人魚の泪ってどぅして赤いんだろう

ふと、疑問に思ったこと
























『 M T I R 』































ギィィィィイ


「ただいま〜、卑弥呼!!」

が卑弥呼と待ち合わせている部屋まで行き、ドアを開けて部屋の中に入った。



「おかえり、 。」

卑弥呼は、部屋の半分はゆうにとっているだろう、黄色い大きなソファに座っていた。
デパートなどに売っている庶民でも買えるソファではなく、
黄色い革からして高級品に見える。
高級品といえばソファだけじゃない、カーペットやら部屋の飾り・・・
とにかく部屋中が高級品に囲まれている。
はやっぱり金持ちは一味違うなと思った。
手前にある長机には、「M T I R」の入った箱が置かれてあった。




「ん〜〜、疲れたっ。」

はソファに、全体重を置いた。
ソファは、 の家にあるヤツとは違いフカフカして気持ちがよかった。



「お疲れ様。ほら。」

卑弥呼はそんな を微笑し、長机に置いてあったコップ一杯の水を に差し出した。



「お、ありがとうVvいただきまーす!」

卑弥呼の心優しい気遣いに感謝し、 は一気に水を飲み干した。






「ねぇ。」



「ん?」

「どうだったのよ。」

卑弥呼が足を組んで の方を見た。




「え?何が??」

いきなり意味の分からないことを言われたので は何がどうだったのか分からなかった。



「Get Backersよ。さっき戦ったんでしょ?」

卑弥呼は、ため息交じりでそう言った。



「あ、うん。戦ったよ。」

って相変わらずユルいわね・・・。」

卑弥呼は苦笑いした。



「あははは(汗)」

「で?どうだった?」

「たしかに卑弥呼が言うとおりやりにくかったよ。でも。」

「でも?」








「想像していたほど強くなかったな。」

は、ちょっと残念そうに言った。

「えっ・・・?」






「もう片付けたよ。そのGet Backersってヤツら。」

は、立ち上がって背伸びをした。



「片付けたって・・・。」

卑弥呼は信じられない顔をして を見た。

「も、もしかして信じられない??あ〜、記念撮影でもしとけばよかったかね????」

は、あわてた。



「い、いや が信じられないってわけじゃなくて、アイツらがそんなにあっさり片付けられるのが
 意外にあっけないなって思ってさ。」







「大丈夫ですよ、レディ・ポイズン」

辺りに、テノールの声が響いた。






「「え?」」

と卑弥呼は声がハモってそこ声の主を見た。




「美堂くんは分かりませんが、銀次くんの方は私がこの目ではっきり見ました。」

声の主は、赤屍だった。



「ま、でも彼らは意外にしぶといですから、油断は禁物ですよ。」

赤屍が言い終わるとドアを静かに「パタン」と閉めた。



「たしかに赤屍の言うとおりね。」

卑弥呼がニヤリと笑った。



「そんなにしぶといの?」

が信じられず卑弥呼に聞いた。



「ええ、でもそのときは私たちのコンビネーションの見せてやりましょ。」

「じゃね。久しぶりの仕事なんだし、負けないわよ!」

「クスクスクス。」

その二人の姿を見て赤屍はニコニコと笑った。



「な、何よう。笑わないでよ・・・」

は、恥ずかしそうに赤屍を睨んだ。



「いえいえ、心強いと思いまして。それに、レディ・ポイズンがとても嬉しそうなんで。」

赤屍は、 から卑弥呼に視線を変えた。




「・・・どういう意味よ・・・。」

卑弥呼は、ギロリと赤屍を睨んだ。





「いえ。」

赤屍は、黒い深い帽子を深く被った。



「でも、仕事の邪魔だけはしないでくださいね。」

そういうと赤屍は壁に体重をかけた。





「そういえばさ、これからどうすればいいの?ずっとコレを見張ってないといけないの?」

は、「M T I R」を指差した。



「時間交代で守っていくんですよ。」

赤屍はチラリと卑弥呼を見た。




「ええ、3時間交代で最初に赤屍、次に私、そして っていうかんじでいくわ。」

「じゃぁ、そのときに見張ってない人はどうすればいいの?」

「蛮たちがいるかいないかの見回りをしながらブラブラしていていいわよ。」

「了解。」





「なら、最初は私が見張りですね。」

赤屍が壁から体を離した。



「なら、あと3時間後にね。行きましょ、 。」

卑弥呼は、そう赤屍に言うと の腕をとった。



「うん、それじゃぁね。」

「もし――」





は軽く赤屍にあいさつし、自分も部屋を後にしようとしたときに赤屍に声をかけられた。

「え?」

「もし、美堂くんが来たら気をつけてください。」

「美堂・・・くん?」

「金髪の相棒のほうですよ。」

「・・・あ、ああ。彼に気をつけろって?」





「アイツは、“邪眼”を使うのよ。」

卑弥呼が言った。




「くわしくは、レディ・ポイズンにでも聞いて下さい。では、また後で。」

赤屍はニコっと笑い を見た。



「う、うん。」

そういうと と卑弥呼は部屋をあとにした。















「ねぇ、“邪眼”って何?」

は卑弥呼と肩を並べ歩いた。



「一分間の「悪夢(ゆめ)」よ。美堂 蛮の切り札よ
24時間以内に3回そして同じ人に2度は使えないの。
 もしこの禁を破ると命にかかわるって言ってたからね。」

「へぇ〜。どんな悪夢(ゆめ)見せるの?お化けとか?」

「う〜ん、決まった悪夢(ゆめ)はないわ。でも、油断しちゃダメだからね。」

「うん、分かった。」









いつの間にか二人は甲板に出ていた。
海特有の潮の香りが と卑弥呼の鼻をくすぐった。

「あ、そういえばさ !」

「ん?」

「夜7時ぐらいからダンスパーティがあるらしいの。」

「え?ダンスパーティ!?」

「もし、蛮達が「M T I R」を奪還するとしたらそのときっぽいかんじがするの。」

「灯台下暗しってヤツだね。」

「で、私たちもそれに紛れようと思うの。」

「木の葉は森で隠せってヤツだね!」

「さっきと何か違うことない?」

「・・・そんなことないよ〜♪」

「ま、まぁいいわ。っということで私たちもダンスパーティに参加するからね。」

「うん!!」

・・・遊びに行くんじゃないのよ、そこんとこしっかりしてよね。」

「だ、だってせっかくのダンスパーティだから、つい(汗)」

「・・・早く片付けて楽しみましょうね。」

「そうだね、早く夜にならないかな!」

「クス ならさっそく見回りに行きましょ。」

「うん!」






コメント
雨:うわ・・・なんじゃこりゃ
卑:テストの方もじゃない?
雨:卑弥呼さん、しーしーーー!!!!
卑:だって本当のことでしょ?
  アンタ、進級できんの?
雨:うぐ・・・たしかにさ、英Tが○○はヤバいよ?でも・・・大丈夫さ!気は持ちようだって言うし
卑:火炎香と退化香どっちがいい?
雨:・・・退化ってチャーリーじゃあるまいし(汗)