あー、俺って本当に苦労してるなあ。
アビスとカオスとガイアを強奪した処までは良かったんだけどよぉ………
ザフト軍の未知不明な新型ガンダム
アウルのステラへの悪態
それによるステラの暴走
………………………はあ、本当に参るぜ。
まあ、宇宙へ出られたからアウルの云う通り結果オーライってヤツだけどな。
「しかし、しつこいな。」
アビスが人工空に開けた穴から、ザフト軍の未知不明な新型ガンダム(インパルス)が追いかけてきている。
まあ、たしかに強奪して「さあ、どうぞ」っと素直に逃がしてくれる人はいるわけがない。
だからといって自ら捕まることや殺られるヘマはしない。
カオスの操縦桿を握る力が更に強まった。
「!!?」
其のとき、カオスのコックピットの画面に前方からのMS表示が現れた。
ザフトの未解のMSと白いMSではない。奴らはスティング達より後背にいる。
自分たちより前にいる筈がある筈がない。
どんどん近づいてくるMSの正体が分かり、スティングは息を呑んだ。
スティングはすぐにアウルに連絡をとった。(ステラは聴かないだろうし)
声は時間が進むにつれ大きく焦るものになった。
「オイ、アウル!!!」
「何、スティング?」
「アイツが来た!!!」
ア イ デ ン テ ィ テ ィ
「遅いんだけど。」
来たのは、自分たちと同じ地球軍、そしてブルーコスモス盟主の秘書、 。
何でコイツがこんな処に!!? スティングとアウルは同時にそう思った。
それもその筈だ。
は、盟主の秘書で有り常に盟主の傍に居て事務的な処理などを行ってきている。
(こういっては失礼だが)こんな小さな事に構っている暇など有る事態有り得ない。
しかし、彼女はたびたびネオが率いる艦に現れている。
最初は盟主の命令で現状把握と見ていたが、どうも違う。
作戦会議の参加をはじめ、射撃訓練、戦闘武道訓練、そしてMSシュミレーション。
今では、この艦にいるのが当たり前となった。
しかし、それはネオがいるからという色のついた噂も流れている。
まあ、あがなち嘘では無いだろうとクルーは口々に云っている。
そりゃあ公衆の目の前で色々とイチャつけば当たり前だ。
彼女に返答したのは、アウルだった。
「はあ?何でお前がいるんだよ?」
「お迎え」
「 、作戦には支障は無ぇのか?」
「時間は過ぎているけど大丈夫よ」
「ところでステラと通信不可なんだけど何で?」
「アウルがまたステラやりやがった。」
「また?ちょっと何かあったらどうするのよ。」
「いいじゃん、結果オーライってヤツだろ?」
「怪我……ないでしょうね?」
「無いから安心しろ。ただ暴走しているだけだから。」
「そう、ならいいわ。ちなみに、母艦近くにあるから。」
「お前に云われなくったって知ってるよ。」
「云ってあげたんじゃない、感謝の一つでもすれば?」
「はっ、何でお前なんかに感謝しなきゃいけないわけ?」
「そんな常識も分かんないわけ?」
「此の「アウル!!! も!!!」
「ちっ」「ふん」
「ったく、オイ早く行くぞ。」
「はいはい。」
目の前で艦に近づくアビス、カオスを見て は静かに息を吐いた。
ステラとはスティングたちに逢う前に逢った。
人の話しを聞かずに暴走していた。何回かしつこく話し掛けたら、応答はあったが会話は成立でき
なかった。何故かと思ったが、会話という会話は成立していない理由はこれで明白になった。
まあ、落ち着けば何とか安定するだろう。
すると、コックピットにネオからの交信がきた。
「相変わらず仲良くないねえ。」
「五月蝿いわねえ、いいでしょ、別に。」
「まあ、そりゃそうだ。」
「何かMS反応有るんだけど、ネオなら大丈夫だよね……?」
ネオが何か云っていたけど、 は無視して艦、ガーティ・ルーと通信を行った。
すぐに艦とは通じた。偉いおっさん(名前忘れた)の声は、ヒステリックチックになっていた。
「 !一体何の用だ!!」
「五月蝿いわねぇ、がならないでくれる?」
「……い、一体何の用だ?」
「アビス、カオス、ガイアの状況」
「………………………………………………は?」
「『は?』じゃないわよ、このクソジジイ。いーい?もう一度云うわよ。
アビス、カオス、ガイアの状況はどうなのよ?」
「………っ、三機とも無事帰還した。これで十分だろうが!!!!!」
「あ、そう。ならいいわ。」
『 敵の部隊がいる。数ではこっちが不利だ。来てくれ。』
「はいはーい。じゃあ、ばいばーい。」
ブチっ
「あの小娘、えらそうに命令しやがって!!!!」
「黙ってろ。」
「しかし……………………!」
ガーティ・ルーのクルーはこれ以上は何も云うことはなかった。
そんなことより、大事なのはガンダム強奪が成功する最初の作戦を成功させることだ。
しかし、大きな理由を話す者は誰も居なかった。
一方、ようやくカオスから降りたスティングは目の前の光景に唖然としていた。
「……こんな処に休憩場所あったっか?」
「いや、初めて見たよ。だけど、超ラッキーってかんじじゃん。」
スティングの目の前には、休憩用のソファーだった。
ステラとアウルはすでに疲労した身体を預け呼吸を整えていた。
このような良い手配、今まで一度も受けたことが無かった。
休むときは常に【揺り籠】と称した処だけ。二人は分からないが、スティングは別にどうでもいいことだった。
今回このようなことは、初めてで嬉しいというか、逆に不気味だった。
しかし、今はそういうことを考えられなかった。
疲労が思考を邪魔をして、其処まで考える余裕なんてなかった。
「そうだな。」
ちょうど同時刻に、ザフト軍のシンとレイの目の前に、漆黒の不気味なMSが訪れていた。
ガイアも黒い装飾だったが、違う。この漆黒のMSは、云うならば本当の暗闇の恐怖を表したような黒色だった。
言葉で現すなら、恐怖、死、絶望、などであろう。
攻撃はしてこないが、いるだけで冷たい感覚がレイとシンの間に流れた。
「漆黒の……ガンダム…?」
「新手か!!?」
「ちょろちょろと――――――――――――――――――――――――
型式番号:GAT−X10Z
機体名:ヘルンズガンダム
全高:18.03m
重量:71.5t
装備:エラー もしくは極秘
備考:その気味の悪い漆黒の容姿から――――――――――――――――――――――――――――――
【グラシアラボラス】(殺人)と呼ばれるようになった。
ウザいんだよ!!!!」
瞬時の動きで此処までの高速。其の動き、将に光。
気がついたらシンとレイのMSはふっ飛ばされていた。
「何だこの速さは!!?」
シンは驚きを露にした。
今日は本当に何て日だ。
襲撃が有れば、新型三機は奪われる、訓練ではやったことのなかった戦闘パターン、そして目の前にいるMS。
しかし、此処でへこたれてはザフト軍のエリートの赤服の名が廃る。
シンはに立ち向かっていった。
「相変わらずイイ動きするねえ。僕も負けてらんないね。」
と余裕をかましているが、強奪したアビス、ガイア、カオスの三機のパイロットたちは今や参戦に来ることは無理であろう、
そして相手はまだ未知数。此処でヘマをしてはこれからの作戦はパァである。
そして、先程から聴こえる奇妙な声。
声の音質からして男だろう。
別に幻聴が聴こえるわけではない。
兎に角、言葉では説明不可な現象が先程からネオを襲っている。
ネオは冷静な判断を下し、その場から離れた。
向こうはネオを追いかけようとしたが、によって不可能だった。
運がいいことに、ネオが撤退すると同時にザフト軍の艦からは撤退命令の信号弾が宇宙に放たれた。
「 撤退だ!!」
「五月蝿い!!!!!!アークエンジェル…………………………………………
『ねえ、敵の母艦何て名前なの?』
『知らない』
『アークザラット…?あ、アレはゲームの名前だ!』
『アークエンジェルだ、アークエンジジェル。』
『何かドミニオンに似てるよね!』
アイツ等……皆皆……………………………………………
『そう?』『知らねぇ』『ヴァカ?』
『馬鹿って何よ、クーロートー!!!』
「全部全部全部打ち落としてやる!!!」
「なら、あの三人も死んでもいいってことなのかな?」
ドクン
『彼らは誰?』
『ああ、彼らはコーディネイター級の人体強化の兵士よ。』
『名前……は?』
ア ノ 時 ノ 焦 ゲ ル 様 ナ 切 ナ ク 儚 イ 衝 動
『ロードさん、御願いがあるの。』
『なんだい?何でも云って御覧。君の御願いなら何でも聴いてあげるよ。』
『あのね、あたしね………………――――――――――――
ア ノ 時 ノ 泣 キ 出 シ タ ク ナ ル 様 ナ 横 溢 感
「チクショーーーーーーーーーーー!!!!!」
は力まかせにヘルンズの進行方向をガーティ・ルーに変えた。
コメント
あががヒロインと白梟(アウル)と仲良くないですね。
本当にアウル寄りになるんでしょうか…?(…)
しかも、Jrとラブっている回想シィンも有りますし(HAHAHA)
ヒロイン途中からブッ壊れてます。(ガタガタガタ)
ちょこっとだけ、レイとシン登場。機体はちょっと秘密が有るのですがお気づきになりましたでしょうか?