波は静か

鼓動は高鳴る

焼き付ける 身体

絡みつく 視線

そして髪を弄び

激しい口付け

愛を注ぐ



それは、儚き夢を胸に抱く




人魚の夢

















『 M T I R 』
















むかし、むかしあるところに「人魚」がいました。


人魚は、16歳になると海上へ出ることが許されます。

人魚でいう16歳は「子供」から「大人」になる境界だったのです。

そしてその「人魚」は、年上の人魚たちから「外」の美しさ毎日のように聞き出し、

自分も早く16歳になりたいと思っていました。



そして、月日は流れついにその「人魚」も16歳になりました。

一目散に海上を目差してぐんぐん登っていきました。








「・・・何、この絵本?」

絵本を読んでいた女は、絵本をパタンと閉じ、対面にいる人間を睨んだ。
部屋は、蝋燭が何本かしかなかったので薄暗かった。
その所為か、女の睨む顔が一層怖く見える。
しかし、対面にいた人間はそれに動じることなく会話を続けた。




「まあ、退屈でしょうがいちを最後まで見てください。

依頼はそれからでいいでしょう?何でも屋の さん?」

返ってきた声は、男の声。
更に詳しく言うと、50代〜60代ぐらいの
大きな会社の一つや二つを抱えているような
社長の声。



「・・・そうね、分かったわ。」

何でも屋の と呼ばれた女は、再び絵本を開いた。






「外」は、年上の人魚たちに聞いたのより、とても美しかった。

「人魚」は時間のたつのを忘れ、夢中に遊んでいました。



そこへ・・・人間の男と出会いました。

「人魚」は、生まれて初めて人間を見ました。







「・・・これって人魚姫じゃないの?」

は、再び絵本を閉じ、男を睨んだ。



「たしかに・・・此処らへんはそうです・・・しかし・・・最後を見てください。」

男は、早く見てくれんと言うように最後のページをめくり、その行を指差した。















「人魚」は騙されたのです

愛していた人間の男は、「人魚」を高額の金額で売り飛ばしその場にはいません。

「人魚」は、悔しい悲しい中で死んでしまいました。

緋色の「涙」を流して――――――








「読んだわ。」

は、絵本を丁寧に閉じ、男に返却した。



「ありがとうございます。さて、依頼ですけど・・・。
さん、貴女「ピンクダイヤ」って知っていますか?」




「いいえ、知らないわ。」

「なら、お教えいたしましょう。「ピンクダイヤ」とは、この本で出てきた「人魚の涙」のことなんです。
中世ヨーロッパ時代に、このダイヤは姿を現したのです。
これが・・・そのダイヤです。」

男は机の上に、一つの古ぼけた写真を に差し出した。
は、其れを取り「ヒュ〜」っと口笛を鳴らした。



「結構綺麗ね。」

「そうでしょう?」

男は、 の反応に満足したらしく笑顔で頷いた。




「しかし、このダイヤは・・・、持ち主に死をもたらすという「「死神の鎌」」なのです。」
男が重々しそうにしゃべった。
「死神の・・・鎌?」

「はい、その美しい姿で人々を魅了させ、狂わすのです。
 ピンクダイヤの持ち主は、必ず何かで死んでいます。」



「・・・つまり、私にピンクダイヤをどこかしらから盗んでこいと?」

話しが、同じことを言われているような気がした は、仕事の話に入った。




「いえ、そうではなくて。この「ピンクダイヤ」をある場所まで運んでほしいのです。」

「ってことは、運び屋ってことね」

「よろしいでしょうか?かなり危険な物なので報酬は弾みます。」

「ええ、いいわよ。運び屋の人たちはいないの?」


「いえ、二人ほど雇ってます。
レディ・ポイズンにドクタージャッカルを。」

「(卑弥呼と赤屍か・・・こりゃ、なんか一騒動ありそう・・・。)」




さん?どうかしましたか?」

「あ、いえなんでも。」

「では、明日××港の427番倉庫に7時に集合でいいですか?」

「ええ。」

「では、また明日。」

「まいど。」







さて此処は依頼人の男の車の中―――

「よろしいのですか?あのような輩に頼んでも。」

執事らしき男が、依頼人の男に高そうなワインの入ったグラスを差し出した。



「かまわん、それにあの娘は腕が非常に立つのだと、有名なのだよ。」

依頼人の男は一口コクっとワインを飲んだ。



「・・・それだといいのですが・・・。」











何でも屋 
東洋の魔術(陰陽師)と西洋の魔術を組み合わせた
宵爛軒藷法(しょうらんけんしょほう)使いの末裔
何でも屋っということで仲介人や依頼の内容で「奪還屋」になったり「運び屋」になったりする
腕は非常に立ち、この業界では少し名が広まっている。






「さってと、久しぶりの仕事だし、今日はもう寝るか。」

は、ん〜っと背筋を伸ばし、ベッドに潜りこんだ。







コメント

雨:久しぶりUP!っていうか、GB初ドリ!
蛮:俺がいねーってことはどーゆーことだよ、ああ!?
雨:つ、次出すから怒んないでよー
銀: ちゃん可愛いな〜!!ねっ、 ちゃんと俺ラヴラヴにしてね!
雨:うん、がんばって書いてみるよ。
蛮:オイ、銀次コレは俺の夢だぞ!!(バシッ)
銀:痛いよ、蛮ちゃん(タレる)
蛮:っつーか、お前がはっきり書かねェのが悪ぃ(ギラリ)
雨:そ、そんな(Σ ̄□ ̄;) だってまだ最初じゃん
蛮:・・・邪眼くらいてーか(怒)