昨日の仕事の終わりに憎き敵赤屍に
トレビア並の話しを訊かされた。



「明日私の誕生日なんです。
きっと さんのコトですから私にプレゼント買っていると思います。
なので、照れなくてもいいのでプレゼントを下さいね。」
























『 私に薔薇を 』






























ジリリリリリリリリリ



バチン

けたましく鳴り響く目覚し時計を は無意識のうちに叩き押した。
時計は静かな秒針の音色に切り替えた。

まだ眠たい瞳を無理矢理抉じ開けた。
視界に入るのは、日の優しい光りと目覚し時計の9時という時刻。

湧き上がる口の広がりと躰の背伸び、 は覚醒した。

「うーーー・・・9時か・・・。
ふわぁぁぁぁぁ。」




床の冷たいフローリングが暖かい足にひんやりとつたう。
ブルっと躰を震わせ台所へ凍える足を進めた。

やかんに水を入れガスコンロに火を点した。
やかんが沸くまで部屋で待っていようと思った。

部屋に入ろうとしたときに
電話が赤く点滅していたのに気づいた。

どうも留守電のようだった。



「留守電着てたんだ。
あの後寝ちゃったからなぁ。」

は昨日のことを思い出し息を吐いた。
思い出せば思い出すほど昨日の仕事は の脳を沸騰させた。



昨日の仕事は報酬が高いので はとても張り切った。
しかし、行ってみるとそこは の天敵の赤屍の姿。
を見るといなや赤屍は、


さんと私はやっぱり赤い糸で結ばれているんですね。」


「私とあなたが結ばれるのは運命ですよ。」


さんたまにはミニスカぐらい履いてください。」

などという爆弾発言且つセクハラ発言連発。
おまけに最後は



「明日私の誕生日なんです。
きっと さんのコトですから私にプレゼント買っていると思うんですよ。
なので、照れなくてもいいのでプレゼントを下さいね。」



初めて仕事で逢った時は普通(?)だったのだが、
2回目逢ったときはこの様だ(げんなり)

ピーっというやかんの沸騰の声と共に
は現実に覚醒した。



「し、しまった・・・つ、つい逃避してしまったわ。
気を取り直して伝言訊きましょうか。」

ストレートティーを淹れは赤く点滅したボタンを押しベッドに座った。




《伝言登録10件》


「依頼だろうなぁ・・・。
10件なんてやってられないっつーの。」

機械から発している登録数を訊き はウンザリした。
の言葉が訊こえていても機械は伝言を伝えるために続けた。


《1件》


《ピー》


10件も依頼の内容を訊くと考えるとせっかくの休暇が台無しだ。
しかし、訊かなくては生きてはゆけない。
そんな葛藤をしつつ自然と溜息は出た。



「今日ぐらいはゆっくり休みたいわ。
どーし



おはようございます。 さん。》


「(
ブーーーーーーーーーーーーーーーー)」

は紅茶を思い切りふいた。
躰はぎこちなくガクガクと震え、
目は閉じ、コレは幻聴だと自分に言い聞かせた。



《昨日は仕事お疲れ様でした。》

幻聴ではなく、現実だった。


さんとのスリリングなひとときを過せまして私は
楽しかったです。それでです》


ブチ


停止のボタンを強く押した。



「な、何よ!!!!!!?あの男!!?」

あの男とはもう云わなくても分かるだろうが赤屍だ。



《2件》


《ピー》


「・・・ま、全く、アンタの相手してる程私は暇してないっつーの。」

さん、あなたは騙されています。》


・・・はい?


《日本の政府は国民を洗脳しているんですよ。》


・・・はぁ?
コイツマジ頭大丈夫か?


《11月23日は勤労感謝の日じゃないんですよ。
私の誕生》


ブチ


停止のボタンを強く押した。

「アンタの誕生日より勤労感謝の方が大事だっつーの!!!
日々の私の仕事を自分自身で感謝する日なのよ!!!!」

「それって虚しくありませんか?」

「わるかったわね!!!
どうせまだロン、リー・・・」

訊き覚えのある声が耳に入り
は恐る恐る後ろを振り返った。



「おはようございます、 さん。」

そこには今日も笑顔100%の赤屍の姿。



「・・・何でアンタが此処にいるワケ?
鍵は!!?」

「あぁ・・・あの私と さんを逢わせないようにした邪魔モノですか?」

(邪魔もの扱いすんなよ。)

「もちろんにしてやりましたよ。」

「(マジですか?)」



がそんなコトを考えていると同時に
赤屍は の全身を舐めるように見た。

「それにしても色気のない下着ですねぇ。
ランジェリーとか紐パンとか履けないんですか?」

「着るか阿呆変態助平!!!!(///)」

赤屍のセクハラ発言に対して が顔を真っ赤にさせて怒鳴った。



「私としては、色は黒がそそるんですけどねぇ。」

「シカトすんなよ。」

「やっぱり紐パンはとけるからイイんですよね。」

「・・・何ノ話シデスカ?」



















赤屍はテーブルに腰掛けてその向かい側に が腰掛ける形となった。
赤屍は相変わらずニコニコと笑い、 は相変わらず怒気を発していた。
棘のような鋭い声で が声を上げた。



「で?何の用よ。」

「もちろん さんに逢いに。」

「はいさよならー。」

「照れるコトありませんよ。」

「照れるワケないでしょ!!?
第一アンタが此処に来ることさえ知らなかったのよ!!?」

「留守番電話に伝言を残したんですけど、訊いていらっしゃってないんですか?」

「へ?」





















《10件》


《ピー》


《プレゼントは買わなくて結構ですよ。》


「無駄使いはしてほしくないんですよ。」

(ってか買ってすらないよ。)



《っということで、今日そちらに伺いに行くのでよろしくお願いします。》

「ね?」

満足したように赤屍が微笑んだ。
コレで納得する ではない。



「ね? じゃないわよ!!!
全部アンタからの留守電じゃない!!!
ってか最後に用件云うなんてサギよ!!!!」

10件中10件全部赤屍からのものだったのだ。
依頼の話しなんて微塵もなかった。
しかも、内容は赤屍の世間話しからセクハラ発言まで。
これでは、流石の もご立腹中のご立腹だ。

「私と逢えない間 さんが淋しがると思い、つい。」

「淋しくないし。」

「っというコトで さんからの私のプレゼントは
今日一日ずっと一緒にいることです。
ね、もぅ淋しくないでしょ?」

「人の話し訊いてた?私は、淋しくないわよ。」

「またまた素直じゃないですね、アナタは。

はい、紅茶。」

赤屍はニッコリと笑い にストレートティーを差し出した。



「って人の家を勝手に荒らすな!!」

「お好きでしょう?ストレートティー?」

もう一度赤屍は微笑んだ。
ストレートティーは の大好物であるのだ。



(覚えてて・・・くれた・・・んだ・・・。)

こみ上げてくる嬉しいという気持ち。
体温が上がるのが分かる。
何でかわかんないけど赤屍だけには知られたくなかった。

は照れている顔を見られたくなくてそっぽを向いて
ぶっきらぼうに呟いた。

「・・・いいわ。
今日一日ぐらい一緒にいてあげる。」

ぶっきらぼうな言葉とは裏腹な態度。
もちろん赤屍は気づいていた。



「やっぱり さんは可愛いですね。」

そういうと赤屍は の顎を上げ己の唇に重ねた。
いきなりの出来事に はとっさに拒んだ。



「ちょ、・・・な、何するのよ!!!(///)」

更に真っ赤になった を見て赤屍は目を細めた。



「クス 貴女が可愛くて、つい。」

「・・・馬鹿っ(///)」

はそう云うと赤屍が淹れたストレートティーに唇をつけた。








神条 焔様 奥村 四季様
あけましておめでとうございます、そしてこんにちわ。
改装お疲れ様でした。
相変わらず素敵な絵と小説で羨ましい限りですv
相互記念の赤屍さん夢小説遅くなってすみませんでした。
しかも、赤屍さんが変態且つ妄想ストーカーちっく(滝汗)
苦情はコンビニ並に営業中です。
これからもよろしくお願いします。




○コメント○
『私に薔薇を』でした。
GBでは、ある意味初のギャグです。
赤屍氏が変態且つ妄想ストーカーちっく。
すみません、100%趣味です(ちゅどーん)
赤屍氏ファンの方本当にすみませんでした。
ヒロインが綺麗に流すのが素晴らしい(キランキラン)
最後が甘いです、砂最高です、万歳(萌え
私は本当はロイヤルミルクティーが好きなんです。
ストレートはどうも大人の味で(滝汗
そうです、私はまだガキ、チャイルドなんです(分かってるって