。








コンコン






水鏡の体がびくっと反応した。
そして、体制はそのままで目を玄関のほうに向けた。

「・・・誰だ?こんな遅くに・・・。」



時計はすでに11時を指していた。
こんな夜ふけに、無礼なヤツだなと思いながら水鏡は玄関へ向かった。





ガチャ






「はい、どなた・・・って。」


「へへ、ハロウです♪♪」

来客は、水鏡の恋人の だった。
顔を満天の笑顔にさせ、手をぴこぴこ振っていた。



「・・・ともかく入れ、此処で話すと迷惑になるからな。」

水鏡は、を部屋に招きいれた。





パタン


「いや〜、全くええ家に住んでますね〜。」

は、部屋に入るやいなや辺りをキョロキョロ見渡した。



「何時だと思ってるんだ?」

水鏡は、冷蔵庫に入っていたミネラルウォーターを の前にだした。



「・・・11時。」

は、時計を見た。



「・・・さて問題です。11時はどんな時間ですか。」

「・・・ポッキーの時間です♪♪」

「・・・やれやれ。」

水鏡は、ため息をついた。
は、ぐびぐびと水を飲み始めた。











キュ




はキャップを固く閉めると水鏡を真剣な目つきで見た。

「凍季矢先輩、生きて帰ってきてくださると約束してくれますか?」

「えっ・・・。」

突然、水鏡自身悩んでいることを突かれたので水鏡はビックリした。
それに、 は封印の地でのことは知らない。

ということは、この三日間、森との最終決戦も知らない。



「どうしてそんなことを突然言うんだ?」

「・・・何か大きなものへ行きそうな感じがしたからです。
先輩だけでなく、風子も薫も。」

はゆっくり丁寧にしゃべった。



「先輩!お願い、約束してください!
生きて、絶対生きて帰ってくるって!」



「・・・僕は、そんな約束はできない。」

水鏡は、悲しそうな顔をした。



「相手は、僕の大切な人であり姉の仇なんだ。
僕は、相打ちになってもかまわないと思っている。
それに、僕は帰ってこれるとしても、「独り」だ。


帰ってきて迎えてくれる「居場所」なんて・・・。」

「それは違います。」










は涙をいっぱいにためて水鏡を見た。

「どうして傍に私がいることに気づかないんですか?

どうして「仲間」が傍にいることに気がつかないんですか?

凍季矢先輩には、沢山の居場所があります。

気づいてください、貴方を支えている包み込んでいるヒトに。」

「・・・でも僕は・・・。」

「それでも満足しないなら・・・。」




「私がいます。私が先輩の帰りを待っています、迎え人になります。
私が凍季矢先輩の「居場所」になります
先輩が安心していつまでも笑ってられる「居場所」になります。

それじゃあ、ダメですか?」









ギュッ




水鏡は無言で を強く抱きしめた。
がこの腕から消えないように、 がいることをたしかめるために、より一層強く。

「と、凍季矢先輩!!お、怒ったですか?生意気なことを言って(滝汗)」































君は、僕が一番欲しかった「言葉」をくれるんだね

僕は本当は羨ましかったんだ。

烈火たちはそれぞれの「居場所」があるから。

でも、僕には其れは無い。

迎えてくれる家族も、暖かい笑顔も、幸せな家庭も




でも、でも!言ってほしかったんだ!

「生きて帰ってきてほしい」 と・・・


















「・・・ 。ありがとう。」

水鏡は、その日涙をいくつもこぼした。





姉の死んだ日は、憎しみと悲しみの涙―――

その日は、感謝と愛しい涙―――






「・・・約束するよ。生きて帰ってくると・・・。」

「本当ですか!?」

「ああ、本当だ。」

は、水鏡の頬を伝う涙を拭いた。
そして、水鏡を安心させるように再度また言った。



「・・・生きて帰って来てください。待ってますから。帰るまでずっと・・・。」

「・・・ああ。」





















秋雨鏡子ちゃん様へ  相互リンク記念ドリーム 水鏡凍季矢  「居場所」
こんにちは、鏡子ちゃん。このたびは、このようなヘタレサイトに相互リンクしてくださって本当に
ありがとね。みーちゃんむずいっ!ごめん、これが限度(滝汗)
気に入らなかったら、煮るなり、睨むなり、ヤキ入れてくださいっっっっ!!
設定は、年下ヒロインです。


雨:ふっふっふ・・・はっはっは・・・。
水:「ウチはもう、死んだ。これから逝くから皆さんさようなら」だそうです。
今回は、このようなヘタレドリーム押し付けて悪いな。まあ、少しでも文力があればいいんだが・・・。
これからもよろしくしてやって。