051008am


第5回
  wordを利用した 写真のグラデーションのかけ方」(1)

 写真にグラデーションをかける場合はWordの機能では出来ず、通常は画像処理のソフトを利用しなければなりません。しかし Wordにはオートシェーブで作成した図形に色の塗りつぶし機能があり、2色までのグラデーションの機能もあり、さらに 夫々の塗りつぶし色の透明化の設定まで出来る機能があります。
 ここでは これらの図形への塗りつぶし機能を使って対象になる写真のうえにマスクすることによって あたかも写真にグラデーションをかけたかのように編集することが出来ることを紹介します。
 
 
原画   左の写真にグラデーションマスクを重ねたもの
 
1.Wordを開いて写真を挿入

@
挿入した原画写真をクリックすると「図」の「ツールバー」が表示されます。
A
そのまま「ツールバー」の「テキストの折り返し」ボタンをクリックします。
B
表示されたメニューから「外周」をクリックする


2.オートシェーブから四角形を描

@
図形描画バーの「四角形」を選択クリックする
A
先に挿入した写真の高さに合わせ、また写真の右端を起点に幅左方向に全体の2/3(機関車のフェイスをはっきり見せるためその部分にグラデーションをかけないようにするため)ぐらいまで四角形を描画してマスクする
3.オートシェーブノ書式を設定する

@
先のオートシェーブの四角形のマスクの上で右クリックする
A
表示されたメニューから「オートシェーブの書式設定」を選択クリックする
4.マスク用の四角形の「塗りつぶし効果」を設定する1)

@
「オートシェーブの書式設定」が開く
A
「色」の右にある「」をクリック
B

表示されたメニューから「塗りつぶし効果」を選択
C
「OK」ボタンをクリック
5.マスク用の四角形の「塗りつぶし効果」を設定する(2)
@
「塗りつぶし効果」が表示される
A
「グラデーションタブ」を選択クリックする
B
2色を選択する
C
「色1」には右の「」をクリックして表示される色サンプルから白を選ぶ
D
「色2」には右の「」をクリックして表示される色サンプルから黒を選ぶ
E
「開始値」(この場合は「色1」で白の方)には「透過性」に「0%」をそのまま設定
F
「終了値」(この場合は「色2」で黒の方)には「透過性」に右のスライダーもしくは数値から「100%」(完全透明)を入力する
G
「グラデーションの種類」では「縦」を選択する
H
「バリエーション」では右が白、左が黒を選択する
I
「OK」ボタンをクリックする
6.マスク図形のオートシェーブの書式を完成する

@
再び「オートシェーブの書式設定」が開く
A
「色」のウインドウの右にある
」をクリックする
B
表示されたメニューから「線なし」を選択クリックする
C
「OK」ボタンをクリックする


7.2色(白と黒)の「塗りつぶし効果」のうち黒が透明化され原画がグラデーションがかかったように見える



@
2色(白と黒)の「塗りつぶし効果」のうち黒が透明化され原画はグラデーションかかったように見える


8.原画とマスクを「グループ化」する


@
原画とマスクは夫々上下に重なってはいるが動かすとバラバラになるので、夫々をクリックして選択しておく

A選択した画像の上で右クリックして表示されたメニューから、「グループ化」→「グループ化」を選択クリックすると、二つの画像はグループ化される

9.合成画像を「単独画像」として保存する(1)

前の第8.項で(原画とマスクを)重ねて合成した画像のままでは印刷が出来ない(マスクの透明部分が表現されない)ので、改めて単独画像ファイルとして保存する必要がある。

@
前項の第8項のword画面上の重ね合成した画像を右クリックしてコピーし、画像ソフト「ペイント」の画面に貼り付ける。


10.合成画像を「単独画像」として保存する(2)

@
「ペイント」の「ファイル」から「名前をつけて保存」を選択クリックして保存する。
A
プリントを必要とする資料には ここで保存した画像ファイルを挿入して作成する必要がある

作業を終了する
  
 
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