「お父さん、お母さん」









―あ・・・。またこの夢だ・・・。―






「死なないで・・・。私を置いていかないで。」







すべてが嘘なら、夢ならいいと思った

毛皮を剥ぎ取られるときの鮮血も

苦痛に狂った人々の悲鳴も

焼け焦げる匂いも

悪夢のような光景も










アイツらの高らかな笑い声も






―――――すべてが夢であってほしかった―――――





















『 半宵の銀 』





































「うわあああああああああああああああああああああああああ。」

!?」

突然悲鳴をあげた女は、駆け寄った男によって正気に戻された。





「・・・クラピカ・・・。」

「大丈夫か?すごく、うなされていたぞ。」

クラピカと名乗る男は と言う名の女にタオルを手渡した。



「また・・・夢を見たの・・・。」

「・・・そうか。」

ベッドから起き上がった はクラピカに言った。












は、世界七大美色のひとつといわれている
「蒼銀の絹」をもつバイル族という種族だった。
バイル族は、5年前A級の幻想旅団によって狩られたのだ。







すべて、毛皮を剥がされて・・・。






はそんな種族のたった一人の生き残りであった。
しかし、 は人間とバイル族のハーフなので正当な生き残りとはいえなかった。

皆を守れなかったのは、自分が弱かったせいと自分自身に言い聞かせ、
幻影旅団に一族の復讐を誓った。

そのとき、クラピカという男に出会ったのだ。










彼もまた世界七大美色のひとつといわれた

「緋の目」をもつクルタ族という種族だった。
しかも、 と同じように幻影旅団によって狩られたのであった。



一人よりも二人でなら復讐がなしとげられると思い、同盟を結んだのだ。
そして数年後、一緒に修行を積んだ とクラピカはお互いを好きになり、
恋人同士という仲になった。

現在では、婚約者まで発展したのだ。

















。」

まだ夢に苦しんでいる を優しく抱きしめた。

「クラピカ・・・。」

はクラピカの服にしっかりしがみついた。
まるで、怖い夢をみた子供のように。




。君だけは、ぜったい守るから・・・。だから・・・、もう泣くな・・・。」

「・・・うん・・・。」





















この優しさは嘘ではない

このぬくもりは二度と消えることはない

この想いは何が起ころうと変わらない




















「「次はクジラ島」」

船内に元気の良い船長の声が流れた。



「ハンター試験はどこであるんだろう。」

「私も初めてだから分からない。顔洗ってきなよ、目が真っ赤だ。」

「あ、そっか。」




ゴシゴシ



「行ってくる♪」

「目を擦りすぎるとバイキンが入るぞ(汗)」

「平気、平気♪」

船はまた走り出した。
ハンター試験を受けるために・・・。








コメント
雨:はい、「HUNTER X HUNTER」の連載ドリームの「半宵の銀」です。
  これは、けっこう前々から考えていたんですよね。
  烈火もそうですけど、連載物はけっこう好きなんですv
  話しがめちゃくちゃですけど(駄目じゃん!)
  分からなかったら、掲示板でもメールでもお知らせください。