小さな誤解は
たまに大きな誤解を招くことだってあるんだよ
『 大きな誤解 』
「〜♪」
「やけに、機嫌がバカにいいじゃん、 慎粋 。
何かいいことでもあった?」
鼻歌をしながら部屋を歩いている 慎粋 を見て
部屋の同僚である 葵 が声をかけた。
「うん。今日ね〜、部活で必殺技のサーブがついにできるようになったんちゃ♪」
「へ〜、そりゃ、よかったね〜。」
「 葵 はどう?ハンドボール」
「もう、絶好、絶好、絶校長だよ。」(シャレ)
ヒュルルル・・・・
「あっはっはっはっは」
葵 は自分のシャレにうけていた。
しかも、一人で。 慎粋 は物の見事に固まっていた(笑)
ピリリリリ
慎粋 の携帯が鳴った。
「はい、もしもし。」
「「 慎粋 ?俺様。」」
「 慎粋 〜。誰から?」
「あー、間違え電話みたい。」
「「オイ!!俺だ!! 雨風 慎粋 の彼氏の三上亮だ!!」」
「おー、亮クンだったのか。コレは失礼。」
「「てめーわざとだろ(怒)」」
「・・・(汗)と、ところで何か用事?」
「「あ、そうそう。俺の部屋にな、ラケットがあるんだ。それ、やっぱお前のだろ?」」
「ラケット?私持って帰っ・・・・・・・・・・・・・・」
回想する 慎粋 。
およそ、3時間前・・・。
「ごめんね、本当!」
「別にいいぜ。また分からなくなったら教えてやるよ。」
「亮・・・(尊敬のまなざし)」
「でも、一回につき、ヤるからな(デビスマ)」
「・・・今度から渋沢に教えてもらうことにする。」
「ま、待て。冗談に決まってんだろ?オイ、 慎粋 !!」
勉強を教えてもらうため、三上の部屋に来てラケットを持たずに
自分の部屋に帰っていったのだ。
「「どうした?」」
「・・・うん。それ、私の。」
「「届けに行ってやろうか?」」
「そんな、悪いよ。取りに行くから待ってって!」
ピッ
「ごめん、 葵葵。今から、亮んとこ行って来る!すぐ帰るから!」
そういうと 慎粋 は部屋から出て行った。
「うう・・・。は〜。やっぱ夜は寒いや。」
空を見上げた。自分の吐いた息が白くなるのが見えた。
それが晴れたら、空一杯に星が散っていた。
それは、とても幻想的だった。
まるで、宝石箱からたくさんの宝石がこぼれているようで・・・。
そういうことを思っていたら、もう男子寮に着いていた。
「さてと・・・。こっからどう亮んとこ行こうか・・・。
流石に大浴場はマズいよね。今、入ってそうだし・・・。」
「アレ? 慎粋 先輩?」
慎粋 が男子寮にどう侵入するか考えているとき、藤代が 慎粋 に声をかけた。
「あ、藤代・・・。」
「どうしてこんなとこにいるんですか?」
「☆」(ひらめき)
「藤代!」
「な、なんですか?!」
「な〜んだ。そうならそうと言ってくださいよ。」
「バ、バカ!大きい声出しちゃバレるやろ!」
慎粋 は藤代に訳を話して窓から入れてもらったのだ。
「俺キャプテンに用があるから一緒に行きましょうよ。」
「うん、ええよ。」
さてさてそのころ三上は・・・
「遅い!」
普段は5分ぐらいで来る 慎粋 がもう10分たってもこないのである。三上はご立腹であった。
「そう、言うな。もう来てるかもしれんだろ。」
怒る三上を宥める渋沢。
チッチッチッチ
「ちょっと出てくる。」
待つのが嫌になった三上はそう言って部屋を出た。
(だいたいここまで来るのに10分以上掛かるか、普通!?
アイツもしかして、迷子になってんじゃーねーだろうな)
ちょうど同じころ・・・
「っつ。」
「ど、どうしたんすか!? 慎粋 先輩!?」
「目にゴミが入ったみたい・・・。」
そういうと 慎粋 は目をごしごし擦った。
「 慎粋 先輩!擦ったら目にバイキンが入りますよ。ちょっと動かないで下さい。」
そういうと藤代は 慎粋 のあごを動かないように固定した。そして、 慎粋 に顔を近づけた。
慎粋 の目は擦ったせいで赤くなっていた。
その姿は後ろからも前からも見るとキスをしているように見えた。
横から見ると実は違うのだ。
「!?」
(バ、なんでこんな公共の場((廊下))でキスしてるヤツがいんだよ・・・ってオイ!あれは!!)
「ん、ありがと。藤代。けど、恥ずかしかった〜。」
「こんなところ三上先輩に見られたらまず殺されるるだろうな〜って・・・・・・・・・・・・・・(汗)」
そこには本人である三上が立っていたのだ。
「どうりで遅いと思ったら・・・。お前らいつからそんな関係だったんだ?」
「ちょ、一体何のこと?」
「とぼけんじゃねーよ。さっきココで堂々とキスしてたくせに。
俺という男がいながら、この尻軽女!!」
「ちょ、誰が尻軽よ!!第一キスなんかしてない!誤解!ちゃんと話し聞いて!」
「話しなんてすることなんてねーよ!藤代とどっかいっちまえ!もう、お前の顔すら見たくねー!」
「・・・そう」
普通なら言い返す 慎粋 だが今回は何も言い返さず走ってその場を去った。
「ケッ。・・・なんだバカ代。お前まだここにいたのか。お前も早くアイツと一緒にどっか行けよ。」
「三上先輩!! 慎粋 先輩になんてヒドイこと言ったんですか!?本当は―――」
「!?」
ドボン
「亮のバカタレ、タレ目、変態、悪魔。」
「誰かバカタレ、タレ目、変態、悪魔だって?」
慎粋 が三上の悪口を言うとそのまま返ってきた。そこには本人である三上がいた。
三上の息が荒かった、それに汗をうっすらかいていた。
慎粋 のいそうなところをあちこち探し回っていたのだろう。
「亮!?・・・ど・・して。」
「・・・。」
慎粋 の目は、泣いた所為で真っ赤だった。
三上は、無言で 慎粋を抱きしめた。
謝罪と愛しい気持ちをこめて・・・。
「訳は藤代から聞いた。勝手に決めつけて、ひでぇこと言って・・・。・・・ごめん。」
三上は、自分なりの精一杯の謝罪をした。
「亮・・・。」
慎粋 は三上の背中に手を回した。
二人は夜の星が見守る中そのまま唇を交わした。
相互記念ドリーム 斎藤 兵太様へ
三上ドリーム ほのぼの(?) 「大きな誤解」
こんばんは、兵太様。
大変ながらくお待たせしました。
すみません、私が書くとこんなかんじになってしまうのです(しくしく)
ヤキモチのろん受け付けます。
これからもどうぞこんな 雨風をよろしくお願いします。
コメント
雨:誤解しやすく自分からことを大きくする三上先輩・・・
三:俺はここまでバカじゃねーよ(怒)
雨:いや、そうかもしれんけどさ〜。なんか、これ書きやすかったりする。
三:のわりにはヘタレだな、オイ。
雨:それは、しかたがないんよ(えっへん)
三:いばるなよ、ほめてもねーし。
雨:はう(泣)
三:相互リンクしてやってくれてありがとな。これからもよろしくな。